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片や厚生労働省では
たばこ業界を管轄しているのは財務省ですが、国民の健康を守る厚生労働省のHPでも「たばこと健康」と題して、厚生労働省の最新たばこ情報を提供しているのであります。
その中に、たばこの自動販売機について記述したページがありました。

それによりますと、「現実には、青少年のたばこの入手先の第1位は自動販売機で、喫煙する男女中高生の約7割が自動販売機を利用して」いるのだそうで、「たばこ業界による深夜稼働の自主規制」も、「総務庁の調査によると、深夜(23時~5時)の時間帯に自動販売機でたばこを買う青少年は約2割にすぎません。」のだそうです。
設置基準を設けながらその基準が適正に運用されていないため、男女中高生の多くがそういったたばこ自販機でたばこを仕入れ、しかも業界のいう深夜販売自主規制はあんまり役に立っていないという実態がすでに国レベルで明らかにされているわけなのであります。
しかし、たばこ業界を管轄するのは財務省でありますので、たばこ業界のいう無茶を聞いてしまうのであります。
たばこの設置基準を適正に運用すると、世の中の殆どのたばこ自販機が撤去せざるを得なくなって、その結果税収が激減するという財務省の心配もわからなくはないのでありますが。
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by epole | 2005-05-30 23:28 | たばこの自販機
ほら男爵と自動販売機
ミュンヒハウゼン男爵の活躍を描いた「ほら男爵の冒険」は、1785年に英国で出版され、その184年後の1969年、星新一氏が「ほら男爵現代の冒険」を発表しています。

「ほら男爵現代の冒険」は「サハリの旅」「海へ!」「地下旅行」「砂漠の放浪」の4編で構成されていますが、そのうちの2編「海へ!」と「砂漠の放浪」において、自動販売機についての記述が見つかるのであります。
「海へ!」では、流れ着いた孤島で魔人にお弁当の自動販売機を出してもらうがその時点ではお金がなく、お金を出してもらうが紙幣で、再度貨幣を出しなおしてもらうが販売機の穴に合わず、結局力持ちの大男にハンマーで自販機を壊してもらい、中のお弁当を取り出すというものであります。
「砂漠の放浪」では、砂漠の真ん中に自動販売機があり、その販売機はコーラのでも切手のでもなく、〈もはや力がつきて歩けなくなった時に、さらに前進への力をかきたてるためのセット〉を売るものでありました。(それが何かは本で読んでね。)

この時代、星新一氏が、『現代』を表現するものとして自動販売機を2箇所にわたって扱っていることは、特筆すべきことであります。
日本自動販売機工業会のデータによりますと、1960年代に入り自動販売機は日本で急速に普及し、1964年に24万台弱であった自動販売機の普及台数が、1970年には100万台を突破、1973年には200万台を突破しているのであります。

「ほら男爵現代の冒険」は新潮文庫から発行されています。ちなみに私が持っているのは昭和50年6月30日八刷。定価は200円です。


PS.今日再び「ほら男爵現代の冒険」を読み返すと、次の次の2箇所でも自販機の記述がありました。
「サハリの旅」で、幅30mほどの川を渡るのに、ワニに追わせて川を渡るため、「両側にスクリューのついたアヒルのオモチャの自動販売機を置いたらどうだろう。有料橋のかわりになる。」という男爵のアイデア
「地下旅行」で、国連を小型原爆で爆破しようとした地下組織の描写。「室のすみにはジューク・ボックスとかコカコーラの自動販売機といったまともなものもある。」

4編のすべてに自動販売機は登場していたのだな。(2005.11.13)
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by epole | 2005-05-29 12:03 | 小説にみる自販機
酒・ビール自販機減少についての考察の反省
酒・ビール自販機の減少の原因について、成人識別機能付き自販機の導入が原因の一つではないかと前回書きましたが、実は、それを裏付ける数字を私は持っておりません。

酒・ビール自販機の普及台数は、成人識別機能導入前の1998年から1999年にかけて、13%減少しています。
この割合で年々減少していったとしますと、1999年に133,200台あった自販機数は、2003年に76,310台になる計算であり、現実の2004年76,700台を上回る減少となるのであります。
「なんだ、識別機能つき自販機関係ないじゃん」、といわれてもそうなのであります。

