朝日村役場の正面にある煙草屋で今回入れ替えられた自販機について、入れ替えのほとぼりが過ぎるのを待って、詳しく見て見ました。今までの自販機よりも幅が10センチほど広くなったようです。 (土台を見るとよくわかりますね。) 気になる足もとですが、後ろ足の一つは以前の金具をそのまま使って固定されておりましたが、他は固定されておらず、基準を満たしませんでした。 新しく設置された自販機だから確実に設置されているということは無いようですね。 役場の向かいの煙草屋さんの前に、自販機を積んだトラックが止まり、なにやら作業をしています。いよいよ売上が減少したため撤去されてしまうのかなどと私は思い、作業している人に聞いたところ、そうではありませんでした。 以前からあった自動販売機を入れ替えているのだそうです。 そういえば、以前のものは最近のサントリーの自販機にない白色のものでした(「朝日村の自動販売機7」参照)。 今回のは青色の最新型です。 そう言われて見ると、トラックに乗っているのは旧型の自販機3台です。ここまで沿線の自販機を交換してきたのでしょうか。 向かいの役場正面に安売り自販機が置かれているこの場所の状況は、他の場所とは大きく異なると思うのですが、缶飲料の売値は標準の120円です。 これから見守っていきたいと思います。 朝日村役場の向かいにある、村で一番大きい煙草屋さんです。ご多分に漏れず、この店先の殆どは自動販売機に占領されています。通常自販機が並ぶと一体感がなくなりごみごみした印象を受けるものですが、ここでは雨よけがうまく全体の印象をまとめ上げています。 煙草の利益ははかないもので、利益は売上の一割だそうです。ひと箱270円として、10箱売っても利益は270円。これではどんなに看板娘が売りあげても、それだけで商売を維持するのは困難でしょう。 たばこの小売店の殆どに自動販売機がおかれているのは理由がわかる気がします。 さて、この店は朝日村役場正面に位置しています。店頭の自販機はたばこ2台と飲料1台。飲料は缶の飲料が120円で販売されています。 朝日村役場正面に100円飲料自販機が置かれた今、何人がこの煙草屋さんの飲料自販機を利用するのかな。ダイドーとサントリーの銘柄は違いますが、多分私だったらここでは買わないと思います。 煙草屋の飲料自販機は必ず採算割れしますし、その他の売上でこの煙草屋が商売をやっていけるのかどうか。 小さな村ではもっとひとつひとつのお店、一人一人の村民を大事に守っていかなければならないのですが。 朝日村の方が、役場敷地に置かれた自動販売機の写真を送ってくださいました。写真を見る限りでは、自動販売機特有の広告も抑えられているようです。 缶飲料は100円、ペットボトル飲料は130円です。通常の自動販売機と比べて20円ほど安く単価設定がされています。 通常広告スペースとなっているところには、この自動販売機の収益金の一部が、緑を育てたり森林ボランティアに支援する「緑の募金」に寄付される旨が記されています。 傍らにはペットボトル再生材100%使用の空き容器入れがきちんと置かれています。 安くてきれいでしかも買い物をすることで寄付もでき、寄付は村に還元される。いいことだらけの自動販売機です。 ただし、この自動販売機が置かれたことにより、役場の人はもちろん、近所の人もこの自動販売機を利用し、地元のお店に行く機会はずいぶん減ることでしょう。商店の売上は減り存続が困難になる。そして収益は都市部へ。 「角をためて牛を殺す」そんなことわざが思い起こされます。
長野県東筑摩郡朝日村にまたひとつ飲料自動販売機が設置されたようです。
まだ現物を見ていないのでなんともいえないのですが、話に聞くところでは、役場の敷地内に設置されたようです。また、管理は村外の業者が行うようです。 実は先月中に自販機設置のうわさを聞き、朝日村のホームページの行政ホットラインから、役場が自動販売機を設置することを再考するよう申し入れていたところですが、聞き入れられなかったようです。 朝日村のホームページでは、ホットラインでの要望等については基本的に2時間以内、遅くとも翌営業日に回答がある旨明記されているのに、ずっと回答をいただいていないのがすこし残念です。 それよりも残念なのは、村役場という、本来地域を守るはずの公共の場所に、県外業者のみが利益を享受し地元の利益を流出される自動販売機が設置されるということです。 