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サントリーの新型災害対応型自動販売機
災害時に無料で中の商品を取り出すことができる災害対応型自動販売機にはいくつかの方式とオプションがあります。

ダイドーのそれは、通常の自動販売機に最も近いもので、蓄電池を装備し、停電時でもキー操作によりボタン動作が復活し、中の飲料を無料で取り出すことができるようになっています。
コカ・コーラのはダイドーの自動販売機に大型の電光掲示板を組み合わせたようなもので、自動販売機が電波を受信し、最新の情報や、設置者のメッセージを電光掲示板で映し出す機能を併せ持っています。
サントリーの従来の災害対応型自動販売機は上記2社とはタイプが異なり、災害時には「手動」で扉をあけ、中の飲料を取り出すことができるというものです。キーを使用しないためいたずらに弱いのが欠点。そのため設置場所は屋内などに限られてきます。

上記の3台はそれぞれ特色がありますが、鍵を探す必要がなく、災害の混乱時にすばやく確実な対応が可能という点ではサントリーの方式が抜きん出ていると感じています。

さて、岩手日報が伝えるところによりますと、東北ペプシコーラ販売では「災害時に右上の緊急ボタンを押せば無料で飲み物が取り出せる自動販売機」の設置を岩手県内で進めているとのことです。

この自動販売機は、ダイドーと従来のサントリーの災害対応型自動販売機の考え方を組み合わせたようなもので、蓄電池を内蔵し、災害等の場合キー操作でなく、本体の緊急ボタンを押すことにより、ボタン動作ができるようになるものです。昨年秋に登場し、サントリーグループが全国展開をしているそうです。
従来のサントリーの災害対応型自動販売機はクレーン式で、電気代が高いという問題がありました。蓄電池を内蔵した新型は、そのへんも改善されて、よりよいものになっているものと思われます。

ダイドー、コカ・コーラ、旧型サントリーの各災害対応型自動販売機で飲料を購入したい人は、春の安曇野行楽のついでに、長野県安曇野庁舎1階ロビーへお立ち寄りください。
by epole | 2007-04-13 06:26 | 震災と自販機


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