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ハイテク防犯システムと自動販売機
キャッチセールスとは、路上や街頭で「アンケートに答えてください」などと呼び止め、営業所や雑居ビルなどに同行させて執拗な勧誘(軟禁、監禁、強要といっても良い場合もある)で法外な高額商品を契約させる悪徳商法の一種で、対象は契約の概念をよく知らない若者がメインなのだそうです。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)から抜粋)

さて、11月20日付けで朝日新聞が伝えるところによりますと、大阪市ミナミの「アメリカ村」に、自動販売機を利用したハイテク防犯システムが導入されたとのことです。

これは、西心斎橋商店街事業協同組合や地元商業者で作る「アメリカ村の会」などが警備保障会社「NSJ」の提案を受け導入したもので、キャッチセールスなどの被害を受けやすい買い物客や修学旅行生らに携帯端末を貸し出し、事件発生時に携帯端末を作動させれば、街の至る所にある自販機や街路灯約30箇所で受信し、24時間巡回の警備員が駆けつけるというシステムとのこと。また、受信する自販機等にもHELPと書かれた緊急通報ボタンがついているそうです。

携帯端末をそれぞれに貸し出すというのはしんどそうですが、それ程の被害があるということでしょう。記事によれば、アメリカ村では、数年前から落書きや薬物販売などが多発していて、防犯カメラ77台を設置しても犯罪は一掃できなかったとのことです。その犯罪に立ち向かうのに、自動販売機が立ち上がったわけですね。

街中どこにでもある自動販売機。特に新たなシステムなど導入しなくても、空き缶いれが街中どこにでもあると考えれば、それだけでも環境美化には役立っているとわたしは思うのです。
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by epole | 2007-11-30 06:04 | これからの自販機
自動販売機のなかのアルプちゃん
a0003909_6354417.jpgバスの安全運転というのは、それはもう望ましいことは言うまでもないのだが、勝手なことに、急いでいる時などは容認しがたく感じるのであります。
信州大学西門前午後8時58分発のバスは、交通量の少なくなった市街地を駆け抜け、通常であれば9時10分には松本駅前に到着する。そこで私が狙うのはなんと午後9時9分発の特急しなのなのでありまして、バスから降りてホームまで走ると、遅れがちの特急電車がホームで私を待っているという綱渡りなのであります。

a0003909_6361285.jpgところが、バスが安全運転だと、簡単に2分程度のタイムロスが生じる。この2分は大きく、特急電車もなかなか5分以上の遅れはなく、乗り遅れて次の午後9時50分発の電車が来るまで松本市内をさまようのであります。

今回はそのようななかでさまよううち見かけた自動販売機上のアルプちゃん2題。
1 コカ・コーラの自動販売機のディスプレイの中にアルプちゃんのぬいぐるみがはいってこちらを眺めている。
2 ペプシコーラの自動販売機に松本市制100年のポスターが貼られ、アルプちゃんがほほ笑んでいる。(JRの駅以外では、ここで見たのがはじめてなのだ。)
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by epole | 2007-11-29 06:36 | 自販機の空間
無料サービス
11月20日付けの中日新聞が「コーヒーもコピー機も無料!! …でも、その代わりに広告」として、当世の「タダ」で商品を提供するサービスについて具体的に紹介をしていました。

その1 無料自動販売機「メディカフェ」(ウィル・ビー)
千葉県印西市のショッピングモール「ビッグホップ」内にある自販機は、コーヒー、紅茶など飲み物がすべて無料。その代わり、飲み物がカップに注がれるまでの約30秒間、自販機正面の液晶画面から企業CMが流れ、紙コップにもその企業の広告が印刷されている。
広告付き自動販売機を開発したのは、広告会社「ウィル・ビー」。同社広報は「クライアントが支払う広告費は一万カップ80万円から設定。広告費によって、飲料代が割り引かれ、最大で無料になるシステム」と説明する。

その2 無料コピー「タダコピ」(オーシャナイズ)
A4サイズで一人一回20枚の制限はあるが、コピー代が無料となるサービス「タダコピ」。昨年4月から導入が始まり、現在では39大学に63台が置かれている。
無料の理由はコピー用紙の裏面で、ここに広告を掲載する企業から広告料(一万枚で40万円)をとることでコピー代を無料にした。
考案者は、慶応大学四年の筒塩快斗社長(24)が率いるベンチャー企業「オーシャナイズ」で、三十-四十社が顧客になっている。
広告についても学生生活に密着した内容に限定するなど、広告をみてもらう工夫を凝らしているとのこと。

