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地域振興券
地域振興券_a0003909_1314016.jpg6年ほど前に「地域振興券」というものが全国の市町村で発行されました。
これは、「若い親の子育て支援や高齢者などの経済的負担を軽減するとともに、個人消費の喚起や地域経済の活性化を図ること」を目的とし、 平成11年1月1日に「15歳以下の児童が属する世帯の世帯主」や「老齢福祉年金等の受給者」などの一定の年齢でくくられた人だけに「2万円分の地域振興券」が配布されたのであります。この「地域振興券」を使うことができるお店が「地域振興券特定事業者」でありました。
この券のばかげたところは、国家では赤字国債が増大しているにもかかわらず、特定の国民にお金をばら撒くという政治家の場当たり的な脳天気が、同じ学年の中学生でも生まれた日で2万円も差別されてしまうというあたりに象徴されておりました。

さて、昨日今日と安曇野から松本平をMTBで走り回ったのであります。このMTBはサンフランシスコの坂もともに走った相棒なのですが、国内では、前輪をはずして全体を輪行袋に入れるだけでJRに乗り込めるという手軽さがあり、ついふらふらと通ったことのない道に入り込むのであります。
明科駅で電車に乗るため国道を走っていますと張り紙のあるタバコの自販機を見つけたのであります。20mほど引き返して内容を読みますと、ただの故障中で、たばこは店内で販売していますとのことでした。でもあまりに丁寧に作られた張り紙で、だいぶ前から自販機が故障中であることが窺え、そのわけなどにしばし心を思い巡らしたのであります。で、明科駅に着くと、ちょうど電車が発車するところなのでありました。間に合わん!あぁぁ。自販機など見に戻らなければ。。。

しかしそこはMTBであります。次の電車まで1時間。隣の駅まで走ってみよう。それで先ほどの道をもどり、道の反対側から先ほどの自販機を見たとき気づいたのが「地域振興券使えます。」の電光掲示なのであります。
う~ん、時間が止まっている。
by epole | 2005-08-07 01:31 | 番外


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