百円玉と自動販売機と25セント貨(クォーター)
自動販売機がこれほど日本で普及を果たすについて、百円玉の果たしている役割は大きい。もしかしたら、自動販売機普及の最大の要因なのかもしれない。

自動販売機を利用するときまっさきに探すのは百円玉で、次に探すのが十円玉。そういえば、自動販売機の商品の価格設定の多くは、百円玉で買うのに適している。そういえば、平成元年(1989年)に消費税が導入されるまで、長く缶飲料の価格は百円でした。

100円の歴史をみてみると、古くは聖徳太子の百円券など紙幣での発行でありましたが、昭和32年(1957年)に、それまでの板垣退助の百円券(昭和28年発行)に代わって発行されると、それからはずっと硬貨。特に昭和42年(1967年)に現行の百円玉(白銅貨)が発行されて以来、現在に至るまで変更が行なわれていません。
金銭識別、返却部分に大きな変更を加える心配がない中で百円硬貨が大量に供給され、これに価格をあわせた商品が自動販売機に導入され、自動販売機は爆発的に普及してゆくのであります。

ところで米国でもっとも普及している硬貨は25セント貨(クォーター)であります。日本では百円硬貨がこれほど便利なのなら、米国でも1ドル硬貨を出してもいいのではないかと考えたのは私だけではないはず。でもしかし、米国での自動販売機の価格設定は、25セント貨が使いやすいような体系になっているのに違いない。

日本で変動相場制が導入されたのは昭和46年(1971年)。現在の百円玉が発行されるまで1ドルは360円の固定相場だった。
ということは、当時の25セントは90円。百円玉と25セント貨(クォーター)の価値は、当時は同等に近かったということなのだな。
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by epole | 2007-12-13 00:58 | 自販機による販売戦略


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