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柿本人麻呂のイラストの自動販売機
島根県江津市(ごうつし)は、島根県中央部西に位置する日本海に面した人口2万8千人余の小さな市です。
この地の観光の中心は万葉歌人、柿本人麻呂ゆかりの地ということにあるようで、市内5ヵ所に万葉歌碑が置かれています。

石見の也 高角山乃 木際従 我振袖平 妹見都良武香 (柿本神社)
石見のや  高角山の 木の際より 我が振る袖を 妹みつらむか (人丸神社)
つのさはふ 石見の海の 言さへく 韓の崎なる 海石にそ 深海松生ふる 荒磯にそ 玉藻は生ふる (辛の崎)
今日今日と わが待つ君は 石川の 貝に交じりて ありといわずやも (二宮交流館)
な思いと 君はいへども 逢はむ時 何時と知りてか わが戀ひざらむ (君寺)

さて、6月11日付けで山陰中央新報が伝えるところによりますと、万葉歌人・柿本人麻呂のイラストを描き、「水と万葉の郷(さと)江津」をPRした自動販売機が江津市に設置されたそうです。
これは江津市の観光を支援するため市観光協会が設置したもので、管理はコカ・コーラウエストジャパンが行なうとのこと。
設置場所は市役所と中央公園、菰沢公園の3箇所だそうです。

わたくしはこの地を訪れたことはないのですが、街中に自動販売機が置かれているような状況であれば、その既存の自動販売機においてこのような取り組みがされることは、地域の人々の郷土意識を高め、人麻呂への愛着を示すことにより、観光へも大きく寄与するものと考えます。

ただし、歌碑の脇に自動販売機が置かれれば、どんな柄でも興ざめなのでありまして、どうか節度のある設置をお願いしたいのであります。(この興ざめという(わたしの)意識はなんなのだろうか。)
by epole | 2007-06-12 06:26 | 地域貢献型自動販売機


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