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バルーンフェスタ支援自動販売機
1月23日付け佐賀新聞によりますと、コカ・コーラウエストジャパンは23日、佐賀インターナショナルバルーンフェスタを支援する清涼飲料水自動販売機の第1号を、佐賀市役所東側駐車場など市内6カ所に同フェスタ組織委員会と協力して設置したとのことです。

設置された自動販売機は白地にバルーンのイラストを描き、空き缶入れには河川敷を飛び立つバルーンの写真を全面に印刷したもので、売上金の20%がバルーンフェスタの運営資金として寄付され、寄付金は1台あたり年間20~30万円を見込み、今後1年でさらに20台以上の設置を目指すとのこと。

目論見どおりいけば、年間500万円程度がバルーンフェスタの運営資金となる。これは同フェスタの運営資金7000万円の7%に当たるのだな。

各地で自動販売機の売り上げ益の一部を寄付する取り組みが進む。これらは新たな設置場所を開拓するためと、他の自動販売機との差別化のため行われているものであるが、限られた需要の中でのシェアを奪い合うだけだから、既存の自動販売機を圧迫することだろう。

今回の佐賀の例では自動販売機は公的施設に新設されるようだ。公的施設では土地利用料がものすごく安いから、寄付が容易にできる。これらの自動販売機がシェアを奪うことにより、既存の、民間の自動販売機の収益は落ちる。それはよいことなのかどうか。
自動販売機は知らないうちに全国に広がった。同様に、知らないうちに官公地に寄付金付きの自動販売機が並び、民間地の自動販売機が消えていくことがあるかもしれない。
by epole | 2008-02-01 06:17 | 地域貢献型自動販売機


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