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比例原則
比例原則とは、達成されるべき目的とそのために取られる手段の間に合理的な比例関係が存在することを必要とする原則をいいます。

青少年の健全な育成を図るための措置として、条例は過度に、突出して自動販売機の設置抑制を求めているように感じます。
長野県で先ごろ制定された地球温暖化対策条例でも、24時間店舗と並んで自動販売機設置者に、特に二酸化炭素排出抑制計画の策定、提出、達成状況の報告を求めています。

これらは比例原則に反すると思うのだけれど、どうだろうか。

昨日で自治行政法の講義が終了。又坂先生、ありがとうございました。
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by epole | 2006-05-31 06:30 | 総論
カタログ自販機
わたくしの狭い常識の中では、自動車のカタログというものは、自動車ディーラーにいくと販売車それぞれのものが「ご自由にお持ちください」と置いてあり、ないものがあれば、これ幸いとばかりに受付嬢にお願いし、一部を頂戴しながらお話しするチャンスとするのでありますが、場所によっては狭い常識は通用しないのであります。

フジテレビでおなじみのお台場(私にとってはお台場といえばいまだにフジテレビと船の科学館なんだな。)にあるトヨタ自動車の「MEGA WEB」には「クルマのカタログを販売する自動販売機」が設置されている旨をカービュークルマ・ニュースが伝えています。
「トヨタの現行全車種のカタログが同自動販売機で購入可能で、カタログの価格は100円~300円程度。トヨタ車ファンは、うれしい自販機となっている。」とのことですが、カタログは無料と思い込んでいるわたくしには、購入する人がいることが信じがたいのであります。都会では車を買おうとする人にカタログをくれないのでしょうか。何のためのカタログだろう。だいいち自販機なんかあるのでは、受付嬢とお話しができないではないか!

図書類の自動販売機といえば、各県の青少年保護育成条例を読んでみると、
1 書籍又は雑誌であつて、著しく性的感情を刺激する姿態又は性的な行為で青少年の福祉を阻害するおそれがあるものとして規則で定めるものを被写体とした写真又は描写した絵を掲載するページ(表紙を含む。)の数が二十ページ以上であるもの又は当該書籍若しくは雑誌のページの総数の五分の一以上を占めるもの
2 テープ(録画済みのものに限る。)、ビデオディスク、映写用の映画フィルムその他の映像が記録されている物であつて、卑わいな姿態等を描写した場面の時間が合わせて三分を超えるもの
を自販機で売ってはならないとする条例が多いようです。
これが守られている限り、自販機で本を買っても失望するだけですなぁ。でも、この基準って、性情報がネットで溢れている現在、突出して厳しすぎないか。また、この規制の結果、成人向け自販機が消えてゆく。条例の目的は「青少年の健全な育成」だが、実は「自販機の撤去」が目的となっていないか。それらは本当に「表現の自由」「出版の自由」「営業の自由」を侵していないのか。
これまでのところ判例は条例を支持しているようですが、あたしはいま納得がいかないのだな。
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by epole | 2006-05-30 06:28 | 成人向け自販機の黄昏
ホワイトリボン自動販売機
ジョイセフ(JOICFP)とは、財団法人家族計画国際協力財団(Japanese Organization for International Cooperation in Family Planning)の略で、「開発途上国に人口及び家族計画・母子保健を含むリプロダクティブ・ヘルツ/ライツに関する研究および研究の助成ならびに必要な援助を行い、関係地域住民の福祉の増進に寄与すること」を目的として設立された国際協力専門機関なのだそうです。

ジョイセフが支援している「ホワイトリボン運動」とは、母と子の健康といのちを守る運動のことで、伝統的助産師に対する近代的な知識の普及と技術の研修、安全で清潔な自宅分娩をするための出産介助用具の提供、住民への健康教育、教材開発、栄養不良を減らすための栄養改善教室の開催、急患をクリニックに運んだり助産師や保健師が家庭訪問をするための自転車の寄贈、薬の提供、貧しい村人が薬を買えるように収入創出活動などの活動が行われているとのことです。