推測でものを言うのはよろしくなかったと反省をしているのであります。
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by epole | 2005-05-28 11:26 | たばこの自販機
622,400台の行方
しかし、なんといってもたばこ販売関係業界にとって重大事で分析、検討すべき課題は、現在全国に622,400台あるとされるたばこ自販機の存続問題であります。
酒自販機は2000年から成人識別機能付自販機を稼動させたのでありますが、酒自販機の設置台数は以降激減をしています。
1999年末の酒・ビール自販機の普及台数は133,200台。それに対し、2004年末の普及台数は76,700台となりました。実に4割強も減少しているのであります。
いろいろ原因は考えられそうですが、夜間販売の規制による売上の減少や、識別装置設置に伴う新規投資負担が販売店に嫌われたことが大きな要因ではないかと私は考えています。
はたして、622,400台のタバコ自販機は、何台残ることができるのでしょうか。

※1 2004年末現在の自販機普及台数は日本自動販売機工業会HPから。
※2 1999年末現在の自販機普及台数は「2000自動販売機データブック(日本自動販売機工業会)」より。
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by epole | 2005-05-26 23:42 | たばこの自販機
3年間
a0003909_22133470.jpg公表されている2005年からの3年間の取り組みは次のとおりです。

2005年~ 導入検証を踏まえ全国展開に向けた最終仕様の決定、販売店周知の実施、早期に識別機能付自販機の導入意思を表すステッカーの添付活動を実施
2006年~ 自販機の改作、識別機能付自販機の設置等準備開始
2008年~ 成人識別機能全国展開

