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善光寺仲見世の自動販売機
善光寺仲見世の自動販売機_a0003909_2334554.jpg詳しく説明をいただきながら善光寺さんの仲見世を歩いていきます。ここは何度も何度も歩き、自動販売機の設置場所などもほぼ頭に入っており、歩いてみるとやはりそのとおり設置されてるのだが、たとえば昔の善光寺の本堂は現在の仲見世の途中のこの場所にあったとか、仲見世は大きく3つに分けられるといった研究者の話や、この日は桜の咲き始めの土曜日ということで、善光寺さんもなかなかの人手であるように思えたところが、昔はもっともっとにぎやかであって、いまの状態がさびしいといったお話を聞くと、町の姿が歴史の重なりとして重層的に見えてきて、それをアーカイブすることの楽しみと役割を強く感じるところでした。

善光寺仲見世の自動販売機_a0003909_23351554.jpgさて、仁王門から仲見世の間を善光寺さんの現在の本堂に向かい歩きますと、まず左側の店先右側にあるのがコカ・コーラの薄い灰色の自動販売機。コカ・コーラの赤でないのは、やはり景観的な調和を狙ってのことか。足元はしっかり舗装に固定されている。空き缶ペットボトル入れは爽健美茶の空きダンボール。これは意外とさりげなくて目立たないものだな。自動販売機が、間口を広く取ったとなりのベンチの空間と店舗を遮断しているのは残念!
次に仲見世にあるのは仲見世もとぎれる辺の右側店舗店先右側にあるサントリーの自動販売機。こちらもサントリーの青ではない。足元はやはりしっかりと舗装に固定されている。ただ、こちらは空き缶ペットボトル入れが既存のサントリーの青色のやつで、色彩がそぐわなくて残念なのだな。これは、サントリーの会社がもうすこし配慮してほしいところだ。どでかん!として、明らかに雰囲気を壊している。

仲見世にある自動販売機は以上2台のみ。でも、一台もなくなれば、全体として、他との差別化が図れるのだが、店ごとに利益を考えるのではなかなかうまくいかないのだな。
あるいは、一歩進んで、ここにあるべき姿の自動販売機を置いたらどうだろうか。昔の仲見世を彷彿させるような姿の自動販売機をいっしょに考えてみないか。
by epole | 2010-04-11 23:35 | 自販機の空間


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