カテゴリ:成人向け自販機の黄昏( 53 )
その塩尻の自動販売機群は廃自販機でした
a0003909_16293958.jpgようやくたどり着いた塩尻市奈良井川沿い、広域農道沿いの成人向け自動販売機群。

なるほど。ここなら近くに住宅もなく、坂道の途中だから青少年がチャリをとばして買いに来るのも困難だ。車通りも結構多いので、小中学生もなかなか近づけないけど車を運転する人にはアクセスがよい。よく考えられた立地で、これならPTAが難癖をつけにくいと思われました。にもかかわらず、近づくと何か変なのです。

広域農道に面した入口にはチェーンが張られていて、これではせっかく自動車で買い物に来ても、中に入れることができません。もしやと思いながら一番手近な小屋に入ると、そこにはしっかり2台の自動販売機が置かれていましたが、通電をしておらず、中に商品は入っていませんでした。

a0003909_1630298.jpgこれは撤退をしたのか、または一時商品を撤去して様子見なのだろうか。(塩尻市では、成人向け自動販売機設置に関する条例の制定を検討中です。)

この場所には8つの小屋にそれぞれに2台づつで、計16台の自動販売機が置かれています。16台というのは飲料自動販売機でもなかなかまとめて置かれることがなく、これは一大ショッピングセンターみたいなのだなぁ。
成人向け自動販売機一台では、一般に商品が40ほど販売されるので、単純に計算するとここで販売される商品は640品目となります。
えっち関係で640商品とは、かなりな品ぞろえではなかろうか。どのような種類の商品が販売されていたのか。商品に重複はなかったのか。とても気になるのであります。飲料であれば、いくつかの販売ボタンが同一の商品に充てられていて、なかには一台の自動販売機全体が同じ商品を売ることまで珍しくないのですが、このようなエッチ系の自動販売機では、同じ商品が複数のボタンで売られることは興ざめで、とても考えられません。

a0003909_16304410.jpga0003909_16312249.jpga0003909_16314468.jpga0003909_1631231.jpga0003909_1637493.jpgそれにしても、これだけ多いと、ちょっと夜中に立ち寄って、ささっとこっそり買うというのでなくて、じっくり時間をかけてほしい商品を選ぶということが可能だったのだろうなぁ。その時代に居合わせなくて、とても残念に感じたところです。

さて、帰りもとぼとぼ、あたり一面のブドウ畑のなかを塩尻駅に歩きますと、駅の近くで「お待たせしました。まもなく2番線に松本行きの電車が入ります」とのアナウンスを聞きつけダッシュ。駅舎に駆け上がり、券売機で一番安い切符を買って、2番線に駆け下りる途中10円玉1枚を落っことし、先行して落ちていく10円玉を追うように駆け降りる私に、下の方で10円玉を拾い、駆けすぎるわたくしにしっかりと握らせてくれたおじさん、ありがとう。電車ぎりぎりでちゃんとお礼が言えませんでした。(車掌さんも、待っていてくれてありがとうございました。)

この日まだ時間があったので、途中平田駅で降りてブックオフで105円の本6冊買って、午後3時からは修士論文発表会を見守り、発行されたばかりの信大地域フォーラムの機関紙「フィールド」を10冊買って家に帰るのでした。「フィールド」には私の研究も少し紹介されているので、気が向いたら買ってくださいね。
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by epole | 2010-03-14 16:32 | 成人向け自販機の黄昏
健全な雰囲気の成人向け自動販売機
a0003909_11111545.jpga0003909_11113487.jpg小屋の内部。

2畳ほどの広さの片側に自動販売機が2台並んでいる。

向かって右側の小屋の自動販売機は、この時間(平日午前8時)照明操作により正面のガラスが鏡状となり、販売商品を見えにくくしています。

一方もうひとつ、左側の小屋の自動販売機は十分に明るい照明により、中の商品がとても鮮明です。
販売されている商品は、やはりDVDが主流ですが、下のほうには大人のおもちゃとかローションとかダッチワイフなど、高額の商品も並んでいます。

