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自動販売機と犯罪4
a0003909_213714.jpg自動販売機荒らしについて、警察庁のデータを見てみました。http://www.npa.go.jp/toukei/index.htm
平成4年に全国で50,134件だった自販機荒らしは5年後の平成9年には146,674件と3倍に増加。その後平成11年に222,328件でピークを向かえ、その後微減傾向となり、平成14年の最新の統計では174,718件(10年前の3.5倍)となっております。
もしかしたらこの間に自動販売機が激増したのかとも考え、調べてみました。
日本自動販売機工業会のホームページhttp://www.jvma.or.jp/によりますと、
平成4年の自動販売機設置数は5,466,110台。平成9年は5,476,290台。平成14年でも5,524,700台と、殆ど増えていません。どうやら自動販売機の台数には関係がなさそうです。
もしかしたら変造通貨が原因かもしれないと思い、調べてみました。
変造500円玉は平成10年に358枚押収されていたものが、翌平成11年には3,422枚、平成14年には20,211枚押収されています。これは平成10年の50倍以上ですが、平成3年から平成9年にかけての犯罪急増とは関係がなさそうです。
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by epole | 2004-02-29 16:25 | 自動販売機と犯罪
自動販売機と犯罪3
a0003909_122718.jpg長野県警のホームページhttp://www.avis.ne.jp/~police/によりますと、長野県における平成15年の犯罪認知件数は19,705件です。そのうち自動販売機荒らしは1,736件と全体の一割弱を占めています。
朝日村でも2件の被害がありました。村には56台しか自販機がありませんので、朝日村では自販機の約4%が被害にあっているという高被害率です。
東筑摩郡坂井村では犯罪認知は自販機荒らしの1件のみでした。この村には17台の自販機が置かれているのですが(2003年9月の調査)、その内の1台が被害にあっているようです。自販機の被害率は約6%で、この村での犯罪における自販機荒らしは100%なんですね。
ただし、平成14年度の自動販売機荒らし3,277件と比較しますと、平成15年度の件数は-47%と激減しています。
最近自動販売機の扉には大きな錠がかけられることが多くなりました。これはそのおかげでしょうか。
このまま犯罪が減少すればよいのですが。
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by epole | 2004-02-27 21:56 | 自動販売機と犯罪
自動販売機と犯罪2
a0003909_22523.jpg屋外自動販売機というのは、田舎の野菜無人販売のように、「おいてあるものはとらない」という暗黙の了解があってこそ成り立つものではないかと思います。
しかし、その善意が通用しなくなったとき、自動販売機自体も存在し得ないのではないかと思います。
犯罪として警察が取り締まることも要請をされるでしょうが、無造作に置かれた自動販売機を公にどれだけ保護すべきかは私は大いに疑問であります。
人の手を介した商取引においては、偽造通貨問題や粗暴犯による破壊犯罪はなかなか生じないものでしょう。自販機犯罪は、犯罪防止にかけるべき経費を販売者が手抜きし、利益を得ているからこそ生じる弊害ともいえるものです。
自販機だからこそ起こりうる犯罪については、まず自販機側で相応の対応をすべきと考えます。
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by epole | 2004-02-26 22:06 | 自動販売機と犯罪
自動販売機と犯罪
a0003909_22249.jpg2月24日未明、松本市内において、火をつける手口の自動販売機あらしが2件ありました。
いずれも清涼飲料水の自販機がターゲットで、ひとつはつり銭口をバーナーで焼かれ、もうひとつは硬貨投入口にオイルが注ぎ込まれた上で火をつけられていたとのことです。
松本市内では昨年から同種の事件が続いており、同様の自販機あらしが8件起きています。
自動販売機の構造はよくわかりませんが、世の中のいろいろな機械がプラスチック化されていることから、火を使った犯罪には弱いのかもしれません。
今までは偽造通貨を使用した知能犯が主流で、自動販売機は識別精度を上げるという技術力で対抗してきましたが、このような粗暴犯には、どのように対抗していくのでしょうか。
日本の、これだけ屋外自動販売機が無造作に置かれている光景は、もしかしたら世界的には奇異な光景なのかもしれません。
(写真はSBC信越放送のホームページhttp://sbc21.co.jp/news-i/からお借りしております。現在依頼中です。)
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by epole | 2004-02-24 21:10 | 自動販売機と犯罪
朝日村の自動販売機4
a0003909_23750.jpg朝日村の自動販売機1台あたりの売上を確認しておりません。ここでは仮に全国平均の7割程度、一台あたり年80万円として計算します。
(すこし控えめかな。)
自販機管理者が確認できた割合で自販機が管理されているとしますと、
(ここまで仮定が多くてすいません。)
朝日村全体での自販機売上げは4,480万円。これは、朝日村の年間商品販売総額の1.24%を占めています。
(朝日村統計H13年間商品販売額360,405万円と比較しました。)
朝日村の管理業者の売上は1,280万円(同0.36%)です。
残りの3,200万円(同0.89%)は村外業者の売上となり、これに伴う利益と雇用の殆どは村外に流出しています。
信濃朝日農協では6台の自販機を設置して、管理を村外の業者に任せているため、480万円の売上を村外の業者に奪われています。これは、農協の食料品売上のどの程度の割合を占めるのでしょうか。そして、この自販機は店舗の売上をどれだけ減少させているのでしょうか。
便利さのゆえに誰もその存在を疑わなかった自販機が、小さな村の経済に、大きな影響を与えています。
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by epole | 2004-02-23 23:08 | 朝日村の自動販売機
