沖縄本島を走る沖縄都市モノレール「ゆいレール」構内の自動販売機 ブログはひさびさに那覇市内に戻ってまいりました。ゆいレール構内に設置される自動販売機は、それらが一般に設置されているのと異なり、濃い黄色系の色彩のものが多い。その色を見た瞬間、「沖縄」を強く感じさせる、そのような効果がある。 また、ここの写真の自販機4台中3台までが車いす利用に配慮したデザインである。 沖縄から帰って一ヶ月以上経過。この間には愛知県犬山市でとても素敵な自動販売機や人に出会っているのだが、ブログはまだ沖縄にいる。それだけ沖縄は強く心の中に残っている。 ゆいれーるの儀保駅から玉陵へ行くのに、なにをどう間違えたのか首里城公園を時計回りに一回りしてしまいました。芸大側(北側)から城壁に沿って坂を登り、やがて南側は急な階段となって下った先は、とても気持ちのよい通りなのでした。 中央の道路をはさんで両側に低い街路樹のならぶ歩道があり、向こう側の歩道と道路の間には赤い魚の泳ぐ水路が伸びています。街路樹には小学生の詠んだ俳句の札がさげられている。 このような道のつくりは長野県上田市の海野宿にあったと思うのだが、ここは観光を意識させなくていまの生活に馴染んでいて違和感がないのだな。 後にグーグルマップで確認したところでは、ここは赤マルソウ通りだと思うのです。赤マルソウとは味噌・醤油の会社なのだそうですが、残念なことに会社をみることは出来ませんでした。 浦添市美術館から眺めると、丘の上のたかぁいところに、これまた背の高い建物があるのが見える。どうやらそれが浦添市役所のようでした。べつだん市役所に向かって歩いたつもりもなく、首里に向かって歩くつもりが、サンシンの練習をしているような音色がしずかに風とともにただよう心地よい住宅街を歩くと右側は崖でおりることができず、自然と勾配を上るうち、たどり着いたのは市役所の裏でした。 市役所はとても立派で、きれいな中庭がある。こういうところに来て中庭に侵入しないのはもったいないと、中庭を通って正面に回る途中の中庭右側の議会棟入り口にあったのが、沖縄コカ・コーラボトリングの設置した電光掲示つき災害対応型自動販売機なのでした。その柄は、よく見るコカコーラの赤や白ではなく、一見明細にも見える緑色の葉に黄色い花の柄が一面に施されていて、よく見ればきれい。 正面には「災害時対応自販機」として、この自動販売機の特徴、設置に当たっての経過(浦添市役所との災害時物資救援協定に基づくこと)などが表示されているのでした。 災害対応型自動販売機は、いまでは当たり前のことになりつつあるのだな。みなさま、浦添市役所を訪れた際は、ぜひ中庭にもお越しください。 PS.以前私の好きなNHKのラジオ番組に「音の風景」というのがありましたが、たどたどしいサンシンの練習音が、何気ない住宅街を、歴史と文化あふれる風景に変えていく。これは小布施町を歩くと聞こえてくる一弦琴の音色や歌声と同じなんだな。音を街の風景としてとりこめば、もっともっと魅力あるまちづくりが可能なのだなぁ。 那覇市から浦添市までの2時間半を徒歩で移動した一因には、路線バスの経路がとてもわかりにくかったことがあります。沖縄もどこもそうなのですが、路線バスの案内は、地元の人でもわからないようなバス停の名前のみがつながっていて、平面的にどこをバスが通行して、どこのバス停がどこいら辺にあるといった情報がまるでないことに問題があるのであります。たまにバス停にそのような形に近い情報板はあっても、いったんバスに乗れば、そのような情報はまったくない。これでは利用者が減少して当たり前なのです。すこしくらい考えて工夫をしたらどうなのだろうか。しかしながら、那覇のバスの救いはお客さんどおしの助け合いでして、私が県庁前まではどのバスに乗ればよろしいのでしょうかと尋ねると、そこにいる複数の人が教えてくれる。沖縄って、とてもいい土地なのだなぁ。 さて、那覇市内のバス料金は、市内一律220円なのであります。最近20円値上がりをしたようで、バスを教えてくれたおじさんも知らないでいたのですが、面白いのがその乗車口の料金販売機。私の知る限りでは、ほとんどの前乗り先払いのバスの場合、運転手さんの脇に料金を入れる透明な箱があって、そこに料金をきっちり入れる。細かいのがない場合、脇の両替機で両替をして、でてきた小銭から料金を数えて箱に入れるのです。ところが那覇のバスでは、小銭がある場合は箱に入れるのですが、細かいのがない場合機械にお金を入れる。すると、機械からおつりだけが出てくるのでありました。 つまりこの機械は両替機ではなく、れっきとした運賃自動販売機で、220円を徴収し、おつりだけを返してよこすというものなのであります。 券が出てこないから券売機ではないのだが、これは一歩進んだ料金徴収システムの形なのではなかろうか。 沖縄行きの飛行機の中で読んだ機内誌「翼の王国11月号」では沖縄とイタリアが特集されていたのですが、その沖縄特集は「北斎の浮世絵『琉球八景』の那覇を歩く」というものでした。