この成人向け自動販売機小屋はとても明るい場所にあり、また、周囲にはそれに反対する者による過剰な看板類も立てられず、かえって健全な雰囲気なのだ。
成人向け自動販売機を青少年の健全育成を阻害するものとしているのは、それをそのように感じる人たちの意識と過剰な反応が作り出している環境なのかもしれない。
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by epole | 2009-07-18 11:11 | 成人向け自販機の黄昏
松本市郊外の成人向け自動販売機
a0003909_60769.jpga0003909_602831.jpg松本市郊外。小さな農村集落のはずれに小さな小屋。

20mほど離れた交通量の多い道路から眺めても、周囲に溶け込んで、とりたててなんということもなく、指摘されるまで気づかずにいたのです。
だいたいこの手の自動販売機というものは、ぐるりに幟り旗がはではでと並んで、あるいは立て看板が多く立ち並び、逆にその存在を周知広告して、全体でその地域を台無しにしているものなのですが、これだけ静かだとなんということもないものだと感じるのでした。

外に置かれているのは100円の商品を中心に販売するキャンディストアの自動販売機。この自動販売機もダミーっぽくてなかなかよろしい。
このようななかに4台の成人向け自動販売機が存在するのだが、他地域のかたがたはどのように感じるのだろうか。
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by epole | 2009-07-17 06:00 | 成人向け自販機の黄昏
上田市郊外に新設された成人向け自動販売機
a0003909_733234.jpg長野県上田市の郊外。この交差点は4方から一時停止となっています。ときどき傍らの自動販売機の陰からお巡りさんがこっそり見張っていて、とまらずに通過する自動車を発見するとうれしそうに駆け寄るのです。まあ、きちんと一時停止するのは当たり前のことなのだが。

その交差点できちんと一時停止をし、見えにくい左右を首をのばして確認したところ、それまで何もなかったはずの空き地に突然存在した光る小屋4軒。もしやと思い、確認をしに駆け寄り中を覗きますと、やはりそこにはありました。成人向け自動販売機。

4つの小さな小屋が並び、中には7台(左から1,2,2,2)の自動販売機が置かれています。一番大きな自動販売機は24商品、次に20商品。16品目を販売する自動販売機が5台という構成で、商品は1000円から10,000円まで。ここの特徴はDVD類よりも本が多いことか。そのほか、見たこともないような玩具が暗闇の格子の中のディスプレイに展示されています。

a0003909_7382992.jpg成人向け自動販売機の設置を公権力により規制することを主目的とした青少年保護条例がお隣の東御市で施行されたのは昨年のこと。他所で自動販売機が規制されると規制されない所に移設されるとの指摘もあり、ここの自動販売機もお隣の市から移動してきたのかもしれません。

ここの自動販売機は照明が明るいめで中の商品はくっきり見やすい。健全な青少年であれば、欲しい気持ちがかなり助長されることだろう。これを見ると、それを購入しようとする青少年は少なくないだろうし、玩具など購入すると、それを使用したくなる者も少なくないことだろう。
しかし、それを悪いことと決め付けて、子供の使用禁止をいいわけにして、すべてを公権力により規制しようとする動きは必ずしも正しいことではないと私は思うのだな。
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by epole | 2008-08-15 07:38 | 成人向け自販機の黄昏
塩尻市が有害自販機規制条例案要綱示す
1月29日付け信濃毎日新聞によりますと、長野県塩尻市は、28日、塩尻市青少年問題協議会と市議会福祉教育委員会協議会に対し、有害図書類の自動販売機を規制する条例案の要綱と、施行規則に当たる細目を示したとのことです。雑誌やDVDなどの自販機設置を届け出制とし、市が「有害」とみなした商品の収納を罰則付きで禁じる内容という。

長野県以外の都道府県では、都道府県レベルで「青少年保護育成条例」といったものが制定され、有害図書類とされるものの自動販売機での販売が規制されているので、市町村レベルでこのような条例の制定の可否についてすったもんだするのは奇異に感じられるかもしれませんが、この論議は過去のものではなく、いまこそ議論されるべき性質のものであります。

