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豊岡市役所にペプシコーラのコウノトリ募金自動販売機
6月30日付けで神戸新聞ニュースが伝えるところによりますと、近畿ペプシコーラ販売は6月29日に、コウノトリの野生復帰を支援する「豊岡市コウノトリ基金」への寄付ボタンが付いた飲料自動販売機を兵庫県豊岡市役所に置いたとのことです。
この自動販売機では、寄付金用に割り当てられたボタンを一回押すごとに10円が寄付されるほか、飲料1つあたり1円が寄付されるそうで、同社が兵庫県内でこのタイプの自動販売機を設置するのは初めてとのことです。

コウノトリ支援自動販売機といえば、2006年4月2日に近畿コカ・コーラ・ボトリングが豊岡駅前に売上の一部を「豊岡市コウノトリ基金」に寄付するソーラー装置付き自動販売機を設置したところですが、今回ペプシコーラの追撃なのであります。

今回のペプシコーラの面白いのは、自動販売機の飲料選択ボタンの一つがそのまま募金ボタンに割り当てられていることで、商品ディスプレイ部分には説明書が置かれています。
わりと容易に募金自動販売機が出現しそうなのであります。わたくしの好みではありませんが。
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by epole | 2007-06-30 12:57 | 自販機による販売戦略
公民館に設置された募金箱型自動販売機
6月27日付けで「石巻かほく」(三陸河北新報社)が伝えるところによりますと、6月26日、石巻中央公民館に「募金箱型自動販売機」が設置されたとのことです。

設置をしたのは石巻市共同募金委員会で、市内での公共施設への「募金箱型自動販売機」は初めてで、専用のボタンにより「気軽に」釣り銭を寄付でき、募金だけの利用も可能。自販機の管理者や飲料メーカーも売り上げや手数料の一部を寄付し、集まった募金は、県共同募金会を通じて石巻市共同募金委員会が福祉、社会事業団体に配分。集まった募金額は、一カ月ごとに自販機に表示するとのこと。

この記事をよくわからなくしているのは、誰がこの自動販売機の設置者であり、管理者であるかということの不明と混同。
公民館であれば、建物は市の行政財産で、その管理は市教育委員会であるのが一般的。共同募金会が設置者ということは、まず考えられません。
それでは共同募金会が自動販売機の管理者かどうかですが、一般に共同募金会には自動販売機の管理業務(商品補充、金銭管理、廃棄物処理等)のノウハウがなく、管理を行うことは考えにくい。
結局石巻市共同募金委員会は、集まった募金を受け取って配分するだけなのだと思われます。

設置者たる石巻市(教育委員会)は収益を特定団体に寄付することはできないから、この自動販売機設置に伴う募金活動を実質的に行うのは、ここに自動販売機を置いて管理する自動販売機管理会社と考えられるのだけれど、その会社は記事では紹介されていないので、記事全体がよくわからないものとなっているのが残念。
でも、この募金箱型自動販売機は石巻地方ではスーパー「あいのや」の六店舗が導入していて、全国では現在東日本を中心に約150台あるという情報等はありがたいものなんだな。

さて、自動販売機とはまったく関係がないけれど、北海道苫小牧市の食肉加工販売会社「ミートホープ」には、雨水で冷凍肉を解凍する施設があったとのこと。
冷凍肉はビニールシートに包まれ通常は直接肉に汚水がふれることはないのだけれど、何らかの事故で細かな穴があいて、肉が汚染される危険をはらんでいます。
数十年前の森永砒素ミルク中毒事件のことを思い出しました。

食品会社なら誰でも覚えているであろう事件。その記憶も風化してしまっているのだろうか。わたくしたちも、もう一度過去の教訓を思い返すべき時期なのかもしれない。

「清流で冷やした飲料」は、「自動販売機で冷えた飲料」よりずっとおいしそうなのだが。。。
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by epole | 2007-06-29 06:06 | 自販機ニューズ
トットちゃんとキャラメルの自動販売機
トットちゃんの出会ったのは、家に帰る駅の一つ手前の「大岡山」の駅の階段下にあるキャラメルの(自動)販売機。

で、トットちゃんの観察によると
「お金を入れると、キャラメルが出てくる機械」
「機械の上のほうには、おいしそうな、キャラメルの絵が書いてある。」
「キャラメルは、小さい箱が五銭で、長い箱のが、十銭」
「でも、その機械の中には、もう、ずーっと前から、キャラメルは入っていなかった。」
「だから、どんなにお金を入れても、叩いても、何も出てこない。」

