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対偽造硬貨in沖縄
県内郵便局ATM、500円玉、取り扱い停止

日本郵政公社沖縄事務所は偽造硬貨使用による被害を防止するため、7日午前から当分の間、県内郵便局の現金自動預払機(ATM)で新500円硬貨の取り扱いを停止することを決めた。
取り扱いが停止されたのは、県内の郵便局に設置されているATM269台のうち、硬貨の使用が可能な103台。500円硬貨の取り扱いについては、今後は窓口のみで対応していく。同様の措置は九州、東京、関東地域の郵便局でも一斉に実施されている。
偽造500円硬貨は1月末に福岡市の郵便局などで大量に見つかっていることから、日本郵政公社はATMの改良などをメーカー側に要請するなどの対応を講じていた。
県内の郵便局では、同日から該当するATMに取り扱い停止を知らせる表示をし、利用客に協力を呼び掛けている。
一方、県内のバス会社は、新500円硬貨対応の料金箱や両替機のセンサーで硬貨を判別するため、500円硬貨そのものの使用を停止する予定はないという。
沖縄都市モノレール社では「メーカー側で硬貨判別をチェックする機能があるため、社独自での対応策は現段階では考えていないが、今後、偽造硬貨が県内でも使用されるようなことがある場合は、対応策を検討したい」と話している。
また、県内の金融機関でも500円硬貨の取り扱いを停止する予定はないが、「メーカー側と相談し、ATMが本物と認識するのかどうかテストしたい」と話している。
沖縄コカ・コーラボトリングや沖縄ペプシビバレッジは、自動販売機内に硬貨を識別する装置が付いており、偽造硬貨が投入された場合は、返却口に戻る仕組みになっていることから、500円硬貨の取り扱いを停止する予定はないという。
(琉球新報) - 3月8日10時57分更新

郵便局では従来の硬貨判別機には今回の偽五百円玉が完全には判別できないことからとりあえず取扱いを停止し対策を講ずるわけですが、バス会社や飲料自販機側のコメントはその点について正面から応えていないように思えます。その理由として、片や1円単位でお金を預かる金融機関であり、片や若干の損失は覚悟で最大の利潤を目指している企業であることがあります。
自販機業界にとっては500円玉の使用停止は大きな損失となり、少数の偽500円玉による詐欺に代え難いということでしょう。
バス会社にとっては、一回に使用される500円玉数が限定されるため、さほどの損失は予想されません。
一番困っているのは今の日銀独占による通貨体勢を維持しようとする政府で、その他にはさほど大した影響ではないのかもしれません。
by epole | 2005-03-08 20:32 | 自動販売機と犯罪


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