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静岡県が「自動販売機安全性の向上に関する状況」を公表
3月27日、静岡県は「自動販売機安全性の向上に関する状況」を公表しました。

平成20年12月末の調査結果は次のとおり。
○ 調査対象自動販売機台数 66,099台
○ 据付基準を満たす台数 65,305台 (98.8%)
○ 改善を要する台数 794台 (1.2%)

ちなみに平成19年12月末では、据付基準を満たす自動販売機の割合は94.8%で、基準に適合するものが4%増加したようです。
(平成20年度から据付基準が変更され、判断基準も変更されています。これは従来規定されていなかった設置面に関する規定の追加で、基準の緩和などは行なわれていないようです)

自動販売機の設置状況の調査などは、官公署が行なう場合、とてつもなく大変だと思っていたのですが、なるほど、自動販売機業者さんと協同して行なえば、これだけの大規模な調査が毎年実施できるのだな。そしてそれは利用者にも、業者にも好ましいことであります。
ぜひ全国で同様の調査が実施されることを要望いたします。
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by epole | 2009-03-28 08:40 | 自販機の足もと
自治体での自動販売機導入に関する留意点 その4
3 寄付金つき自動販売機について 後編

今回は、売上高のうちいくばくかの割合で寄付がされるという自動販売機について。
世の中に自動販売機管理会社があって、多くの自動販売機を管理することによって収益を上げるのも、自動販売機がそこにあってこそです。しかしながら、それら自動販売機のほとんどは管理会社の所有以外の土地に設置されており、土地の所有者は別にいらっしゃるのであります。それではなぜその別の所有者の土地に自動販売機が設置されているかというと、いくばくかの収入が土地所有者に見込まれるからであります。

通常の自動販売機では、管理会社は自動販売機での売上げのいくらかの割合をロケーションフィーとして土地所有者に支払います。このロケーションフィーから電気代を差し引いた額が、土地所有者の収益となるわけです。
収益が上がれば上がるほど、管理会社も土地所有者も儲かるわけで、うまい仕組みなのだなぁ。

しかしながら、自治体の敷地に設置される自動販売機は事情が異なっています。自治体が自動販売機を設置する際の収入は、行政財産使用料として条例に定められた額とされておりまして、それは通常土地価格や建物の価値に基づき算定される面積あたりの定額とされています。自動販売機の売上げとは連動しないのだな。(ただし電気代、水道代は業者負担となります。)
これで何が起こるかといいますと、自動販売機での収益は、若干の使用料と電気代を除き、すべてが自動販売機管理会社のものとなります。通常民間に設置する自動販売機と比べ、販売量に対する収益が相当大きいのであります。

つづく
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by epole | 2009-03-27 06:17 | 役所の自動販売機
自治体での自動販売機導入に関する留意点 その3
3 寄付金つき自動販売機について 前編

寄付金つきを謳う自動販売機には2種類ありまして、一つは自動販売機に寄付ボタンがついていて、入れたお金のなかから100円、10円単位で寄付ができるというものです。もうひとつは、売上高のうちいくばくかの割合で寄付がされるというものです。今回は前者について。

一つ目の問題は、子どもたちなどが飲料選択ボタンと誤って寄付金ボタンを押すケースについて。これまで自動販売機といえば、ボタンを押したら何らかの商品が出てくるか、またはお金が返却されるかしたものですが、寄付金は押せば押しただけお金だけがとられる仕組みです。これにどれだけ対応がされるのかが不明です。また、一定の預り証が発行されてしかるべきだと思うのですが、そういうものを聞きません。
二つ目の問題は、寄付金に関してきちんとした説明責任が果たされているかという問題。お金を捨てるのなら別ですが、何かの目的のためお金を寄託しようという場合、きちんとした説明を受ける権利があるはずです。それを省略する自動販売機という手法は、お金に対する人の価値感を失わせる行為ではないかと思うのです。(これは多分に個人の価値観の問題なのでしょうが。)

さて、いまから20数年前に雑誌「図書」で連載された別役実著「当世・商売往来」に「自動販売機」という項がありまして、その冒頭にこう書かれています。

左ぎっちょのレミー・コーションが未来都市アルファ・ヴィルにやってくると、そこにはさまざまな自動販売機が並んでいる。中のひとつに「乞食」というのがあって、レミーが左手でコインを入れてみると、「メルシー」と書いた紙切れが出てくるのである。
もちろんまだわが国には、「乞食」の自動販売機はない。そのかわり、コインを入れて品物を受け取ると自動的にテープがまわって、若い女性の声で「ありがとうございました」と礼を言う種類があるそうであるから、もしかしたらそのうちに、にっこり笑ってお辞儀をする種類も現れるであろう。この種のサービスが独立した価値を持つようになり、他方で「赤い羽根募金」を自動販売機に委ねる考え方が出てきたら、「乞食」の自動販売機出現まではあと一歩である。

