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サッカー日本代表応援自動販売機
ほんの数ヶ月前までなんということもなく歩いていた長野駅前ですが、昨夕久々に歩くと、道の両側の建物の背が高く、作りも派手で、毎日歩く小布施の風景と比べ、なんと都会であることかと感じたのであります。毎日多くの人々が小布施町にリピートしてこられる気持ちがすこしわかったような気がするのです。

その長野市内は、かつて私が調べ歩いた時点よりも自動販売機の数が増加しているのを感じました。かつて何らかのコンセプトを持って整備された町並みや建物が、時間がたつにつれて目先の利益を求めて継ぎ足していく。やがてどこにでもある街並みが、心の通わない刹那的な町並みが創出されてゆくのが感じられます。それはさびしいとかではなく、そこに住む人々がそういう選択をしているというだけであり、人々がわざわざそれを求めて訪れないというだけなのだな。

さて、キリンチャレンジカップ2008の会見で、キリンビバレッジの展開する『サッカー日本代表・応援自動販売機』が全国展開する旨が発表されたようだ。売上の一部がサッカー協会に寄付されるという。特に地元に目立ったサッカーチームがない場合、設置されていくのだろう。

自動販売機の設置が進むのであれば、一部寄付金はその収益で埋め合わされるのだろう。そのようにして、さらにさらに街に自動販売機が追加され、日本全国が画一的風景に染まっていくのが助長されるのか。
# by epole | 2008-07-12 04:34 | 自販機による販売戦略
たばこ自動販売機の正面
たばこ自動販売機の正面_a0003909_652424.jpg今日も小布施駅前の自動販売機。この自動販売機の正面に赤く「店内にてたばこ販売しております」との張り紙。

考えてみると、ここにそう書かなくても、右側にはたばこ販売窓口が開いて、たばこをそこで買うことが出来るのは当たり前な気がするのだが。自動販売機でたばこを購入することに慣れた人は、あの独特のたばこの販売窓口に向かって話しかけることが困難なのかもしれない。

たばこ屋の看板娘が座っていれば変わるのかもしれないが、たばこ販売の収益は、対面販売を促すほど大きくない。
# by epole | 2008-07-11 06:59 | たばこの自販機
7つのブログ
私は国内に7つのブログを持っている。ここエキブロに3つ、その他ヤフブロにライブドアにseesaaにgoo。このうちエキブロの「自動販売機と地域経済」だけはほぼ毎日更新するが、それ以外は、実は休眠状態にある。

Excite エキサイト : 社会ニュースによれば、総務省が「月1回更新ブログは20%未満」との調査結果をまとめたとのこと。
書き込みをやめてしまう利用者が多いことが浮き彫りとなったとし、その理由として「訪問者が少ない」「更新が面倒」などが挙げられているが、いくつかのブログを試したあげく、もっとも自分にあったブログをつづけるということも含めていただきたいのだな。

私の場合、ひとつのブログで月30回更新しても、総務省による区分では、「月1回更新するブログはわずか14%(7分の1)」ということになるのだな。
そう考えると、総務省の統計の取り方や結論付けが、どうも早計な気がするのだな。
# by epole | 2008-07-09 23:00 | 番外
冷暖房の自動販売機
冷暖房の自動販売機_a0003909_22432818.jpg小布施町は、住民による文化活動がすこぶる盛んな土地柄でありましてしかもレベルが高い。役場に隣接する公民館では、今日も遅くまでさまざまな団体が活動を行っているのであります。

ところで、活動が行われる学習室は、全館冷暖房の対象となっていない。個別に装置が置かれているのですが、それが、100円コインを投入して冷暖房を行うようになっている、いわば「冷暖房の自動販売機」なのであります。

学習室を利用する人は、自らの判断で冷暖房を使用するかどうかを決定します。各部屋には「コインタイマーボックス」というものが置かれ、そこに200円を投入し、その後エアコンのスイッチを「冷房」にすると、60分間冷房が効くというわけ。残り5分をきると、ランプが点滅し、その後の継続の意思の有無を聞いてくるのであります。

これは、なかなかよいシステムであると思うのですが、夏場の暑さは200円が惜しいこともあって、冷房なしでなんとか耐えられるとして、冬寒いとき、極寒の学習室で、身を寄せ合って活動を行うのは想像するだけで心が冷えてきます。
しかし、そのような環境の中から、優れた文化が次々と生み出されるのだな。
# by epole | 2008-07-09 22:43 | 自販機の空間
コンビニによるたばこ販売とたばこ自動販売機の運命
コンビニによるたばこ販売とたばこ自動販売機の運命_a0003909_22341446.jpgこのところ新聞報道では、タスポカードの導入により、自動販売機でのたばこの販売量が激減するとともに、これに伴ってコンビニの売上が急増している旨を連日伝えているのであります。

確かにタバコを買うために自分の顔までさらして個人情報を人に預け、さらには持ちたくもないピデルなどという電子マネーまで強制的に持たされるとあっては、いかにタバコ好きでも敬遠をするのは当たり前で、それならついでに寄ったコンビニでカートン買いをしたほうが、かわいらしい店員さんの笑顔などのおまけもついて、「なぜいままで自分はこのような心地よい対面販売をためらっていたのだろう?」というスモーカーも多かろうと思うのです。

たとえば写真は2005年8月18日撮影のセブンイレブンの店内。この時期からレジ横にきれいにたばこがディスプレイされ、かわいらしい店員さんが笑顔とともに1個から売ってくれていました。特にセブンイレブンでは自動販売機を置かないから、このような販売も他に先駆けていたのだな。他のコンビニでは基本的に店外にたばこの自動販売機を置いている。今となっては、これはすごい無駄なのだな。

コンビニによるたばこ販売とたばこ自動販売機の運命_a0003909_21301246.jpg一方、自動販売機の売上は激減するわけですが、一部報道によるたばこ販売店の廃業加速というのには実感がわかなかったのです。なぜならたばこ自動販売機などは電気代もそれほどではないはずで、もともと地域を抑えていれば一定の売上があったもの。それが一定期間売上が8割減ろうがにわかに耐えられないものとは思いもよらなかったのであります。

ところが、実際はそうではないらしい。私の周辺でもどうやらたばこ販売店の廃業が始まっているようです。
写真はタスポカード対応のたばこ自動販売機ですが、コイン投入口に張り紙。
「6月30日をもって販売中止とさせていただきます。」
長野県でタスポの運用が始まったのが5月31日で、識別装置の稼動はわずか1ヶ月。なんと短い命だったのだろうか。

7月4日にはフジタカの顔認証によるたばこ自動販売機が、ソフトウエアの修正を前提として新たに財務省というお役所から認定を受けたとのこと。こちらはタスポなどなくてたばこを買うことが出来るのだが、ひとびとがたばこ対面販売の気持ちよさに慣れてしまえば、いずれタスポ対応型と同じ運命をたどるのではないかとも思うところです。
# by epole | 2008-07-07 21:29 | たばこの自販機