さて、最終仕様の決定ですが、成人識別機能付自販機は酒自販機ですでに導入済みの上、導入検証時点において仕様はほぼ固まっているはずなのであります。この上何を時間をかけて検討するのかは不明なのであります。
問題は、2004年末現在で全国に62万台強が存在するたばこ自販機の改造の手間であり、全国で一斉に展開するとすれば、ある程度の期間は必要なのかもしれません。
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by epole | 2005-05-25 22:11 | たばこの自販機
1年の検証を3年かけて分析するとは
2003年3月に第一次の導入検証を実施した後、(社)日本たばこ協会、全国タバコ販売協同組合連合会及び日本自動販売機工業会の3社は直ちに青少年保護のための成人識別機能付自動販売機の導入はせず、なぜか一年以上も経った後の2004年5月、また新たに導入検証を別の場所(鹿児島県種子島)で始めるのであります。この際、前回と同じ内容ではさすがに検証の理屈が立たないため、電子マネー機能を付加したプリペイドカードを自販機に加え、検証を行っているのであります。
今月は種子島での導入検証から一年を経過するわけであります。業界団体はこれからこの導入検証の結果をゆっくりゆっくり確認し、さらに3年先の2008年まで成人機能識別機能つき自販機の導入を持ち越すのでありましょう。
1年間の検証について、3倍の3年間をかけて、はたしてどのような分析を行うのかが今から楽しみなのであります。さすがは業界団体なのであります。
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by epole | 2005-05-25 01:06 | たばこの自販機
ゆっくりゆっくり
平成17年3月29日に開催された財政制度等審議会たばこ事業等分科会(第9回)へは、
『(社)日本たばこ協会等の成人識別機能付自動販売機の取組み状況について等』という資料が提出されています。成人識別機能付自動販売機の取組み状況について(社)日本たばこ協会がまとめたもので、これまでの取り組み経過と今後について記載され、資料として種子島における「第二次導入検証」がまとめられています。
それによりますと、未成年者への喫煙防止のため成人識別機能をもったたばこ自販機を導入することを決定したのが2001年であります。この時点ですでに成人識別機能を持った酒自販機が稼動していたのであります。
常識的にみて、たばこ自販機についても同様の機能をつけてしまえばよいわけなのですが、なぜか業界団体は2008年の全国一斉稼動を目指し、開発を開始するわけであります。
そうはいっても既に酒自販機でのハードの実績はあるわけですから機械はすぐに完成し、2002年4月1日から一年間、千葉県八日市場市で第一次の導入検証を行ったのであります。
この導入検証においては技術面・運用面においてトラブルもなく、未成年者購入防止について、喫煙による件数の減少や、行政、教育関係者、警察から評価を受けたのであります。
そこで直ちに成人識別自販機を導入するかと思いきや、業界団体は従前の計画どおり、さらに導入実験を計画し、あくまでも2008年の全国導入にこだわっていくのであります。
どうあってもなるべく先延ばしにしたいようなのであります。
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by epole | 2005-05-23 23:47 | たばこの自販機
独自開発の必要性
a0003909_2104294.jpg酒自販機による深夜販売については、青少年保護というより、アルコール依存者のアルコール購入という問題があって、厚生省が強い要請を行ったものと記憶しています。
酒類こそ深夜に需要があるためか、深夜の酒自販機販売自粛後は、酒自販機はめっきり姿を消すこととなりました。「改良型酒自販機」が登場してもその台数は増える気配がありません。また、成人識別機能をもたない酒自販機もまだ多く残っているようです。
ところで不思議に思うのは、2000年から先行して成人識別機能をもった「酒自販機」があり、自動販売機業界としてはデータを持っていながら、なぜ同様の成人機能識別機能をもった「たばこ自販機」を新たに数年かけて開発する必要があるのかということであります。
年齢により販売規制をかけるのですから、しくみは同じでよい訳ではないですか。しかも、お酒もたばこも20歳から。
わざわざ分ける必要がどこにあるのか。理由が見当たらないのであります。
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by epole | 2005-05-22 02:11 | たばこの自販機
成人識別機能付たばこ自販機の謎
a0003909_6211861.jpgたばこの自動販売機については、未成年者喫煙防止対策のため、成人識別機能付きのたばこ自販機が開発されています。
日本自動販売機工業会のHPによりますと、成人識別機能付たばこ自販機とは、「日本たばこ協会、全国たばこ販売協同組合連合会、日本自動販売機工業会は、未成年者喫煙防止対策を強化するため開発したもので、『識別システム運営センター』が成人のみに発行する非接触型ICカードの読取装置を搭載し、未成年者にはたばこを売らない仕組み」で、「3団体では、2002年度に千葉県八日市場市で行なわれた導入検証実験の結果を踏まえ、2003年から5年間で全国に約62万台普及しているたばこ自販機を順次置換え、2008年から全国で一斉稼動することとして」いるそうなのであります。
一方、タバコと同様に、未成年者が購入規制されているものとして「酒」があります。酒はどのような対策がとられているのでしょうか。実はこちらは2000年6月から未成年者が購入できない仕組みをとった「改良型酒自販機」が導入されているのであります。
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by epole | 2005-05-20 06:23 | たばこの自販機
自主規制の怪
a0003909_2334663.jpgたばこの自動販売機は、タバコ販売業界の自主規制により、深夜(午後11時~翌朝5時まで)の稼動が停止されています。これは、酒の自動販売機も同様で、それぞれ未成年者の飲酒・喫煙を防止するための措置なのだそうです。
そこでまず第一に思うのでありますが、たばこの販売は、未成年が購入をしないような管理が行き届くことが販売許可の基準となっているのですから、当然閉店後などの管理の行き届かない時間は販売が停止されるべきだと常識的に思うのであります。たばこ屋さんは、窓口のシャッターを下ろす際は、あわせて自動販売機の電源を落とせばよいわけなのです。
ところが現実は、誰の管理も受けない閉店から午後11時までの夜間帯(これはまさに青少年がもっとも活発に活動する時間帯ではないか!)あるいは早朝5時以降、「閉店後はたばこ自動販売機をご利用ください」として販売が継続されているのであります。
これははたして自主規制と呼べるものなのか。怪。私には、自らが管理を否定しているものとしか思えないのだがなぁ。。。
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by epole | 2005-05-18 23:05 | たばこの自販機