5月27日付けで読売新聞が、「各地に次々とチャリティー自販機が設置され、のどの渇きを癒やしながら、関心がある社会問題にも貢献できると、自販機の設置者、消費者にも好評」と伝えています。

ホワイトリボン自動販売機を展開しているのは伊藤園。ホワイトリボン自販機からドリンクを購入すると、収益金が途上国の母と子を救うホワイトリボン運動に還元される(設置者は1本につき2~5円を運動への寄付金として、ジョイセフに寄託する)そうで、現在8台が設置されているそうです。

自動販売機本体が設置者の買取でなく、設置から管理まで全てを自販機管理会社が行っている現在、設置者は容易に自動販売機を入れ替えることが可能となっています。また、世に飲料自動販売機は飽和状態で、限られた設置場所を巡って会社間で過当競争が繰り広げられています。
そんな中で、一つ一つの自動販売機にアイデンティティーを持たせることが、その存続要件となりつつあるようです。

identity
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by epole | 2006-05-29 06:22 | 地域貢献型自動販売機
昭和横丁二丁目のビン飲料自販機
a0003909_10305177.jpg土曜日午後はゼミの日。

これから夏に向かい間もなくせみの鳴き声が街中に響き渡ることでありましょうが、27日の土曜日は少し肌寒いものの、小鳥たちのさえずりが風に乗って伝わってくるような土曜日でありました。
それは兎も角、こころのなかを、ある感傷が支配する中、そんな私を見透かすように現れた風景は、「昭和横丁二丁目」。その一角、涙の向こうでにじんでいるのが、赤いビン飲料自動販売機であります。

売っているのはまさしくコカ・コーラ。値段は百園。容量は飲みやすい容量6・1/2オンス(190ml)。

ビン飲料自動販売機は、昭和の町によく似合う。松本駅前昭和横丁二丁目。
ナポレオンが見ている。

an apple song
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by epole | 2006-05-28 10:28 | 自販機の空間
災害対応型自販機 南九州の動き
全国的に災害対応型自動販売機の設置が急速に進んでいます。
これまでニュース報道を手がかりに動向を把握してきましたが、今後は設置各社のニュースリリースのチェックを定期的にするなどしないと、追いついていかない勢いであります。

最近特に導入が活発なのが、コカ・コーラ社の電光掲示板付き災害対応型自販機で、連日、グループ社のいずれかが、どこかの自治体と設置協定を結んでいる感があります。

いま南九州コカ・コーラボトリング株式会社のニュースリリースを見てみますと、つぎのとおり災害対応型自動販売機の設置に関する発表がされていました。詳細は後ほどまとめましょう。

2005/ 9/ 2 宮崎県高鍋町と災害物資提供の協定を締結
2005/12/21 鹿児島県阿久根市と災害物資提供の協定を締結
2006/ 1/19 熊本県八代市と救援物資提供の協定を締結
2006/ 4/ 6 宮崎県西都市と救援物資提供の協定を締結
2006/ 5/24 熊本県宇土市と救援物資提供の協定を締結
2006/ 5/26 大分県臼杵市と救援物資提供の協定を締結

ちなみに5月26日付けで南日本新聞が、「南九州コカ・コーラボトリングが近く、霧島市消防局と協定を結ぶ」旨を伝えています。これは消防局との協定としては九州初で、全国でも例がないのではないかとのこと。
私も、消防局との提携は全国初だと思いますよ。

