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一物一価 二
一物一価 二_a0003909_23244261.jpg本日セブンイレブンに入り、この9月2日から販売価格を22円(15%)引き下げ125円として販売している主力七品目を確認してきたのであります。
コカ・コーラの『コカ・コーラ』『アクエリアス』、伊藤園の『おーいお茶緑茶』『おーいお茶濃い味』、キリンの『午後の紅茶ストレートティー』、アサヒの『三ツ矢サイダー』、それにサントリーの『なっちゃん洋なしりんご』。いずれもペットボトル入り500mlの商品なのであります。
他の500mlペットボトル入り飲料は、基本的に147円で売られているのであります。

価格的には125円となりましたが、スーパーマーケットと比べるとまだまだ割高感は残ります。この日豊科サティ(イオン系列)では、これら500mlのペットボトル飲料はいずれも99円で販売されていました。一部商品(コカ・コーラ社の『爽健美茶』は90円で売られています。また、アップルランド穂高店(松本電鉄系列)では500mlのペットボトル飲料は100円でありました。
近づいたとはいえ、販売価格の一物一価まではコンビニの努力だけではいかないようです。

ところで昨日紹介したセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長のコメントでは自販機についても指摘しています。
「仕入れ値は当然、考えてもらわなければいけない。スーパーだけ安くして、コンビニや自分たちの自動販売機は高い。安売りするところには一生懸命に好条件を提示して市場確保に一生懸命なのに、それ以外は放っておくのは怠慢だ」

これまでスーパーマーケットは大量仕入れによりコストダウンを図るがゆえに商品が安く、地域の小売店や自販機では定価販売が当たり前だと感じていたのですが、さすが優れた経営者は時代を感じ取り、その目はさらに先を見ているのであります。
一物一価が実現するとき、小売業の状況はどのような劇的な変化をおこすことだろう。
by epole | 2005-09-13 23:24 | 小売店の今


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