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高山の川と釣エサ自販機
高山の川と釣エサ自販機_a0003909_5361496.jpg高山の宮川は市内中心部をまっすぐに貫く。川に沿ってさほど広くはない道が延びる。この道の狭さが自動車の通行を妨げ、歩行者にとって歩きやすい環境を生み出している。毎朝「宮川の朝市」が開かれるのも宮川沿いのこの道である。(朝市部分は車両通行止めとなっている。)

陣屋前から中橋を渡り、川にそって鍛冶橋の先の宮川朝市へ向かう。
いきなり出あう昭和レトロな牛乳石鹸の暖簾を掲げる銭湯「中橋湯」。そのこじんまりとした間口は右側が男湯、左側が女湯で、その真ん中に青いサントリーの自動販売機が座っている。
この印象は、なんか変な感じで、自動販売機がなければけっこういい感じの銭湯なのだが、自動販売機がどーんと唐突に置かれているのはとてもインパクトがあって、強烈な印象なのだな。もしかしたら、「入口に自動販売機がある銭湯」といえば、あれだあれだってすぐに分かって、恋人たちの待ち合わせ場所になっているのかもしれない。そうだとすれば、よい置き方なのかなぁ。
風呂上りに一杯コーヒー牛乳ってのもよいのですが、残念ながらこの自動販売機で販売しているのは通常のサントリーの製品ばかりで、高山や銭湯に特化したものはない。
わたくしならここに高山手ぬぐいや高山石鹸の自動販売機を置くところなんだがな。(別に自動販売機でなくてもいいけど。でも、インパクトという点ではこの自動販売機にはかなわない。)

高山の川と釣エサ自販機_a0003909_5363033.jpg宮川の朝市はこれからが本番。高山市なんてそれほど大きな市ではないのに、どこからかおばちゃんたちがやってきて、屋台を張って、山のような野菜やらくだものやら味噌やら漬物やら梅干しやら餅やら花やらを売る。お客は観光客だろうが地元の人だろうが、ごっちゃになって買ってゆく。
漬物の屋台では各種漬物を小鉢にいれて食べさせてくれていて、ここにいるだけで幸せなきもちになるんだ。
(ちなみに高山のかぼちゃっていうのはほにょにょ~んと長いサツマイモが瓜に化けたような形のかぼちゃでとってもめずらしい。飛天の雲にも似た形。おばちゃんの話ではとっても甘くておいしいのだそうだ。)

さて、宮川を離れて鍛冶橋から別院に向かう。ここは大型バスが通る道。車道の幅と比較して、両側の歩道がとてもゆったりと取られている印象を受ける。とても走りやすい。(このとき私はとても急いで走り回っていたのだ。)
この走行(歩行)のしやすさは高山の伝統なのだろうか。それとも最近のバリアフリーの一環で歩道を拡げたということだろうか。

高山の川と釣エサ自販機_a0003909_5365995.jpgかどに「釣り具とおもちゃ スギハラ」というお店があって、店の左側に『釣エサ自販機』を置く。
ここは川から大分離れているのだが、高山の釣り人はここまで釣り餌を買いに来るのだろうか。
魚様の御食事代との張り紙があるこの自動販売機は残念ながら現在調整中とのこと。でも、実際に釣り餌がいま必要なわけではない。
この自動販売機、フタをこちらにあける方式で、タテに9つフタがある。もし目の前の枠が売り切れていても、ボタンを押してなかの棚を回転させていくようなのだが、いまいちよく使い勝手がわからないなぁ。
やはり一刻も早く調整しなおして、動くところを見てみたいものである。それまでなかに残された商品がもちますように。
ちなみに販売商品は「イクラ730円」「ミミズ370円」などである。

さて、寄せられた情報によりますと、色調、デザインなどちょっと自販機をみただけではコカコーラとはわからないコカコーラの災害支援自販機が高山市役所B1Fの他、丹生川支所、久々野支所、朝日支所など10箇所に据え付けられているらしい。
これはまた、行かなければなりませんなぁ。
by epole | 2007-11-02 05:37 | 飛騨高山の自動販売機


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