なんとあのスーパー絵師葛飾北斎が沖縄を題材とした浮世絵8枚を制作していたそうなのであります。そしてその原画8枚すべてが那覇市に隣接する浦添市の浦添市美術館に収蔵されているとのこと。葛飾北斎の肉筆画を多く収蔵する長野県小布施町大好きな私としましては、那覇まで来て見逃せるはずはなく、午後の授業までの時間、那覇市から浦添市美術館まで自動販売機を眺めながら歩くこととしたのであります。 泊港から国道58号線を北上し、キャンプキンザーの横から斜めに美術館を目指します。2時間半も歩きますと、静かななかに浦添市美術館に到着しました。浦添市美術館の敷地内にはトイレの脇に飲料自動販売機が3台並んでいます。屋根の上の2頭のシーサー君がにらみを利かせています。 それで、美術館内にはいったのですが、現在『琉球八景』は展示されていないとのこと。展示は来年5月の連休になるとのことでした。残念。私だったら全日空の機内誌に特集されるとわかった時点で無理をしてでも企画展を急遽盛り込んで集客を目指すところなのだがなぁ。しかしながら、これでまたひとつ、再度沖縄を訪れる目的が生まれたのでありました。 ちなみに、米軍基地を囲む金網脇には自動販売機は一台もありませんでした。 ![]() 沖縄の屋根といえば赤い漆喰瓦の屋根が思い浮かびますが、本島の街中を歩き回る中ではなかなかこの屋根に行き当たりません。比較的新しいビルが多いためではありますが、それはそもそも戦争において沖縄全体が焼け尽くされたという事実の反映のひとつでもあります。沖縄の歴史とともに、多くの庶民の日常の暮らしも失われていきました。そのようなことを思いますと、デジタルアーキビストについても、将来の人々に向かって、彼らの誇りとしての歴史の痕跡を残す、重要な役割を担っているのを感じるのです。さて、那覇市から浦添市まで歩く道すがら見かけたのがシーサーくんのいる赤瓦の屋根を持つ自動販売機。実に沖縄らしい風景を作るのだが、沖縄であちこちを見て歩いたものの、このような「沖縄らしい」自動販売機の風景はこれだけなのでした。 景観、というより遊び心でしょうか。でもとても心地よい。 ところで、入り口に置かれるシーサーくんは両側にいるのですが、屋根の上のシーサーくんは中央にいる。これは別の役割を担っているのかどうか。これはもうすこし学習しなければならないのであります。 ![]() 沖縄に滞在すること一週間。那覇市、浦添市、渡名喜村を中心に毎日2万歩の距離を、自動販売機を見ながら歩いているわけですが、アルコール飲料の自動販売機に出会うことがずっとなかったのであります。しかしながら、渡名喜村では、現在は使われていないオリオンビールの自動販売機があって、以前はビールの自動販売機が置かれていたことがわかったのであります。 ご案内のとおり、アルコール飲料を屋外自動販売機で販売することは、未成年者の飲酒を助長するとともに、アルコール依存の皆さんの断酒の妨げになるといった理由で新たな設置が自粛されるとともに、年齢認証装置を備えることが業界で申し合わせられたところですが、本土ではなかなか徹底がされていません。しかし、沖縄ではしっかり規制がされているようです。すばらしい。 それでも、オリオンビールの自動販売機なんて、沖縄らしくて素敵だなぁと思っていたところ、首里のアイスクリーム屋さんの店内に、ようやくそれを発見しました。入り口の中にあって、しっかり店員さんがそばにいるから未成年者などが購入することはない。 それならなぜ自販機で販売する必要があるのかといったことは、この際気にしないことだな。 沖縄の自動販売機の特徴はと問われて、証明写真のことが頭に浮かびました。那覇空港もプリクラであふれていましたが、沖縄のコンビニエンスストアの多くの店先には、証明写真ボックスが置かれていることが多いのであります。 沖縄の人のために説明しますと、本土のコンビニではセブンイレブンを除いてほとんどのコンビニの店先にはたばこ自動販売機が置かれています。しかしながら沖縄では、むしろ、証明写真が多く置かれているのだな。そのわけは、よくわかりません。たばこなんぞは24時間開いている店内で買えばよいのだから、証明写真を置く沖縄のほうがリーズナブルな気がいたします。 それでも、それだけ証明写真の需要が高いのだろうか。そういえば写真店を見かけないことに気づきます。(本土でもそれは同じだな。) 沖縄ではセブンイレブンを見ない。サークルKはどうだったかな。 沖縄県立博物館・美術館は、ゆいれーるおもろまち駅から北西に5分ほど歩いた距離にある、博物館と美術館がひとつの敷地に建てられ入り口を共有する建物であります。外見は広大な丘陵のようで、色合いも外見もエジプトはカイロの遺跡を思い出させる。それは壁を多用し開口部が極端に抑えられ、2箇所の受付につながる入り口も、広大な敷地のわりに人がすれ違う程度の道幅のみ設定されているからなのかもしれない。