"Vending machine corresponding to disaster"
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by epole | 2006-05-27 07:32 | 災害対応自動販売機
フィリップモリスジャパンの新定価案
財務省が何を根拠にしてかたばこ1本あたり1円の増税を7月1日に行うこととし、JTやらBATやらフィリップモリスジャパンやらが銘柄によっては増税以上の値上げを申請し、これに対して財務省は何を根拠にしてかフィリップモリスジャパンに値上げ幅を圧縮するよう指導し、フィリップモリスジャパンは当初41銘柄について1箱30円の値上げを申請したうち、23銘柄については20円で再申請することになったという。何を根拠としてかちんぷんかんぷん。特に財務省のへんがわかりにくい。

たばこ販売3社は数字はともかく「成人識別機能を自販機に付与し、システムを運用するための費用」という根拠を示しているし、今後のシステムの運用の先行きには不透明な要素が多く、それを予測評価する各社にバラつきがあって当たり前。それをなんですか、「それを考慮しても値上げ幅が大きすぎるのではないか」と指摘する財務省って、何?

2008年から予定されるシステムでは、「たばこカード」というICカードを持っていないと成人でも未成年者でもたばこ自販機でたばこを買うことはできません。たばこカードを貰うには、一定の個人情報を届け出て、その情報が(社)日本たばこ協会で管理され、その一部がたばこカードに記録されるわけで、このような面倒で、しかも個人の情報をさらすようなシステムに愛煙家がいくらタバコが好きだといっても乗るかどうか。
たばこ会社にとって、世紀の大失敗になるかもしれない中で、このリスクを大きく考え値上げを計画する会社があっても当然だと思うのだが。

ちなみにフィリップモリスジャパンの新定価案はこちら
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by epole | 2006-05-26 00:24 | たばこの自販機
釧路市に災害対応型自販機
5月23日付けで北海道コカ・コーラボトリング株式会社がニュースリリースしたところによりますと、北海道釧路市と同社は5月29日付で「災害時における救援物資提供に関する協定」を締結します。

この協定は、
1 災害時に、釧路市からの要請により、北海道コカ・コーラボトリングの在庫飲料水を有償で提供すること。
2 釧路市役所をはじめとする公共施設に災害対応型自動販売機を設置する
というものです。

設置される自動販売機は全面上部に電光掲示板のついたコカ・コーラ特有のもので、この電光掲示板を通じてさまざまな情報を提供することができます。

釧路市での設置先は、釧路市役所、生涯学習センター、こども遊学館、MOOバスターミナル、厚生年金体育館、阿寒町行政センター、音別町行政センターの7箇所。繁華街の行政施設を中心に広域的に設置するということなのかな。
釧路市では釧路地区で177箇所、阿寒地区で25箇所、音別地区で13箇所の計215箇所の避難場所を定めています。これらにも設置が進んでいくのでしょうか。
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by epole | 2006-05-25 06:29 | 災害対応自動販売機
充電池搭載災害救援ベンダーの表示
a0003909_5433325.jpg長野県安曇野市の長野県安曇野庁舎には災害対応型自動販売機が3台並んでいるのですが、そのうちの2台には、同様に黄色く大きな表示がされていることに気がつきました。

充電池搭載災害救援ベンダー
~この自動販売機は災害停電時においても、飲料供給ができます~

そこにはコードが切れているのに力こぶを作って飲料を出し続ける自動販売機のイラストが。頭の上にはなにやら灰色の箱を乗せている。。。

この2台に共通するのは、蓄電池を自販機の上に載せていて、停電時でも一定時間通電し、飲料が無料で取り出せること。黄色く大きな表示はそのことを示すマークだったんだな。
そういえば、数日前にコカ・コーラさんが蓄電池設置の工事をしていました。それで右側の自販機にも表示されたのだな。

世の自販機の多くにこの表示がされる日が来てほしいような、来るような予感がしています。
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by epole | 2006-05-23 05:44 | 災害対応自動販売機
津波避難場所への災害対応型自販機設置
a0003909_6122922.jpg中日新聞が5月18日に伝えるところによりますと、三重県度会郡(わたらいぐん)大紀町(たいきちょう)に災害対応型自動販売機が設置されたとのことです。