その3 無料プリントサービス「プリア」(アイディアシンク)
ホームページ(http://priea.jp/top/)から。によるサービス。写真に広告をつけることにより一カ月一回だけ無料でプリントが可能。広告は写真の隅に小さな企業のロゴが入るタイプと、L判写真の半分を企業広告にするタイプの二種類で15枚ずつ計30枚が1セット。
昨年11月からサービスを始め、現在、会員数は30万人を超える。

考えてみると、華やかなテレビ業界も、広告により視聴料が無料なのだなぁ。
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by epole | 2007-11-28 05:47 | これからの自販機
広島銀行に中国地方民間で初のハートフルベンダー設置
10月31日に阿波銀行が同行本店9階の職員食堂前に四国で初めて赤い羽根共同募金型自動販売機「ハートフルベンダー」を設置した旨は先にお伝えしたところですが、11月15日には、広島市西区の広島銀行研修所に「ハートフルベンダー」が設置されたそうです。
11月16日付け産経ニュースが伝えています。

同自動販売機については、社会福祉法人「広島県共同募金会」と広島銀行が設置契約を交わし、NPO法人「ハートフル福祉募金」(本部・仙台市若林区)に管理運営を委託したもの。募金についてはハートフル福祉募金が定期的に回収し、県共同募金会に寄付するとのこと。
民間企業の関係先での設置は中国地方で初めてとのことです。

「ハートフルベンダー」って、社員食堂や研修所など、閉鎖的な環境での設置が多い。また、大学や銀行など、オカタイ場所の設置が目立ちます。
たとえばどこか大手のパチンコ屋さんで導入すれば社会的評価も上がるし、でかく当てたお客さんが勢いで万単位を寄付してはくれないかなぁ。

(でも、この「ハートフルベンダー」には10円と100円の募金ボタンしかない。1000円寄付しようとすると少なくとも寄付ボタンを10回押さなければならないのだな。10,000円だとさらに大変なのだな。)
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by epole | 2007-11-27 05:55 | これからの自販機
まもるくん自動販売機

世の中で「まもるくん」といえば、団体新型障害保険やら居酒屋やら地震体験車やらたくさんあるなかで、愛媛県で「まもるくん」といえば、もちろん「伊予まもるくん」。愛媛県警察のシンボルマスコットであります。
外見は顔を描いた伊予柑に手足がついて警察帽子をかぶっていてちょっとかわいらしい。役所のイメージキャラクターでも、福岡県の「消防・防災・安全」のイメージキャラクター「まもるくん」はかっこいい感じなのだが、それぞれ目指す方向が違う。
名字の「伊予」がまたいいんんだな。伊予といえば伊予の国。これは現在の愛媛県にあたるのだな。

さて、11月7日付けでizaβ版(産経デジタル)が伝えるところによりますと、愛媛県警察は不審者などの情報が電光掲示板に流れる清涼飲料の自動販売機を、松山市堀之内の愛媛県美術館前など2カ所に設置すると発表したとのことです。
愛媛県警が四国コカ・コーラボトリングに協力を要請し実現するもので、警察情報を発信する自動販売機の運用は全国で初めてのことです。

メッセージボード付き災害対応型自動販売機はコカ・コーラボトリングが積極的に普及を図っているもので、防災情報のほか設置者は独自の情報をメッセージボードに掲載できるのですが、多くの場合「時事通信ニュース」が流れているのです。今回愛媛県警察が設置するものにはひったくりなどの事件情報や不審者情報、交通安全や鍵かけなどの広報メッセージが流れるそうで、情報に事欠かない。まことに有用な活用で、参考になるのであります。

もちろん災害時には警察の判断で飲料が無料化される。災害時の管理もそうでないときの管理も万全。これは気がつかなかった。
問題はどこに置くかということですが、公共の敷地に新設するの?交番の入り口に置く?それはそれで悩ましいのだなぁ。
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by epole | 2007-11-25 11:40 | 災害対応自動販売機
視聴権利・販売機
a0003909_22161872.jpg『アスタラビスタ』というのはDVDの自動レンタル機で、東京メトロの10駅の構内に設置されたのは昨年8月。そして今年の春にはなぜか長野市三輪のマツヤ(スーパーマーケット)に設置されていたのであります。
そして今日、久しぶりに牛乳とジュースでも買おうかと出かけてみると、それはそこにはありませんでした。
やはりこのような地域のこのような場所では利用者は少ないと思っていたとおり、実験は失敗に終わったのかなぁ。それでも、利用者が少ないなりに、データは活用されてゆくことだろう。
(しかしながら、この一年間私も何回か首都圏の東京メトロを利用し目を血走らせているのですが、今だにいきあたらないのはどうしてだろうか。)

