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長野県有施設自動販売機設置事業者公募結果について
長野県は、県有施設に平成22年4月から設置する自動販売機について、初めての入札制度導入による公募結果を公表しました。
公募の対象となった自動販売機は「指定管理者、県有施設内の食堂・売店を運営する事業者又は社会福祉団体が設置している自動販売機など、特別な事情がある場合」を除いた自動販売機で、募集開始は平成22年1月25日。3月上旬までに各施設で見積もり合わせが行われています。
長野県では募集開始の際はHPにプレスリリースを掲載したのですが、公募結果の発表はとくだんプレスリリースをされず、ただ、当初の自動販売機設置事業者募集のページに結果が記載されたPDFがリンクされるという公表方法がとられています。
このブログでは、長野県の公表したPDF表を独自にエクセル表に変換し、導き出した数字を使用します。そのため、現在は発表されていませんが、後に発表されるであろう長野県による分析とは若干異なる可能性がありますのでご承知おきください。
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長野県における今回の自動販売機公募の結果集計は上記表のとおりとなりました。
公募施設は140施設で、公募対象となった自動販売機は465台です。公募の結果、全体の89.5%に当たる416台について貸付が決定しました。全体での貸付料は145,383,338円(一億四千五百三十八万三千三百三十八円)。平均貸付料は349,479円/年。最高は県立長野図書館の一台で、1,981,000円/年となっています。
公募施設の内訳をみますと、全体の半数を超える269台が高等学校(グラウンドを含む)に設置されるもので、高等学校における自動販売機の需要の大きさが伺えるものとなりました。また、貸付料の金額としては、図書館が最も高くなりましたが、ついで警察施設が高い貸付料となりました。警察の金額が高いのは意外な感じがしますが、運転免許の更新など、ある程度の人数が一定時間滞在することから自動販売機に対する需要が生ずるのかもしれません。ちなみに警察施設で最高額となったのは、中南信運転免許センターの一台でした。

本来なら従前の貸付料との比較がなされるべきなのですが、長野県が今回公表している資料には従前の貸付料が記載されておらず、ここでも比較出来ませんでした。将来長野県がそれらを含めて公表することを期待し、その後独自に分析を行いたいと思います。
by epole | 2010-03-22 16:14 | 役所の自動販売機


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