設置場所は大紀町錦の錦支所前で、ベンダーはダイドードリンコ(株)のもの。バッテリーを内蔵し、災害時には管理者がキー操作をすることにより、3時間ほどの間、無料で飲料を提供することができます。自販機の管理は同町大内山の飲料卸伊藤商店が行うとのことです。

大紀町錦とはどのような場所なのかgoogle mapで調べて見ると、大部分を内陸部を占める町の一部が太平洋熊野灘に突き出していて、その錦湾周辺が「錦」なのであります。
大紀町役場では錦地区について津波災害を想定していて、地区内に20箇所の津波避難場所を定めており、今回自販機が設置された錦支所前も避難場所のひとつになっています。

中日新聞でも「道路が寸断された場合、緊急物資が届かないことも考えられるので、設置はありがたい」との役場職員の話を紹介していますが、そのとおり。このような場所にこそ自動販売機が設置されるべきと思います。
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by epole | 2006-05-22 06:06 | 災害対応自動販売機
iPodの自販機
iPodの自販機については、昨年10月28日付けでその存在をお伝えしたところですが、この度その自販機の写真及びなんと購入する場面の動画を発見いたしました。

4月8日付けのニテンイチリュウさんのブログでは、サンフランシスコ国際空港とサンフランシスコ ARGENT HOTEL、そしてハーツフィールドアトランタ空港にiPodの自販機が置かれたことを伝えた上で、その写真と動画を掲載しています。
写真をみると、自販機はかなり背が高くて幅広い大型のもので、実際に買う商品がガラスの向こうに展示されて、クレーンが迎えに行くという方式のものです。大きなディスプレイ画面の操作版により操作し、クレジットカードの読取りスロットが右側にあります。
ニテンイチリュウさんはその後サンフランシスコを訪れ、サンフランシスコ国際空港の2F、Arrival FloorのArrival Gateを出て、右にずっと行ったフロアの端のiPodの自販機を再確認し、「実際に買ったわけではないので、違うかもしれませんが、クレジットカード決済のみで、製品保証については一切記述がなくて、どうなっているのか不明。
人がそんな通るわけではないところにあるので、売れ行きも多分よくはないでしょう。何のためにiPodを自販機でうるのかますますなぞ。」と伝えています。

う~ん、確かに電気製品の場合保証は気になるところだし、自販機の立地も大事なのであります。
ここには「アップルのiPod」という【ブランド】があって、人々はそれを信じてこの自販機で購入できるのかもしれない。また、立地についてもそれなりの戦略があろうかと思うのだけれど、今の段階ではなんともいえませんなぁ。動画についてはYouTubeからのものですね。いずれにせよ貴重なレポートなのであります。ニテンイチリュウさん、ありがとう。

このブログを受けて、さらにこの自販機でi-Podの擬似購入をしてみたのが竹村譲さんで、雨宿りのSFO市内のデパートでも、iPodの自販機を発見として伝えています。
武村さんはiPodの自販機からの連想で、「全てのモノがWeb経由でeショッピング出来ても、 支払いがWebバンキングで1秒で終了しても、商品のデリバリーには早くても1日が必要だ。そういう意味では、自販機はデリバリータイムゼロの販売方式だ。「Webショッピング」と「何でも自販機」。。。映画「ハエ男」で登場する物体移動のテクノロジーが実現するまでは、Web販売ビジネスと自販機ビジネスの両極が発展するのかも知れない。」と結んでいます。

とりあえず、なるほどなるほどなのであります。
それで、今思い付いて「i-Pod vending machine」でYahoo.comで検索してみたら、思ったとおり山のような記事(主として個人ブログ)がありました。これ、一つ一つ読めば面白いかもしれない。英語だけれど。。。
このブログも一部英語化しよう。
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by epole | 2006-05-21 06:22 | 世界の自販機