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謎の亀石と自動販売機
謎の亀石と自動販売機_a0003909_2313677.jpg究極超人あ~るの修学旅行の場面で「謎の亀石」を見て以来、ずっと会いたかったのですが、この度めでたくも謎の亀石さんに出会う機会に恵まれました。

奈良県の飛鳥の里は、レンタルサイクルで多くの多くの史跡を巡ることができるのだけれど、亀石さんも、四輪車では入りにくい遊歩道沿いの田んぼの中にありました。

亀石さんは今は南西を向いて幸せな夢を見ながら寝ているようなのだが、西を向いたら奈良盆地に洪水が起こるようなのです。それは、鯰が騒ぐと地震が起こるというのと同じで、亀石が洪水をおこすのか、亀石さんが洪水を予知して動くのか見解が分かれるところですが、いずれにせよ亀石さんの動きを見守ることも面白いかもしれません。ついでにいえば、ここの地形が西下がりになっているのもすこし気になるところです。

謎の亀石と自動販売機_a0003909_23224125.jpgちなみに亀石さんが西を向くと、遠くは淡路島の方向なのですが、すこし西には「鬼の俎板」と「鬼の雪隠」が、そしてすぐ西隣には、しつらえた屋根の下に、ダイドー、ポッカ、伊藤園、キリンの4台の飲料自動販売機が並んでいます。とすると、亀石さんが自動販売機のほうを向いたら洪水が危険ということになるのだな。

謎の亀石と自動販売機_a0003909_23282277.jpgこのような史跡の脇に自動販売機というのはとても愉快で味わい深い。生活に史跡が溶け込んでいる飛鳥ならではのことなのだな。
そういえば、置かれている自動販売機の商品ディスプレイはいま流行のプラスチックダミーではなくって、実際の缶の蓋を開けて中身を抜いたものが使われている!
なんと本物志向な土地柄なのだな。
by epole | 2007-08-18 23:13 | 古都の自動販売機


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