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携帯電話契約数と自動販売機
電気通信事業者協会が7月6日に発表したところでは、6月期の携帯電話契約純増数についてはソフトバンクが204,800件でトップ。KDDIは133,200件。ドコモは88,800件だったそうであります。
契約数が増えるということは、それだけ大きなサービスが見込まれるということで、Jホンの頃からのソフトバンク愛用者としてはまことに喜ばしいことですが、ソフトバンクは数ばかりに満足しておらず、現在ソフトバンクだけが対応していないセブンイレブンのnanacoカードなどをきっちり急いでもらいたいところであります。

さて、その純増についてですが、ドコモの5月純増数88,800台について、そのうちの約半数、43,300台が通信モジュール契約であったとロイター日本語ニュースが伝えています。
通信モジュールとは自動販売機などでジュースやタバコの数が少なくなると自動的に携帯電話を使って本部に知らせる装置で、自動販売機のディスプレイ部をよくよくながめると、その左上の隅に小さくDOCOMOと書かれたマッチ箱大の四角い白いモジュールを見かけることがあります。
商品補充に当たっては、通常は自動販売機管理会社の職員が自動販売機のところまでやってきて、扉を開けるなどして中身の状況を確認し商品を補充するため、余分な商品を持って入ったり少なかったり、あるいは需要に直ちに対応できなかったりしたところですが、このモジュールの採用により業務が効率化するとともに販売戦略的にも有利であるため需要が伸びているようです。

携帯電話と自動販売機についてはこのような密接な関係があり、それはばかにならない数字なのだな。
ちなみに利用料金は200~300円程度だそうで、契約数の割にはあまり儲からない。だけれども、継続的な利用が見込まれる大事な分野なのだな。
携帯電話契約純増数といっても、内容をみるとこんな事情も見えてくるものだな。

それはそれとして、この「通信モジュール契約」43,300台がなかったらなんて思うと、ドコモの人はとても胸をなでおろさない訳にはいかないのだな。
by epole | 2007-07-09 06:30 | 自販機による販売戦略


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