朝日村の自動販売機3
a0003909_215416.jpg朝日村では、管理者の住所が確認できた自動販売機のうち約3割、10台の自動販売機に、村内の商店が管理者とされています。
商店としては、自動販売機の設置が売上の減少につながるのは先に述べたとおりですが、管理を地元商店が行うことは、地域に売上に伴う利益や雇用が還元される上で重要です。これらの商店には少なくともこの管理をずっと自分のものとして確保していただきたいと願っています。
さて、農村の経済を支える農協はどのような状況でしょうか。
信濃朝日農協の店舗の自販機は6台。これらの全てが村外の会社の管理となっています。
(松本市4台、穂高町2台)
各地の農協店舗は郊外大型店の進出等により客足が遠のいており、店舗閉鎖となる例もあります。私が調査した折も、広い店舗に来店者はほんの数人でした。
この時間、余裕のある店員が自販機の管理をすることは考えないのか。
かくして地域を支えるはずの店舗は閉鎖され、村外の会社が管理する自動販売機が、廃墟に並ぶこととなります。
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by epole | 2004-02-21 21:55 | 朝日村の自動販売機
朝日村の自動販売機2
a0003909_1273.jpg松本市は人口21万人程の朝日村に隣接する都市です。中南信(信州の西部と南部のこと)では最大の都市です。自販機も多いためか、管理会社も集中しているようです。
南安曇郡穂高町は朝日村の北50キロ程に位置する人口3万人強の町です。
この離れた町の管理会社が、朝日村の自販機の2割を管理しているのは違和感を感じざるをえません。
実は、穂高町にはコカコーラ系列の管理会社「北陸コカ・コーラボトリング株式会社中南信フルサービスオペレーションセンター」があります。
北陸コカ・コーラボトリングでは、長野市に隣接する千曲市を東北信(信州の北部と東部のこと)の拠点として、穂高町を中南信の拠点として自動販売機の管理体制を整えています。
朝日村の南に100キロ程に飯田市があります。ダイドーの自販機を管理しているのですが、なぜ飯田市の業者がはるばる朝日村まで管理しにくるのかはまだ判りません。大変魅力的な村なのではありますが・・・そのせいでしょうか。
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by epole | 2004-02-21 12:08 | 朝日村の自動販売機
朝日村の自動販売機
a0003909_01246.jpg長野県東筑摩郡朝日村は、松本市の西に隣接している、人口5000人程の村です。
特産物であるレタスの畑が広がっています。
http://www.vill.asahi.nagano.jp/
今は長野県諏訪郡富士見町に住んでいる上條恒彦さんの出身地であります。
2003年10月に村内の自動販売機の調査を行いました。
確認された屋外自販機は56台。
内訳は、清涼飲料水44台、アルコール飲料2台、たばこ8台、電池、ガム各1台です。
自動販売機統一ステッカーに記載された管理者の住所をまとめたところ、次のような結果となりました。
管理者住所が確認された自販機35台。
内訳は、朝日村10台(28.6%)、松本市17台(48.6%)、穂高町7台(20%)、飯田市1台(3.9%)でした。
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by epole | 2004-02-20 00:13 | 朝日村の自動販売機
コンビニエンスストアと自動販売機
a0003909_20129.jpgコンビニエンスストアは独自の経営販売システムにより運営され、収益をあげています。では、自動販売機の設置状況はどうでしょうか。
2003年10月に、長野市内及び松本市内の任意の28店舗の状況を調査しました。
内訳は、ローソン10店、セブンイレブン9店、デイリーヤマザキ8店、そしてサークルKが1店です。
自動販売機を設置していたのはこのうちの5店舗です(17.9%)。
全体の8割以上の店舗が自販機を設置していませんでした。
設置している自販機の種類としては、たばこの自販機4店舗(14.3%)、飲料自販機が2店舗(7.1%)です。
(詳しい調査結果はこちら)http://www.geocities.jp/epole/page031.html
やはり、一般の小売店との差は歴然としました。
コンビにでは基本的に自動販売機を設置しない方針が徹底されているようです。これは、店内での売上を伸ばすための本部の指導があるようです。(自販機の売上げは、本部で把握できないため設置させないとの話もあります。)
きちんとした販売戦略を立て、魅力ある商店作りにより、コンビニエンスストアは自動販売機に対抗しうる店舗を守っています。
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by epole | 2004-02-18 20:02 | 総論
メーカーの思惑
a0003909_20587.jpg自動販売機の、メーカー系列の管理会社による一元的管理が進むのには、単に設置者が不労所得を望むという以外にも理由があります。
まず自分で自販機を管理しますと、商品補給や金銭管理はもちろん、空き缶などの適正処分の責任が生ずることです。
商品補給や金銭管理は従来から小売店が通常実施してきたことですが、空き缶処分などとなると、なかなか小売店でも対応に苦慮しているようです。
管理会社はこれらを的確に適正に行う能力に長けています。
また、以前に比べてメーカーが販売する新製品のサイクルが早くなってきており、小売店で商品入れ替えするのでは、このサイクルに追いつかない事情があります。
テレビでは連日、新しい飲料の宣伝、キャンペーンの宣伝がされ、各自販機では速やかにその商品を導入し、キャンペーンに対応しなければなりません。
そのためには、メーカー系列の管理会社が全面的な管理権を持つことが、メーカーにとって必要となります。
自動販売機のHPを見てみますと、しきりに前者が強調されていますが、本音は後者。飲料メーカーが系列のすべての自販機を自分の戦略に基づいて運用しようというのが本当のところだと考えています。
管理受託によって、メーカーは実に大きなマーケットを手に入れることに成功したのです。
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by epole | 2004-02-18 09:02 | 総論