沖縄といえば開放的なイメージがあったのだが、実はこのような沖縄が本当の沖縄、沖縄県民の伝え残したい本当の沖縄なのかもしれない。 博物館の天井は意外と抑えられ、学芸員さんの話ではたとえば恐竜の骨格などは立てて展示することができないという。そんななかで、縄文時代、弥生時代の土器が並び、とても貴重な梵鐘が手の届く距離の目の前にケースに入れられず置かれている。沖縄の縄文土器は装飾が少なくて形状として弥生土器とあまり変わらない印象なのだな。 さて、このような施設は空調のためのどが渇きやすく感じるのです。そんなときはミュージアムカフェなどが楽しみなのですが、ここにはそのような施設はなさそう。案内板にはカフェの凡例があるのですが、案内図自体には載っていない。それで水の出る機械か自動販売機を探す私なのでした。 自動販売機は建物内には置かれていない。西の入り口の外に建物側を向いて2台、東の入り口の外に2台、いずれも建物本体から20~30mほど離れた場所に、目立たないように置かれている。それでは館内のお客さんはどうするのだろうと思いさがすと、給水機はトイレのような水周りでなく、なぜかロッカールーム入り口にひっそりと置かれているのだ。 券売機は東の入り口を入った壁に2台組み込まれているのと、受付の正面の人のいる券売所の脇に2台。実はこの2台自動販売機は同じものではなく、向かって右が美術館で、左が博物館の入場券を売っている。お客さんはまず遠くから、どちらがそれか確認してから自販機の前に立たなければならないのだ。 また、常設展とか企画展とかある上一般、高校生・大学生、小中学生と料金が別れていて販売内容が複雑な上共通権もあったりして、ボタンの上に小さな文字でそんな券の内容が書かれているのだ。これを自動販売機の前に立つ短時間に理解して券を買うことができる人はどれくらいいるのだろうか。券売機のボタンには見やすくするようなかくたる工夫もなく、お客さんは券売機を前にして、呆然と立ち尽くしてしまう。それでも券売機にひとが列を作らないのは、この施設がそれほどの入場者を集めないからなのだろう。 いつも思うのだが、このくらいの施設に、どうして券売機などというものが必要なのだろうか。券売機がなければいけないという思い込みに支配されているとしか思えないのだなぁ。人が窓口でお客さんの要望を聞いて対応したほうが、お客さんが券を間違って購入することもなかろうし、そもそも券売機の横には人のいる窓口があるのだから。人と人のふれあいがこのような施設こそ必要で、それがリピーターを増やすのだが。そんなことを思いながら、実は間違って購入してしまった券をながめると、そこには「券の払い戻しはしない」といったことが、これまた細かい文字で書いてあるのだな。。。。なんてことだ。 ちなみに、東入り口の外の脇にひっそりたたずむ飲料自動販売機2台は、いずれも売り上げの一部が福祉に役立つという自動販売機でした。(向かって左が日本セルプセンターで、右が沖縄県腎臓病協議会) 西の飲料自動販売機はそうではありませんでした。 セントレアから着いた先は那覇空港。いつもながら、離陸と着陸の数秒間は緊張して奥歯を食いしばってしまう自分に気づく。でも空港に入ったとたん、自動販売機が気になってしょうがない。 この空港のあちこちで目に付くのは、手荷物用バッグの自動販売機。昔百貨店に買い物に行ったときは、あちこちに買い物袋の自動販売機があったものですが、いつの時代からか買い物バッグはすべて店がサービスするようになりました。おかげですっかり買い物袋を持ち歩く習慣がすたれたのですが、最近のレジ袋有料化で、再び買い物袋の習慣が復活しつつあります。いまはスーパーで買い物をするといらない意思表示をしなければ、5円程度のレジ袋料金が自動的に加算される店もありますが、本来はレジの後ろにこんなバッグの自動販売機があれば、自分で必要なものを選択できるのかもしれません。これはビジネスチャンスですね。 ![]() そのほか、この空港にはプリクラがあふれている。セントレアにはひとつもなかったものが、あちこちにプリクラなのだ。プリクラの主たるターゲットは、私が思うに女子高生なのだが、ここ、沖縄空港は、ある程度時間の余裕を持った女子高生に代表される若い女性陣が多く利用するということではなかろうか。 そういえば、国際空港の出発ロビーではクレーンゲームが大盛況なのだそうだ。海外では日本の硬貨が両替できないから、ゲームで使い切っていくのだそうな。那覇も国際空港だし、昔ドルを使用していた名残なのか。 < 前のページ次のページ >
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vending machines and Japanese
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