いま、私が注目するのは次の2点

1 自動販売機における年齢認証装置・・・年齢認証装置の進歩により、かなりの精度で自動販売機が年齢認証を行い、未成年に小品を販売しない体制が整いつつある。じっさい、地裁レベルでは、年齢認証装置のついた自動販売機について、違法性を問わない方向にあるように感じる。
2 大人のおもちゃ・・・販売店が少ないことにより、成人でも自動販売機以外で入手することが困難である。ということは、大人のおもちゃを収納する自動販売機の設置を規制することは、国民の知る権利を制限することとなるのではないか。

その他、青少年保護育成条例のない長野県では他都道府県より青少年の非行が多いのか。などなど議論の種は尽きませんなぁ。

それにしても、包括規定を行う場合の「規則」は、その条文自体がものすごく卑猥で、健康な中高生などは条文を読むだけで興奮してしまう内容なのだが、そのようなものが自分の住む自治体の公式規則になることを住民はどう考えるのだろうか。
塩尻市のそれは入手できていませんが、神奈川県の青少年保護育成条例施行規則はこちら

インターネットによりさまざまな情報が入手できる今日、自動販売機による有害図書類販売を集中的に取り締まる青少年保護育成条例というものは見直される時期にあると思うのだが、いまその条例を制定しようとする自治体の姿勢は旧態依然としている。

ところで、横浜市の施行規則では、規制すべき図書類の内容について、
(2) 性交又はこれに類する性行為で次のいずれかに該当するもの
ア 性交又はこれを連想させる行為
イ ごうかんその他のりょう辱行為
ウ 同性間の行為
エ 変態性欲に基づく行為
としているのだが、「ごうかん」という、道義上も法律上も許されない行為とその他の行為を並べているのはいかがなものか。
私見としては、ごうかんを助長するような内容のものについては規制対象とするもやむを得ない気がするのだが、その基準の設定が困難で、包括規定になじみにくい。

そういったことをもっと議論すべきなのだが、塩尻市ではこれを省略して3月定例会に議案を提出、7月の条例施行をめざす。
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by epole | 2008-01-29 21:32 | 成人向け自販機の黄昏
自動販売機への有害図書類収納行為に不起訴処分
1月8日付け中国新聞が伝えるところによりますと、広島地検尾道支部は7日までに、広島県青少年健全育成条例違反容疑で書類送検されていた岡山市大福の図書類販売会社と同市の取締役男性、同社設置の自動販売機を管理する世羅郡の自営業男性を不起訴処分としたとのことです。

広島県世羅町宇津戸の小屋にある自販機4台に2006年2月、青少年に有害な図書類を収納したことに対し、広島県知事が広島県青少年健全育成条例による除去措置命令や撤去命令を行ったものの、これに従わなかったことから広島県警少年対策課と世羅署などが昨年10月に書類送検したもの。

これに対し会社側は「監視システムで免許証の提示を求めるなど対面販売だ」と反論していたようです。

年齢識別装置付き自動販売機による有害図書販売については、平成15年に東京高裁の判例がある(埼玉県青少年健全育成条例合憲判決)のですが、そこでは年齢識別装置が不完全なものだとして当該年齢識別装置付き自動販売機による販売は対面販売ではなく条例違反と判断されました。
今回の「監視システム」というものはどのようなものかよくわかりませんが、同様の事例で判例があるにもかかわらず、広島地検尾道支部が不起訴としたのは何か大きな変化があったことを感じさせます。不起訴の理由が気になるところです。

もしかしたら、監視システムについて画期的な革新があり、対面販売以上の青少年に対する販売抑止効果が認められたのかもしれない。そうだとすると、全国の都道府県の定める「自動販売機への有害図書類収納禁止規定は全くの有名無実となることだろう。
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by epole | 2008-01-23 06:19 | 成人向け自販機の黄昏
都道府県での青少年保護条例と自動販売機
青少年保護条例については先日全国の都道府県の状況をまとめたところですが、条例自体一部改正、全面改正がされ、当初の条例の制定時期と内容はなかなか確認が困難なのです。
そこで書籍※をあたってみることとしました。