でも、トットちゃんはみんなよりしつこくて、
「もしかすると一箱くらい、残っているのがでてくるんじゃないか?」「どっかにひっかかっているかも知れない!」
そう思って、毎日、わざわざ電車を途中下車しては、五銭と十銭をいれて試してみる。でも、いつもお金だけがチャリン!と音を立てて戻るのだ。

このキャラメルの自動販売機は五銭と十銭の2種の価格を判別し、それぞれの商品を排出する。自動販売機本体には「おいしそうな」キャラメルの絵!どのような絵なのだろうか。
なかに商品がない場合、お金が戻ってくるという機構は消費者にとって安心なのだな。
でも、戦争中で、自動販売機に新たなキャラメルは補充されない。
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by epole | 2007-06-28 06:25 | 小説にみる自販機
渋谷の電光掲示板付き自動販売機
a0003909_6201042.jpg坂の下のほうにあったのが、コカ・コーラの電光掲示板付き自動販売機。
これはコカ・コーラ社が災害対応型電光掲示板付き自動販売機として展開しているものと外観は同様。ただし、ここでは災害対応との表示はなく対応は不明。

道を行き交う人々は、この自動販売機を単なる電光掲示板付き自動販売機としてとらえ、次々と表示される時計表示や時事ニュースを横目に眺めているのだろう。でも、街に刺激があふれているためか、ここで足を止めてこの自動販売機(のディスプレイ)に見入る人はわたくし以外いない。

もし都心で災害が起こり、交通が分断され、大規模な停電が起こったら、これらの道路わきの自動販売機はただの支障物となるのだろうか。
これまでの自動販売機はいざという非常時にはかんたんにバールなどで開けられ中の飲料を活用できそうだったのに、最近のものには大きなカギがついて、これでは緊急時にも何の役にも立たない。
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by epole | 2007-06-27 06:20 | 自販機の空間
広辞苑でひく自動販売機
『広辞苑 S30.5.25第1刷 S30.8.5第1版第2刷発行』
「〔自動・自働〕-はんばいき〔自動販売器〕(automat) 特殊の売品につき、代価相当の硬貨を投入口に入れれば、電気的作用で物品を突出す装置。乗車券・入場券・菓子の販売、覗眼鏡など、その種類が多い。」

『広辞苑 S44.5.16第2版第1刷発行』
「〔自動・自働〕-はんばいき〔自動販売器〕(automat) 特殊の売品につき、代価相当の硬貨を投入口に入れれば、電気的作用で物品が出てくる装置。乗車券・入場券・菓子の販売、覗眼鏡など、その用途・種類が多い。」

『広辞苑 S51.12.1第2版補訂第1刷』
第2版第1刷と同じ。

国立国会図書館で、古い広辞苑を探して読んでみる。ここに「第1版第1刷」が置いていないのは不思議な気持ちがする。
広辞苑は昭和30年に初版が発行されているのだが、「自動販売器」はすでにその項目に取り上げられている。
第1版と第2版の違いは「物品を突出す」と「物品が出てくる」の部分と「「その種類が多い」と「その用途・種類が多い」の2箇所。そういえば今でも券売機など、「突出す」ものもある。旧くの自動販売機はこのタイプであったのあろうか。昭和42年発行の『言林』にも「品物を突出す」との説明がある。

この時期の説明として「特殊の売品」との記載があるが、現在のものにはない。
(広辞苑第5版「(automat)貨幣・カードなどを投入口に入れると、物品が自動的に出てくる装置。乗車券・飲料・雑誌の販売などに用いる。自販機。」)
自動販売機は当初は特殊の売品のみを販売していたが、その後さまざまな物品を販売するようになってきたのだ。
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by epole | 2007-06-26 06:26 | 辞書でよむ自動販売機
情報ベンダー「モニタン」のディスプレイ操作にはコツが要る
a0003909_21155782.jpg渋谷には『たばこと塩の博物館』があって、そこには古い『煙草の自動販売機』が展示されているとのことで、写真はよく見ているのですが、それはそれ、実物をみて、できたらさわってどのように商品が中に入っていて、どのように出てくるのかを知りたいのであります。

そこまでわかっていながらいつもの悪い癖で、いけばきっとすぐにわかるさと渋谷の街を歩き回ります。とりあえずハチ公前から線路に沿って北に向かい、なんとなく左にまがると、あったのが、情報発信自動販売機「MONITAN(モニタン)」。

これはあの、本体に大型タッチパネルディスプレイがフジタカの自動販売機についたもので、いつもは広告が画面に表示されているのだけれど、タッチパネル操作により、さまざまな情報が表示されるという優れものなのであります!

