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故郷が消えていく
12月15日に放送されたNHKテレビ「クローズアップ現代」の表題は、『故郷が消えていく ~相次ぐ集落崩壊~ 』でありました。

農林水産省では5年に一度「農林業センサス」という統計を取り発表をしているところですが、番組によりますと、「統計によれば、前回の調査に比べ、わかっているだけで、全国で5千もの集落が消えた。」とのことであります。
全国の過疎地比率は50%を越え、多くの集落では高齢者のみt里残され、消滅しつつあり、その集落の消滅が山林や農地の後輩を助長しているとのレポートでありました。

集落の崩壊を予感させる象徴として取り上げられ、印象深かったのは、山の氏神様の祠を維持できないとの理由で祠を取り壊す集落の人々の姿と、ついに集落の商店が姿を消し、集落の人々が買い物ができるのは、週数回訪れる移動販売車となったという状況でありました。

自動車の運転をできる人がいるうちは都市部の販売店に買い物にいけるのですが、高齢化が進む農村部では、もはやそれもかなわない。まさに商店は集落の生命線ともいえると考えます。
まず、集落に商店を残すこと。それにより集落の生命線を確保すること。そのことを、集落の一人一人も行政も、真剣に考えるべきであると思います。
by epole | 2005-12-20 23:06 | 番外


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