そのような考え方が出現したのだな。乞食の自動販売機出現まであと一歩。
乞食の自動販売機でも、「メルシー」と書いた紙が出てくるのだな。
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by epole | 2009-03-25 06:55 | 役所の自動販売機
自治体での自動販売機導入に関する留意点 その2
2 災害対応型自動販売機の運用について
災害時に災害対応型自動販売機がどの程度役に立つかと言えば、各地で導入されてから間がないこともあり、有効に活用された事例を知らないのです。さきの能登半島地震では一台が稼働したとのことですが。

現在導入されている災害対応型自動販売機は、大別して3タイプに分けられます。
① 電光掲示板つき災害対応型自動販売機・・・自動販売機の上部に電光掲示板がついており、ピッチ回線からの操作により、掲示内容が転送され、災害時に必要と判断された場合、命令によりフリーベンドとなります。なお、管理者が必要と判断した場合も、鍵操作によりフリーベンドとなります。
② 蓄電池付き災害対応型自動販売機・・・自動販売機に蓄電池が組み込まれることにより、必要な場合は停電時でも鍵操作によりフリーベンドとなります。
③ 手操作災害対応型自動販売機・・・必要な場合、誰でも手動作で扉を開けて、中の飲料を取り出すことができます。

災害対応型自動販売機で留意すべきは、たとえフリーベンドとなったとしても、販売されている商品しか取り出せないことです。災害時にどのような飲料が必要であるか検討し、それらの商品を販売商品に含めてもらう必要があります。例えばいざというときコーラばかりという状況はどうなのでしょうか。
また、上記③以外の自動販売機は、管理者などによる操作が必要となります。ただし、災害時にはあらゆる物資の管理は一元化することが望まれるため、管理者のもとに利用するのはリーズナブルだと考えます。鍵がどこかにいってしまっては元も子もありませんが。

ほんとうに飲料が足りない緊急時には、まちに出ているあらゆる自動販売機の中身が無料で提供されるような、そんな災害協定が結ばれれば、なにも特別な災害対応型自動販売機なぞ必要ないのではないかと思えるのです。
どの自動販売機も、そのくらいの社会的責任を果たしてもよいではないか。
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by epole | 2009-03-24 06:47 | 役所の自動販売機
自治体での自動販売機導入に関する留意点 その1
災害対応型自動販売機、AED付き自動販売機、寄付金付き自動販売機、地産地消推進自動販売機、防犯装置付き自動販売機など、近年社会貢献をうたった自動販売機が開発され、多くの自治体で導入がされ、または導入を検討しているところです。
しかしながら、自治体によっては有利な一点のみに注目し、自動販売機がもたらす影響について軽視する部分もあるようです。そこで、注意事項のいくつかを、すこしだけ記載しておこうと思います。

1 公共施設への自動販売機設置がもたらす地域商店への影響
自治体が自動販売機を導入する場合、地域の商店の売り上げについて検討した事例を殆ど知りません。自治体の運営する施設で飲料が提供される場合、当然それまで持ち込みの飲料を提供していた商店では、売り上げが減少するところです。一件あたりほんの数十円、数百円の売り上げ減少かもしれませんが、零細な地方の小売店には大きな影響をもたらすものです。
従来は、地域の商店が公共施設に自動販売機を設置して、売上げ益を得ていたのですが、最近は自動販売機管理会社が直接公共施設に機械を設置・管理するため、地元の商店に売上げ益が還元されることはなくなってきました。特に災害対応型自動販売機は、すべてが自動販売機管理会社により設置されます。
自治体ではほぼ無尽蔵に自動販売機が設置できる場所を所有している訳ですが、どこに自動販売機を設置しても、地域の小売店に影響が出ることを知った上で、設置を検討しなくてはならないと考えます。
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by epole | 2009-03-22 10:06 | 役所の自動販売機
キトキト。
さきに津南観光物産館に置かれた自動販売機を見た際に、「元気発信。にいがた」という、キリンの新潟支社のコピーを発見して感動したところですが、富山県のコピーは何かというと、「キトキト。」のひと言なのであります。こりゃ、シンプルで、他都道府県の人にはなんだかわからないのですが、富山県の人にとってはとっても身近でなじみのある言葉。地域限定キャッチフレーズにはこういうのが効果的なのではないかと感心をしたのです。