さて、それはそれとして、22日は月に一度の勉強会が虎ノ門であり、そのここちよさに包まれながら泊まったホテルの自動販売機コーナーにあったのが『視聴権利・販売機』
ルームキーを近づけると、ホテルの部屋で通常のテレビとは違う内容のものが視聴できるようで、これはその権利を獲得するもののようです。
でも、番組自体を見なかった私は、翌朝フロントで料金を請求されませんでした。これは販売機とあるが販売機ではないのか?それとも私が使い方を知らなかっただけなのか?そういえばコイン入金機も紙幣挿入口もこの機械にはついているが私は入金しなかったなぁ。どの段階で間違えたのだろうか。
使い方がわからない私は釈由美子さん以上の機械オンチなのかもしれない。
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by epole | 2007-11-24 22:16 | 自販機の空間
コカ・コーラウエストホールディングスが専用リサイクル施設を建設
11月7日付けNIKKEI NETが、コカ・コーラウエストホールディングス(本店:福岡市東区)が自動販売機の専門リサイクル施設を北九州市内に全国で始めて建設する旨を伝えています。
この施設は同社の自動販売機を回収、分解して金属などの再利用を進めることを目的とするもので、年間2万台の処理能力を持ち、九州北部や関西、中国地方から自社の廃棄自販機を全量回収、新施設に搬送してリサイクルするとのこと。また、自販機メーカーのサンデンと共同でリサイクルしやすい機種の研究開発も進めるとのことです。

コカ・コーラウエストホールディングスといえばコカ・コーラウエストジャパン株式会社と近畿コカ・コーラボトリング株式会社が経営統合したもので、九州から近畿まで、日本の約3割を占める巨大な営業地域をもつ日本最大のボトラーであります。世界第4位の売上げを持つボトラーだからこそできる独自のリサイクル施設の建設稼動で、経営統合の成果を強く感じるのです。

今後はここを拠点としながら、他のメーカーボトラーを含め、全国の自動販売機の一層のリサイクルを進める存在となることが期待されるのであります。
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by epole | 2007-11-22 06:04 | これからの自販機
都道府県での青少年保護条例と自動販売機
青少年保護条例については先日全国の都道府県の状況をまとめたところですが、条例自体一部改正、全面改正がされ、当初の条例の制定時期と内容はなかなか確認が困難なのです。
そこで書籍※をあたってみることとしました。

青少年保護の条例化は、まずは市町村から始まったようで、それも茨城県の市町村が全国にさきがけていたようで、昭和23年秋から翌年にかけて条例化が次々とされたようです。

下館町公安条例(昭和23年9月1日条例第115号)
第1条 本町の住民及び滞在者の安全を保持するため地方自治法第14条に基いて公安条例を設ける。
第2条 本町の住民又は滞在者で18歳未満の男女は午後10時から午前4時まで保護者の同伴がなくて外出してはならない。
第3条 この条例に違反した者に対しては2千円以下の罰金拘留または科料に処す。但し状況によつてその刑を免除することができる。

いまでこそ青少年保護条例は成人向け自動販売機取締条例の感があるのだが、当初はその影もない。そもそも自動販売機が一般的でなかったのだな。

さて、戦後の混乱期には、「カストリ雑誌」と呼ばれる、性を売り物とする出版物が巷に出回り、刑法第175条の「わいせつ文書頒布販売罪」の適用を受けて取り締まりがされていたところですが、特に青少年を対象として、有害な出版物に対する規制をなすものとして、都道府県での条例化が検討されるようになったようです。
このようななかで我が国最初の青少年保護条例として成立したのが、岡山県の「図書による青少年の保護育成に関する条例」(昭和25年条例第41号)で、次いで和歌山県青少年保護条例(昭和26年条例第41号)、香川県青少年保護育成条例(昭和27年条例第22号)と制定されてゆきます。しかしながら条例の制定は比較的緩やかなペースですすみ、昭和40年台でも、30強の都道府県で制定されるにとどまっています。これは、表現の自由への侵害となるのではないかという憲法上の疑念と、そもそも各地方公共団体がばらばらに条例で規制を行うべきものかどうかという問題があったとされています。

この状況が変わってくるのが昭和50年代で、それまで条例を制定しなかった都道府県が相次いで条例を制定します。その背景にあったのが成人向け自動販売機の普及でありました。
奈良県青少年の健全育成に関する条例(昭和51年12月22日条例第13号)では、同種条例ではじめて「有害図書類・有害がん具刃物類の自動販売機による販売制限」が盛り込まれ、この自動販売機による販売を制限する条項の導入のために、これまで青少年保護条例のなかった都道府県でも条例の制定が相次ぎ、この条項を盛り込むための条例改正が行われたのであります。
現在では、長野県を除く青少年保護条例を制定したすべての都道府県条例に自動販売機に関する規制条項が盛られています。