現在商業統計の分析作業中です。 一刻も早く自動販売機の地域経済に与える影響の大きさを目に見える形で具体的に示し、地域の小売店を守りたいと決意を新たにしたところです。 朝日村の自動販売機1台あたりの売上を確認しておりません。ここでは仮に全国平均の7割程度、一台あたり年80万円として計算します。(すこし控えめかな。) 自販機管理者が確認できた割合で自販機が管理されているとしますと、 (ここまで仮定が多くてすいません。) 朝日村全体での自販機売上げは4,480万円。これは、朝日村の年間商品販売総額の1.24%を占めています。 (朝日村統計H13年間商品販売額360,405万円と比較しました。) 朝日村の管理業者の売上は1,280万円(同0.36%)です。 残りの3,200万円(同0.89%)は村外業者の売上となり、これに伴う利益と雇用の殆どは村外に流出しています。 信濃朝日農協では6台の自販機を設置して、管理を村外の業者に任せているため、480万円の売上を村外の業者に奪われています。これは、農協の食料品売上のどの程度の割合を占めるのでしょうか。そして、この自販機は店舗の売上をどれだけ減少させているのでしょうか。 便利さのゆえに誰もその存在を疑わなかった自販機が、小さな村の経済に、大きな影響を与えています。 朝日村では、管理者の住所が確認できた自動販売機のうち約3割、10台の自動販売機に、村内の商店が管理者とされています。商店としては、自動販売機の設置が売上の減少につながるのは先に述べたとおりですが、管理を地元商店が行うことは、地域に売上に伴う利益や雇用が還元される上で重要です。これらの商店には少なくともこの管理をずっと自分のものとして確保していただきたいと願っています。 さて、農村の経済を支える農協はどのような状況でしょうか。 信濃朝日農協の店舗の自販機は6台。これらの全てが村外の会社の管理となっています。 (松本市4台、穂高町2台) 各地の農協店舗は郊外大型店の進出等により客足が遠のいており、店舗閉鎖となる例もあります。私が調査した折も、広い店舗に来店者はほんの数人でした。 この時間、余裕のある店員が自販機の管理をすることは考えないのか。 かくして地域を支えるはずの店舗は閉鎖され、村外の会社が管理する自動販売機が、廃墟に並ぶこととなります。 松本市は人口21万人程の朝日村に隣接する都市です。中南信(信州の西部と南部のこと)では最大の都市です。自販機も多いためか、管理会社も集中しているようです。南安曇郡穂高町は朝日村の北50キロ程に位置する人口3万人強の町です。 この離れた町の管理会社が、朝日村の自販機の2割を管理しているのは違和感を感じざるをえません。 実は、穂高町にはコカコーラ系列の管理会社「北陸コカ・コーラボトリング株式会社中南信フルサービスオペレーションセンター」があります。 北陸コカ・コーラボトリングでは、長野市に隣接する千曲市を東北信(信州の北部と東部のこと)の拠点として、穂高町を中南信の拠点として自動販売機の管理体制を整えています。 朝日村の南に100キロ程に飯田市があります。ダイドーの自販機を管理しているのですが、なぜ飯田市の業者がはるばる朝日村まで管理しにくるのかはまだ判りません。大変魅力的な村なのではありますが・・・そのせいでしょうか。 長野県東筑摩郡朝日村は、松本市の西に隣接している、人口5000人程の村です。特産物であるレタスの畑が広がっています。 http://www.vill.asahi.nagano.jp/ 今は長野県諏訪郡富士見町に住んでいる上條恒彦さんの出身地であります。 2003年10月に村内の自動販売機の調査を行いました。 確認された屋外自販機は56台。 内訳は、清涼飲料水44台、アルコール飲料2台、たばこ8台、電池、ガム各1台です。 自動販売機統一ステッカーに記載された管理者の住所をまとめたところ、次のような結果となりました。 管理者住所が確認された自販機35台。 内訳は、朝日村10台(28.6%)、松本市17台(48.6%)、穂高町7台(20%)、飯田市1台(3.9%)でした。 < 前のページ次のページ >
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