そう思って昔のニュースを確認すると、9月6日のNIKKEI NETに「富山県、県庁の自販機に地元特産原料の茶飲料3種類」という記事がありました。以下引用しますと、

『富山県は5日、地元特産の農産物を原料にした3種類の茶飲料を取り扱う自動販売機2台を県庁内に9日から設置すると発表した。茶飲料を製造する地場企業を振興するとともに、自販機に県の観光振興のシンボルマークを描き、観光PRにもつなげる。県とキリンビールが協定を結んでいる「とやま・キリン キトキトプロジェクト」の一環。
3種類の地元産飲料は、氷見市農業協同組合が特産のハトムギを原料に作っている「氷見はとむぎ茶」(1本350ミリリットル、120 円)や、広貫堂メディフーズ(富山市)が販売する八尾町の自然栽培した桑葉を使った「越中八尾おわら桑摘み茶」(1本500ミリリットル、150円)、朝日町の「バタバタ茶」(1本190ミリリットル、120円)。
自販機は災害時でも非常電源による製品提供ができる災害救援自動販売機とセットで配置する。』


同様の例は青森県で大々的に実施されていますが、さすがに富山県はたいしたものであります。水が美味しいのはお酒で実証ずみ。はとむぎ茶も桑摘み茶もバタバタ茶もきっと美味しいことでしょう。(写真はキリンのHPから。)
実はわたくし長野県に対してずっと同様の提案をし続けているのですが、なぜか実現しないのだなぁ。お酒も水も美味しいのに残念なことであります。
東京駅の自動販売機でさえ安曇野の水を販売していたというのにね。

ただし、自動販売機業者との連携は、必要最小限とすることが肝要な話しは次回以降。
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by epole | 2009-03-20 22:17 | 役所の自動販売機
松本駅の自動販売機 最終章
a0003909_0142010.jpg松本駅の2・3番線ホームの自動販売機を眺めていたところですが、ふと、自動販売機はこのホームばかりにあるのではないということに気づいたのであります。いま、3番線には特急あずさが停車していて(すでに本日の運行を終了し、回送待ちの状態ですが)、向こう側の4・5番線と6番線ホームの状況はわかりませんが、振り向くとそこには遮る車両はなく、0・1番線ホームにある自動販売機が光って見えるのであります。そこで、こちら側のホームから目を凝らしてみました。

0・1番線ホームにある自動販売機は、飲料自動販売機が9台とたばこ自動販売機が1台。
遠目に見える、自動販売機の白いボディとちゃらちゃらした壁紙。隣のホームにも、同じ形の同じような内容の自動販売機が乱立しているのであります。
あっちのホームで9台、こっちのホームで8台。ここだけで17台の同じ自動販売機が並んでいるというのはものすごいことなのだなぁ。本当に需要があると管理会社は考えているのだろうか。

もし同様の状況が他の駅でも起こっていたとすると、私たちは未知なるものを求めて旅に出て、目的地に着いて目に飛び込んでくるのは、見慣れた同じ自動販売機で同じような商品が売られている光景。
これをよしとする鉄道会社は経営から撤退すべきとは言い過ぎなのだろうか。

ようやく到着した長野行き鈍行電車に乗って一時間ほどかかって長野駅に到着。降り立った先のホームで目に飛び込んできたのは、やっぱりacureの自動販売機。でも、こちらはsuicaが使える!って、そんな違いに目を輝かすのは私くらいなものなんだな。
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by epole | 2009-03-19 23:58 | 自販機による販売戦略
松本駅の自動販売機 第3章
a0003909_6454514.jpg松本駅3番線で自動販売機を眺めていたのですが、ふと気づくとその裏側にも自動販売機がある。どのような商品があるかと思い確認しますと、こちら側と同じもの。それなら自動販売機を2台置く意味はないのではないかと思うのですが、これまでもここにはいずれかの社の自動販売機が置かれていたわけで、台数を減らさずに、管理主体と品目を統一しただけだということでしょう。そこでわたくし、はたと気づきました。