青少年保護の条例化は、まずは市町村から始まったようで、それも茨城県の市町村が全国にさきがけていたようで、昭和23年秋から翌年にかけて条例化が次々とされたようです。

下館町公安条例(昭和23年9月1日条例第115号)
第1条 本町の住民及び滞在者の安全を保持するため地方自治法第14条に基いて公安条例を設ける。
第2条 本町の住民又は滞在者で18歳未満の男女は午後10時から午前4時まで保護者の同伴がなくて外出してはならない。
第3条 この条例に違反した者に対しては2千円以下の罰金拘留または科料に処す。但し状況によつてその刑を免除することができる。

いまでこそ青少年保護条例は成人向け自動販売機取締条例の感があるのだが、当初はその影もない。そもそも自動販売機が一般的でなかったのだな。

さて、戦後の混乱期には、「カストリ雑誌」と呼ばれる、性を売り物とする出版物が巷に出回り、刑法第175条の「わいせつ文書頒布販売罪」の適用を受けて取り締まりがされていたところですが、特に青少年を対象として、有害な出版物に対する規制をなすものとして、都道府県での条例化が検討されるようになったようです。
このようななかで我が国最初の青少年保護条例として成立したのが、岡山県の「図書による青少年の保護育成に関する条例」(昭和25年条例第41号)で、次いで和歌山県青少年保護条例(昭和26年条例第41号)、香川県青少年保護育成条例(昭和27年条例第22号)と制定されてゆきます。しかしながら条例の制定は比較的緩やかなペースですすみ、昭和40年台でも、30強の都道府県で制定されるにとどまっています。これは、表現の自由への侵害となるのではないかという憲法上の疑念と、そもそも各地方公共団体がばらばらに条例で規制を行うべきものかどうかという問題があったとされています。

この状況が変わってくるのが昭和50年代で、それまで条例を制定しなかった都道府県が相次いで条例を制定します。その背景にあったのが成人向け自動販売機の普及でありました。
奈良県青少年の健全育成に関する条例(昭和51年12月22日条例第13号)では、同種条例ではじめて「有害図書類・有害がん具刃物類の自動販売機による販売制限」が盛り込まれ、この自動販売機による販売を制限する条項の導入のために、これまで青少年保護条例のなかった都道府県でも条例の制定が相次ぎ、この条項を盛り込むための条例改正が行われたのであります。
現在では、長野県を除く青少年保護条例を制定したすべての都道府県条例に自動販売機に関する規制条項が盛られています。

憲法上の疑念も、目前の成人向け自動販売機への対応という現実問題の前に吹き飛んでしまったのだな。

※参考:「青少年保護条例 公安条例」(昭和56年1月10日奥平康弘編著)
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by epole | 2007-11-21 06:14 | 成人向け自販機の黄昏
有害自動販売機規制関連条例における自動販売機の定義
(長野県を除く)46都道府県の有害自動販売機規制関係の条例を定めているうち、自動販売機(等)についてなんらかの定義を行っているのは、最新の条例を確認することができない熊本県を除き、約半数の22都道府県でした。
(福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、徳島県、香川県、愛媛県、福岡県、佐賀県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)

東京都(埼玉県、千葉県、神奈川県、沖縄県と同じ)の例:自動販売機等
物品の販売又は貸付けに従事する者と客とが直接に対面(電気通信設備を用いて送信された画像によりモニター画面を通して行うものを除く。)をすることなく、販売又は貸付けをすることができる自動販売機又は自動貸出機をいう。

都道府県で条例で対象とする自動販売機を定義づけるときは、自動販売機とはどんなものかをいうのではなくて、どのような自動販売機を対象とするかをいうようです。
つまり、従来は自動販売機とは「物品の販売又は貸付けに従事する者と客とが直接に対面をすることなく、販売又は貸付けをすることができる機器」が当然に『自動販売機』だったのだが、今日では『電気通信設備を用いて送信された画像によりモニター画面を通して(販売又は貸付けを)行うもの』が出現してしまった。そこでさらにこれらについても疑義なく規制対象とすることができるよう、改めてこのような自動販売機の定義付けをおこなったわけです。

