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角にはタバコ屋
a0003909_143013.jpgその角にはタバコ屋さん。タバコ屋さんといえば、先日まで多くのタバコ屋さんが店舗のまわりにいくつもの自動販売機を置いて、シャッターを全部下ろして営業していた?ものですが、タスポの導入に伴い多くが小さくともそのシャッターを一部開いて来客に対応するようになりました。

この川越の角のタバコ屋も、大通り側に3台のタバコの自動販売機、脇道沿いに1台の飲料自動販売機を配していますが、大事なのはその配置。
一般的な自動販売機は店舗の壁と公道に挟まれた私有地に設置されているのですが、このタバコ屋の自動販売機は、いずれも店内、もしくは壁にすっぽり組み込まれて設置されています。これだと建物本来の風合いを損ねることもなく、周辺の、いわば公の空間の景観を損ねることもありません。誠に川越らしい自動販売機の設置であります。

お店の奥様にお伺いしたところでは、ここの自動販売機は、小学校の教科書に写真が掲載されているとのことでした。そういえば、自動販売機を囲む建物の造作も、自動販売機と対照的に歴史と伝統を感じさせて、いい味を出しています。

小学校の教科書を確かめたくて、川越市図書館に行ってみたのですが、図書館には教科書は置いていないとのこと。灯台下暗しとはこのことなのでしょうか。いずれまた小学校をお訪ねしようと思ったのでした。
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by epole | 2011-07-31 01:06
川越のそら
a0003909_15451584.jpgJR川越駅から札の辻へはバス利用。その車線は対面交通で、通りとしては広くなく歩道もない。蔵の町一番街では人を避けてバスがハンドルを切るのが伝わるくらい。しかし、いったんバスを降りて歩いてみると、この道の広さはどうだろうか。

実は川越では20年以上前から無電柱化に着手。蔵の街「一番街」では1992年3月に無電柱化を実現し、その後「菓子屋横丁」や「大正浪漫夢通り」「鐘つき通り」でも無電柱化を実現している。
この空の広がりはいったいなんなのだろうか。

その空の下、この繁華街に自動販売機はなかなか見つからない。それは、バスの車内から街を観察しているうちから気づいているのだが、自動販売機は見事に隠されているのだ。

a0003909_15461396.jpgこれはキリンの飲料自動販売機。通りの反対側正面から眺めると、それは他地域に設置されるのと同様、彼が自動販売機であることを必死で訴えてくる。それが、いったん道の反対側、自動販売機の設置された側ではどうだろうか。
なんとその本体はしっかりと板戸の向こう側に収納され、その商品補充等に必要な扉部分のみ道路側に露出している。そのため、むこうから歩いてきても、近くに来るまでその存在に気を留めることがないのだ。
その結果、このストレートな通りを鳥瞰しても、そこに景観を損なうものはほとんど見つからない。実に優れた街づくりの姿である。

a0003909_15465779.jpgこの街づくりを支えているのは、案外この道の狭さではなかろうか。歩道もない2車線のこの道は、自動車が途絶えたとき、容易に反対側に渡ることができる。左右の店舗が道路で分断されることがなく、一体となっているのである。

広い車道と歩道が整備された街では、左右の商店街は分断される。歩行者にとって利用可能な商店数は半減し、商店にとって顧客はこちら側を歩く歩行者のみとなり半減するのである。

そのときは、自動販売機もこちら側とあちら側に設置されることとなるのであろう。
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by epole | 2011-07-03 15:47 | 景観と自販機
「時の鐘」と自動販売機
a0003909_1144556.jpg以前から来たい来たいと願っていた川越。私のホームフィールドである信州からは新幹線などを利用すれば2時間弱で到着できる近距離にありながら、これまで訪れることがなかったのですが、このたびようやく訪問することができました。

川越の蔵造りの街並みは、JR川越駅から約2キロほど離れた地域にあります。
駅にある案内所で地図をいただいて、まずはバスで「札の辻」へ。バス停からすこし戻り、最初の信号を左に曲がると、そこにあるのが、「時の鐘」。

奈良の大仏様と同じ高さの櫓の上階に鐘が吊るされ、400年の昔から川越の街に時を知らせているという「時の鐘」。そのスマートさは、まさに川越のシンボルというにふさわしいと思わせるものでした。

その「時の鐘」の櫓の右横には、これまた風情のある日本家屋があり、その道路沿いにあるのがびん牛乳の自動販売機と、乳飲料の自動販売機なのでした。
左側あるいは正面から見ると気づかないのですが、乳飲料の自動販売機の右側は板でカバーされ、自動販売機の側面を覆い隠しています。

a0003909_1151296.jpg左側のびん牛乳の自動販売機では、瓶入りのコーヒー牛乳と瓶入りのフルーツ牛乳と瓶入りの牛乳が各130円で販売されています。ただしこの自動販売機の前面は中の見えるガラス扉で覆われ、正面には商品取り出し口がない。そこで利用方法を確認してみると、
①代金130円を入れる。
②商品を選んでそのボタンを押す。
③扉の向こうの該当する商品を囲っていた透明のケースが回転して開き、商品がこちら側に開放される。
④扉が解錠される。
⑤扉をこちら側に開く。(左開き)
⑥商品を取り出し扉を閉める。
⑦扉が施錠され、商品を取ったあとの透明ケースが回転して閉じ、そのむこうに奥から商品がスライドして補充される。
というものでした。なお、使用の仕方がわからない人のために、自動販売機の右上にインターホンがついているのでした。

そんなわけで、その方法に従って、130円のビン牛乳を購入してその場でいただいたのですが、思い切り濃厚でおいしかったのでした。これは私の大好きな小布施牛乳に匹敵しそうなほどで、やはり牛乳は瓶入りに限ると思ったのでありました。
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by epole | 2011-07-01 01:15 | 景観と自販機