小布施駅ホームのカップ式自動販売機
a0003909_6501696.jpg明治の時代から自動販売機はひとが滞留する電車の待合所などに置かれるがよろしいとされているのですが、現代の駅のホームの多くには、自動販売機が置かれているのであります。
ホーム上の自動販売機をこれまで見てきた限りでは、それらは缶、ペットボトル、紙など、いずれも密閉容器にはいったものだったのです。

ホームで販売される飲料というものは、電車内に持ち込まれることが前提だろうから、混雑した車内にカップ入りコーヒーを持ち込むということは非常識も非常識。へたをすると、自動販売機を置いた側も設置責任が問われる可能性があります。さらに、最近のカップ式飲料は高級化していて、豆を挽いたり蒸らしたりなんかしていてなかなか出てこない。せわしい都会では、お金を入れて商品が出てくるまでに電車が一本いってしまうことも考えられるわけなのであります。

ところがここ、長野電鉄小布施駅のホーム上に一台だけ置かれているのは、カップ式の自動販売機。小布施のような静かな農村では、電車もそれほどこまないし、あせって乗る必要がない。ゆるやかな時の流れを感じるのであります。(ただし、次の電車はなかなかきませんが。)

小布施といえば、葛飾北斎ゆかりの地。栗やりんごなど農産物の宝庫。ここにきて、ゆるやかな時間を楽しむのは幸せのひとつとおもうのであります。
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by epole | 2008-04-02 06:50 | 景観と自販機


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