遺産と近代の混在
a0003909_541499.jpg白川郷が合掌造りの里で世界遺産だといっても、すべての建築物が合掌造りの由緒あるものかというとそうではありません。

合掌造りの家が立ち並ぶど真ん中にあるのが「萩町多目的集会施設」。本当の建築年代はわかりませんが、いかにも昭和40年代の高度成長期に作られたものが時を経た感じで、時計もはめ込まれ、もともとはたぶん学校だったと思われます。2階のベランダの手すりなどはくねっているのが外から確認できる年代物です。
また、中心部からはすこし外れたところにはコンクリートの壁の色の変色してきた「JAひだ白川支店」があり、そこの店舗前にはコカ・コーラとキリンの各自動販売機がありました。

これら施設はいずれも疑似的でないのがよい。いまだったらたぶん合掌造りを模した、似て非なるまがいの建物を作ることだろう。それは逆に白川郷の世界遺産の風景を壊してしまいそうだ。
(京都駅前のあのへんてこな(大西良慶さんもおっしゃっていましたが。)京都タワーも、無理に街になじませなかったというところか。でも、それより今の京都駅はかんべんしてほしいなぁ。)

合掌造りといった遺産と、そこに暮らす人々を支えてきた近代の(その時点ではせいいっぱいだった)施設が混在しているのも大切なことのように感じました。
[PR]
by epole | 2007-11-08 05:04 | 飛騨高山の自動販売機


<< メディカフェでカップヌードル 世界遺産の中のコカ・コーラの自... >>