これは、さっそく『たばこと塩の博物館』を調べてみるというものでありましょう。
で、触ってみたのですが。。。変化がありません。
どんなに執拗にタッチパネルに触れても触っても、この画面はいっさい反応をしません。動かないものを動かそうとして動かないのは当たり前ですが、動くはずのものが動かないのは実に面がゆいものであります。
どうやら、このタッチパネルを操作するのはこつがいるようです。私には情報化に乗り遅れてしまいました。

そんなわけで、ここからまたしばらく渋谷の街をさまようことになるのであります。あぁぁ。。。
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by epole | 2007-06-25 21:17 | 自販機の空間
渋谷駅の赤レンガの外観の自動販売機群
a0003909_1474126.jpg渋谷駅のモヤイ像からハチ公像に向かう途中の駅内通路左側に連なる自動販売機。

東京駅を髣髴させるレンガの外観に3台の自動販売機が包まれています。
左からソフト飲料の自動販売機、おかしのターンテーブル型自動販売機、紙パック飲料の自動販売機。
3台が一体となって、素敵な感じ。これが一台一台離れていたら、ごてごてとした高度成長期の田舎町みたいだったところなのだな。

かつては渋谷もそうだったのか。
左側のコインロッカーや、右側の証明写真の自動販売機は貧しいそのころを引きずっているのがよくわかるのであります。
(ただ、通路部分の狭いこの区間では、こういった機械がないほうが歩きやすいであろうことはいえます。)
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by epole | 2007-06-24 14:08 | 自販機の空間
ビル一階側壁一面の調和ある自動販売機群
a0003909_1414344.jpgここは新宿。

新宿駅西口のビルの壁面1階部分のこちら側一面が自動販売機となっている。
きちんと一台一台が組み込まれ、統一をみせている。
これはもうアートの領域なんだな。

イギリスであれば、自動販売機を利用する人々が立ち止まり、交通を阻害するという理由で実現はできないだろうけれど。

ところで、上部に書かれた「限りある地球資源を大切にしましょう」とのかかわりは何なのだろう。
ことばはかっこいいのだけれど、よくわからない。
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by epole | 2007-06-24 11:05 | 自販機の空間
『八月の路上に捨てる』の自動販売機
飲料自動販売機管理会社で働くふたりのある八月の1日を描いた小説
伊藤たかみ 著 『八月の路上に捨てる』(135回芥川賞受賞)平成18年上半期

2006年8月30日第1刷 『八月の路上に捨てる』はP7からP92までの85ページに掲載されている。
この小説のなかで出現する「自動販売機」は、
P7  自動販売機
P8  自販機
P9  自販機・自販機・自販機
P11 自動販売機・自販機
P12 自販機
P20 自動販売機
P43 自販機
P48 自販機・自販機
P64 自販機
P65 自販機・自動販売機・自販機・自販機
P70 自販機・自販機・自動販売機・自販機・自動販売機
P80 券売機・自動販売機

「自動販売機」7回(29%)、「自販機」16回(67%)、「券売機」1回(4%)の計24回なのであります。
「自動販売機」と「自販機」の配置に規則性はあるかな。
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by epole | 2007-06-23 10:43 | 小説にみる自販機
大阪市でユビキタス街角見守りロボット事業
6月21日付けで日経ネットが、大阪市などが監視カメラなどを付けた自動販売機で登下校中の児童の安全を守る『ユビキタス街角見守りロボットモデル事業』事業を今年10月から市立中央小学校(大阪市中央区)の学区で運営を始める旨を伝えています。

これは、(財)大阪市都市工学情報センター(代表機関)、大阪市(計画調整局、教育委員会事務局、市民局、中央区役所)、大阪市立中央小学校、大阪市立中央小学校PTA、中央小はぐくみネット委員会、富士電機システムズ(株)、立命館大学、大阪府商工労働部の8者で構成する『ユビキタス街角見守りロボットモデル事業推進協議会』が事業主体となって行うもので、総務省から5000万―1億円の補助を受けるとのことです。

この事業については平成18年2月から1ヶ月間「ユビキタス街角見守りロボット」中央小学校周辺で実証実験が行われていたものであり、昨年わたくしが確認をしにいったところでも、小学校周辺のコカ・コーラの電光掲示板付き自動販売機のいくつかには、実証実験関連機器が残されていたところです。

今回の事業は平成19年度に総務省委託のモデル事業として開始、3年間の継続運用を予定しているそうです。

この事業、タグだの自動販売機だのが目を引きますが、一番大事なのは地域のコミュニティの力なのであります。そのへんについては後日詳しく記したいと思います。
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by epole | 2007-06-22 06:33 | 地域貢献型自動販売機