憲法上の疑念も、目前の成人向け自動販売機への対応という現実問題の前に吹き飛んでしまったのだな。

※参考:「青少年保護条例 公安条例」(昭和56年1月10日奥平康弘編著)
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by epole | 2007-11-21 06:14 | 成人向け自販機の黄昏
阿波銀行に四国初のハートフルベンダー設置
10月31日付け四国新聞が伝えるところによりますと、同日、阿波銀行(香川県徳島市)とNPO法人ハートフル福祉募金(宮城県仙台市)は阿波銀行本店9階の職員食堂前に、四国で初めて共同募金型自動販売機「ハートフルベンダー」を設置したとのことです。

この自動販売機は飲料の購入ボタンと並んで十円と百円の募金ボタンがあるもので、つり銭がいったん保留され、この中から募金ボタンを押した金額が県共同募金会へ募金されるタイプで、飲料を買わないで募金だけもできるようです。
また、飲料メーカーも一本販売するごとに二円を寄付するほか、設置場所を提供する阿波銀行も管理業者からの販売手数料を募金するとのこと。

社員食堂という外部に閉じた空間におかれたというのがすこし気になったのです。銀行が自己店舗に置くという場合、なにか問題が生じるのかな。そういえば銀行店舗内に自動販売機があるという話をあまり聞かない(郵便局は別だが。)。なにか法律、または不文律、不文則があるのだろうか。なぜ郵便局はOKなのだろうか。

さて、記事の終わりには、NPO法人ハートフル福祉募金の現在の状況をまとめていました。
同法人は共同募金の理念に賛同し、募金型自販機の開発と普及を推進。二〇〇六年四月に仙台市の東北福祉大学内に第一号を設置し、今回で十九都道府県、百八十二台目となった。これまでの累計募金額は約四百万円。
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by epole | 2007-11-20 06:11 | これからの自販機
東京都における「はみ出し自動販売機」問題
1 経過
(撤去要請)
平成2年8月から9月にかけて主婦連合会、タバコと健康全国協議会、日本アルコール問題連絡協議会などの市民団体(以下「主婦連等」)が千代田区内の酒類、たばこの各自動販売機の道路へのはみ出しの有無の調査を実施。酒類自動販売機では69.8%、たばこ自動販売機では73%のは見出しを確認した。
この調査を踏まえ、主婦連等は、平成2年10月大蔵省、国税庁、建設省、東京都、全国小売酒販組合中央会、酒類・たばこメーカー等に、はみ出し自動販売機の撤去を申し入れ、以降「はみ出し自動販売機対策協議会」を設立、メーカーに対し是正を要請。
平成5年9月、日本たばこ産業株式会社以下4社を道路法・道路交通法違反の罪で警視庁に告発。
(東京都の対応)
平成2年10月、主婦連からの申し入れを受けて日本自動販売機工業会、自販機保安整備協議会、日本自動販売協会にはみ出し自動販売機の移設・撤去などの是正措置を要請。
平成3年に道路延長604キロでサンプル調査を実施。1,539台がはみ出していることを確認。
平成4年9月、自動販売機是正指導会を開催し、中身商品メーカーと上部団体、自動販売機関係団体に是正を指導。
平成5年5月はみ出し自動販売機の適正化を目的とし、道路管理者、交通管理者、行政機関、(社)日本たばこ協会、(社)全国清涼飲料工業会等の関係団体を構成員とした『東京都路上自動販売機対策協議会』を設置。
(警視庁の対応)
平成5年10月から11月にかけてはみ出し自動販売機の調査を実施。42社に対して改善を指導。
(撤去の実現)
平成6年、東京都内のほとんどのはみ出し自動販売機が撤去された。

2 はみ出し自動販売機がこれほど多く存在した理由
従来から小売店が店先に設置して来店する客や店先を通行する人々に対して時間を問わず手早く中身商品を販売することができるといった販売する小売店としても購入する一般人にとっても便利性、有用性が高いものとして、一般に普及してきたことから、その設置場所の一部が私有地内を超えて道路敷にはみ出していたとしても通行妨害になるとの認識は余りなかった。

(参考)
行政事件裁判例:平成7(行コ)106「不作為の違法確認等請求控訴事件(原審・東京地方裁判所平成6年(行ウ)第5号)」 平成12年03月31日 東京高等裁判所
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by epole | 2007-11-18 19:01 | 自動販売機と犯罪