顔で年齢識別のたばこ自販機
11月10日付けで読売新聞が伝えるところによりますと、カメラによる顔認証の機能で成人かどうかを判別できるたばこ自動販売機を(株)フジタカが開発、12日からたばこ販売店向けに販売開始するとのことです。
カメラは購入者の年代を3秒程度で判別し、成人と判別されればそのままたばこを購入できる仕組みで、成人・未成年を判別できる確率は約9割。微妙な場合はさらに運転免許証を読み取り機に差し込むことが必要なのだそうです。

「成人顔識別システム」については、この春(株)オムロンが開発しており、それは0.2秒で約9割の精度で識別を行うというものでした。(株)フジタカの自動販売機のシステムはこの(株)オムロンの技術を導入したものと思われ、3秒という時間は屋外・屋内を問わず様々な環境下に置かれる自動販売機の特殊性から、識別に要する時間を長くとったものと考えられます。オムロンもフジタカも京都だから相談もしやすいのかもしれない。

オムロンの「成人顔識別システム」をきいたとき、私はブログに次のようなことを書いていました。
「自動販売機への応用については、厳しく年齢を認証する必要があるからこのシステムのみの導入は困難だと思います。身分証明書による認証システムをまず導入したうえで、さらに確実を期すためにこのシステムを導入するのだろうか。でも、そうするとすごい童顔の人は物が買えなくなるのだろうか。」
「お年寄りのお面をかぶるとどうなのかな。そういえば刑事コロンボにもそういうのがありました。いろんなお面で試してみたいな♪」
「対人販売のよいところは、機械でなく人と相対すること。自分を偽る自分を痛感するのだな。このような分野の自動化は、人間のよさを封じ込めてしまいそうだ。」

青少年にたばこや酒の販売をしないというのは、単に法律で定めているからではなく、販売者が彼らの健康を心配してのことだから。そう考えると、このような機械的な年齢認証装置による販売制限というのは、本質が抜け落ちているようでしかたないのだが、どうだろうか。

※もと記事:2007年11月10日付読売新聞:顔で年齢識別のたばこ自販機、京都のメーカーが開発
※コロンボ:影なき殺人者(COLUMBO AND THE MURDER OF A ROCK STAR)
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by epole | 2007-11-11 11:20 | たばこの自販機


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