「遠隔操作監視カメラ付き販売機」が条例に定める自動販売機に当たるかどうかが争われた例について、横浜簡易裁判所の判例があり、以前ここでも書きました。
当時の神奈川県青少年保護育成条例には「自動販売機」に関する定義づけはなく、業者側は、監視カメラで成人を判別する機能は条例に定める「自動販売機」にはあたらないと主張争いましたが、判決はカメラの画像は不鮮明であること等から、当該自動販売機を条例の対象と認定しました。

現在では条例も改正を加え、『電気通信設備を用いて送信された画像によりモニター画面を通して(販売又は貸付けを)行うもの』も規制対象としてひと安心のようですが、ちょっと考えれば変ですよね。
それはまさに規制のための規制。さきの判決から考えても、モニター画面が鮮明になるなどして青少年への販売又は貸付けが抑制できるのであれば、規制対象とする必要性が見つからないではないですか。それはあきらかに条例の目的を超えた規制である。

何のために条例を作って規制しているのか。それは、条例の本文にでてこない、憲法に保障された「表現の自由」を多数の「常識」により規制しようとすることであることが、この定義づけから読み取ることができるのであります。
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by epole | 2007-11-17 18:43 | 成人向け自販機の黄昏
【資料】都道府県有害自動販売機規制関係条例
北海道青少年保護育成条例(昭和30年4月2日条例第17号)
青森県青少年健全育成条例(昭和54年12月24日条例第34号)
岩手県青少年のための環境浄化に関する条例(昭和54年12月21日条例第35号)
(宮城県)青少年健全育成条例(昭和35年3月31日条例第13号)
秋田県青少年の健全育成と環境浄化に関する条例(昭和53年10月5日条例第33号)
山形県青少年保護条例(昭和54年3月26日条例第13号)
福島県青少年健全育成条例(昭和53年3月30日条例第33号)
茨城県青少年のための環境整備条例(昭和37年10月6日条例第60号)
栃木県青少年健全育成条例(昭和51年7月6日条例第39号)
群馬県青少年健全育成条例(昭和36年条例第28号)
埼玉県青少年健全育成条例(昭和58年3月9日条例第28号)
千葉県青少年健全育成条例(昭和39年1月11日条例第64号)
東京都青少年の健全な育成に関する条例(昭和39年8月1日条例第181号)
神奈川県青少年保護育成条例(昭和30年1月4日条例第1号)
新潟県青少年健全育成条例(昭和52年3月31日条例第6号)
富山県青少年保護育成条例(昭和52年3月25日条例第4号)
石川県青少年健全育成条例(昭和53年10月11日条例第36号)
福井県青少年愛護条例(昭和39年4月1日条例第15号)
山梨県青少年保護育成のための環境浄化に関する条例(昭和39年4月2日条例第43号)
岐阜県青少年健全育成条例(昭和35年11月10日条例第37号)
静岡県青少年のための良好な環境整備に関する条例(昭和36年10月4日条例第55号)
愛知県青少年保護育成条例(昭和36年3月28日条例第13号)
三重県青少年健全育成条例(昭和46年12月24日条例第62号)
滋賀県青少年の健全育成に関する条例(昭和52年12月23日条例第40号)
(京都府)青少年の健全な育成に関する条例(昭和56年1月9日条例第2号)
大阪府青少年健全育成条例(昭和59年3月28日条例第4号)
(兵庫県)青少年愛護条例(昭和38年3月31日条例第17号)
奈良県青少年の健全育成に関する条例(昭和51年12月22日条例第13号)
和歌山県青少年健全育成条例(昭和53年10月19日条例第39号)
鳥取県青少年健全育成条例(昭和55年12月25日条例第34号)
島根県青少年の健全な育成に関する条例(昭和40年3月26日条例第21号)
岡山県青少年健全育成条例(昭和52年6月16日条例第29号)
広島県青少年健全育成条例(昭和54年3月13日条例第2号)
山口県青少年健全育成条例(昭和32年12月13日条例第37号)
徳島県青少年保護育成条例(昭和40年7月19日条例第31号)
香川県青少年保護育成条例(昭和27年8月10日条例第22号)
愛媛県自動販売機の適正な設置及び管理に関する条例(昭和52年10月14日条例第37号)※1
高知県青少年保護育成条例(昭和52年12月22日条例第32号)
福岡県青少年健全育成条例(平成7年12月25日条例第46号)※2
佐賀県青少年健全育成条例(昭和52年7月29日条例第24号)
長崎県少年保護育成条例(昭和53年4月1日条例第17号)
熊本県少年保護育成条例(昭和46年6月8日条例第30号)
(大分県)青少年の健全な育成に関する条例(昭和41年4月15日条例第40号)
宮崎県における青少年の健全な育成に関する条例(昭和52年7月28日条例第27号)
鹿児島県青少年保護育成条例(昭和36年12月22日条例第65号)
沖縄県青少年保護育成条例(昭和47年5月15日条例第11号)

