人気ブログランキング | 話題のタグを見る
部会の構成
厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会の現在のメンバーは
社団法人日本歯科医師会常務理事、日本女子体育大学客員教授、鳥取環境大学客員教授、健康日本21推進全国連絡協議会会長、北海道深川市長、愛知県知事、全国食生活改善推進員団体連絡協議会会長、国立循環器病センター総長、社団法人日本薬剤師会常務理事、財団法人福岡市健康づくり財団理事長、国立国際医療センター総長、愛知県半田保健所長、青森県立保健大学学長、藍野大学学長、一橋大学大学院法学研究科教授、放送大学生活と福祉教授、聖徳大学人文学部生活文化科教授、社団法人日本医師会常任理事、財団法人愛知県健康づくり事業団健康科学総合センター長、社団常人日本栄養士会会長、宮城県病院事業管理者、産業医科大学公衆衛生学教室教授、佐賀県北方町長、茨城県保健福祉部子ども家庭課長、独立行政法人国立健康・栄養研究所理事長
といった面々です(25人います。)。

役職だけではもともとの専門は特定しにくい方もいらっしゃいますが、ほぼ健康・医療が専門で、たばこについて検討するにも国民の健康の保持が主題とされ、「たばこ税が減ったらどうしよう」といった財務省的考えや、「たばこ農家がつぶれたらどうしよう」といったたばこ農家及び農林水産省的考え方や、「たばこが売れなくなったらどうしよう」といったたばこ販売者及び事業者的考え方は、なかなか答申に反映されないのであります。

そこで、本年9月15日に部会から出された「今後の生活習慣病対策の推進について(中間とりまとめ)」において、
①喫煙率の低下についての数値目標を設定すべき
②未成年者の喫煙防止対策として自動販売機の規制を大幅に強化すべき
③受動喫煙防止対策の取り組みが遅れている施設について積極的に対策を推進すべき
④受動喫煙防止対策の推進に向け、公共の場の禁煙・分煙の状況の調査を進めるべき
⑤たばこの価格又は税を引き上げ、その財源を生活習慣病予防対策に充当することを県としてはどうか
といった意見が出された旨を述べながら、関係省庁が十分に連携し検討さらには取り組みを進めていくことが必要であると結んでいます。

この部会は健康の保持を純粋に検討すべきであると私は考えるのですが、今回のたばこ業界からの意見聴取は、部会の中でとりあげられない立場の者の意見を反映させるには絶好の機会であったと思うのであります。
by epole | 2005-11-11 07:54 | たばこの自販機


<< 横向き自販機 いなかの夜 >>