松本駅2・3番線のホームを端から端まで見て歩きます。そして、確認したのが飲料自動販売機8台とたばこの自動販売機1台でした。たばこの自動販売機はもちろんタスポ対応。そして、飲料自動販売機はいずれも同じ。「acure自販機」と書かれた白いものばかりでした。しかも、ほとんどが商品取り出し口あたりの機械の下部が手前に数センチほど出っ張ったタイプであります。新品です。

これは、㈱JR東日本ウォータービジネスがエキナカを中心に展開する acure(アキュア)ブランドの飲料自販機なのだそうで、飲料各種メーカーの売れ筋商品やオリジナル商品を販売しているのだそうです。

どうやら駅のホームに置かれていた各社の飲料自動販売機はすべてJRの関連会社のものに置き換えられました。関連会社だからグループにとっては多少売り上げが落ちてもかまわないのでしょうが、一つのホームに10台弱もある自動販売機で同じような商品が同じような自動販売機で同じように販売されているというのは異様で、販売量は確実に落ち込むに違いないのだな。
だいたいこういう売れ筋商品を並べた自動販売機というものは、多くの自動販売機を置くことができない場合に有効なのであって、それを並べるという発想はどこから出てくるのだろうか。消費者を考えない商売なんだな。
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by epole | 2009-03-19 06:46 | 自販機による販売戦略
松本駅の自動販売機 第2章
a0003909_1552924.jpg大学院での謝恩会を終え松本駅に到着しますと電車が来るまでまだ間がある。松本駅は昔々は松本城をモデルにした駅舎が特徴的でしたが、ずいぶんと前にセルヴァンという名前で新築され、それがまただいぶ前に駅ビルミドリとなりました。
旅行者の立場から言えば、旅は新しいものとの出会いでありまして、非日常を求めるものだと認識しているのですが、地方都市の従来のまちづくりは大都市のそれをまねるものが多く、その町に住んでいるだけの「山椒魚」のようなひとは、都会みたいで便利になってよろしいのですが、歴史に裏打ちされた独自の文化が表面から、そして内面から失われ、どこを切ってもできそこないの金太郎のようなまちが出現し、まちの魅力は失われます。
JRなんぞは長距離旅行をさせてこそなんぼの商売だと思うのですが、何を勘違いしてか駅ビルの個性をなくし、名称もどこに行っても「みどり」などというブランド戦略を進めているのです。そりゃ百貨店とかなら同じものを求めて効果があるが、駅ってのはそういうものではないでしょう。

さて、駅のホームに入りますと、目に飛び込んでくる自動販売機。ずいぶんにぎやかだと思いますと、そういえば日中花屋と交番の間であった自動販売機と同じものでした。それらはJRの敷地内にあるため、設置に当ってはJRの許可が必要であります。それでこのような画一的な、JRが主導の自動販売機設置を進められるのでありましょう。
じゃらじゃらとした細かい模様のなかに埋没する商品群は、コカ・コーラ、サントリー、伊藤園、キリン、ポッカ、アサヒ飲料、サッポロ、大塚製薬。とりあえず各社の売れ筋をまとめてはあるのだな。
しかしながら、このように並ぶと、商品個々の魅力を感じない。メーカーとしての魅力あるラインアップを無視した結果なのだろうか。
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by epole | 2009-03-17 15:54 | 自販機による販売戦略
初恋の人からの手紙
今更遅いとの声もあろうかと思いますが、「初恋の人からの手紙」というサイトを見つけたのです。
いくつかの質問に答えると、初恋の人から手紙が届くというもので、こういう罪のないものは大好きなわたくしは、早速試してみたのであります。それはまぁ、一般の方にはなんということもない手紙でしょうが、そこには初恋の彼女とつきあっていた頃の、彼女の見たわたくしの姿に、わたくしの将来を偲ばれたものでした。

以下、引文

『いろいろ書きましたが、私はえぽるが大好きでした。これからもえぽるらしさを大切に、あと自販機のおつり出口をいちいちチェックするのはもうやめて(笑)、いつか幸せになってください。
またいつか会いましょう。では。
P.S. えぽるが誕生日にくれた下着、そろそろ捨てていいですか?』

そのころのわたくしは、すでに自動販売機のおつり出口をいちいちチェックしており、それを彼女に観察されていたのだなぁ。
誕生日の下着、まだ残っていたのですね。もちろんすきにしていただいてよいのですが、まだはけるようであれば、すこしだけもったいないという気がしていますよ。

PS.情報提供;IT media news「ねとらぼ『初恋の人から手紙が届く』というサイトを試してみた」
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by epole | 2009-03-16 22:36 | 番外