最も早く条例が制定されたのは香川県で昭和27年。昭和30年代は15都道県、昭和40年代は6県、昭和50年代は24府県で制定。
平成19年11月17日現在、長野県を除く46都道府県で条例を制定している。
※1 愛媛県には別途愛媛県青少年保護条例(昭和42年10月6日条例第20号)がある。
※2 福岡県の現条例は平成7年の制定だが、「青少年に有害な文書図画の自動販売機による販売の規制に関する条例」が昭和52年に制定されており(現条例の制定とともに廃止)、昭和50年代にカウントした。

エキサイトから直接リンク可能な公的条例ページにはリンクした。他も、愛媛県と熊本県以外は、各都道府県のHPから条例検索すれば確認できる。
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by epole | 2007-11-17 09:31 | 成人向け自販機の黄昏
東御市青少年健全育成条例に対する長野県弁護士会会長声明
成人向け自動販売機の撤去を目的として制定された長野県東御市の「東御市青少年健全育成条例」については、長野県弁護士会が「東御市青少年健全育成条例の見直し及び慎重な運用を求める会長声明」というものを9月4日付けで発表し、条例の問題点を指摘しています。
そこで問題として指摘されているのが「淫行処罰規定」と「有害図書の包括指定規定」であります。

1 淫行処罰規定についての指摘
条例第24条第1項では、「何人も青少年に対してみだらな性行為又はわいせつな行為をしてはならない。」と定めているが、文言が曖昧で不明確な、不十分な立法である。

2 有害図書の包括指定規定についての指摘
条例第12条第4項「次に掲げる図書類は、第2項の規定により指定されたと書類とみなす・・・」は、有害図書類の指定について包括指定を規定しているが、この規定は表現活動の厳しい事前抑制であって憲法21条の保障する表現の自由との関係で問題がある。また、そもそも「有害図書」の規制が、青少年の健全な育成に資するという立法事実は疑問が呈されていて、有害図書規制の必要性に対する疑問がある。

※包括指定とは「有害」図書指定方式の一つで、基準(東御市の条例は第12条第4項で「4 次に掲げる図書類は、第2項の規定により指定された図書類とみなす。(1)図書又は雑誌であって、全裸、半裸若しくはこれらに近い状態での卑わいな姿態又は性的な行為で規則で定めるもの(次号において「卑わいな姿態等」という。)を被写体とした写真又は描写した絵(陰部を覆い、ぼかし、又は塗りつぶしているものを含む。)を掲載するページ(表紙を含む。以下この号において同じ。)の数の合計が20ページ以上であるもの又は当該図書若しくは雑誌のページの総数の5分の1以上であるもの (2)ビデオテープ又はビデオディスクであって、卑わいな姿態等を描写し良場面(陰部を覆い、ぼかし、又は塗りつぶしているものを含む。)の時間の合計が3分以上であるもの又は当該場面の数が20以上であるもの」としている。)に達している図書類については、審査を経ないで、自動的に「有害」図書類とみなす制度。
平成16年4月現在、東京都と青少年条例を制定していない長野県を除いた45道府県で導入されている。
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by epole | 2007-11-17 08:03 | 成人向け自販機の黄昏