13日の金曜日のお盆の夜7時から、長野県大町市内の木崎湖畔で「縄文夜話」という催しがあり、わたくしも、安曇野市穂高柏原のお墓にご先祖様をお迎えした後、木崎湖に向かって愛車をこぎだしたのであります。いつも自転車で安曇野市から長野市に向かう場合はいったん広域農道までのぼり、そこから安曇野ちひろ美術館の横からずっと北上し、大町市内のシャッター通りを抜けて木崎湖のさきから大町スキー場、新行、美麻村、オリンピック道路から長野市に入るルートを走行するのですが、たまたまグーグルで木崎湖までの行路を検索したところ、大町市までは高瀬川の左岸(東側)のルートが示されたため、今回はほぼこれに沿って北上することとしました。そして、安曇野市穂高市街の自転車でなければ通れないようなところを選んで走行していった道沿いに見つけたのが不二家コーヒー(レモンスカッシュ)の古い自動販売機。 奥の家屋は新しいのに、道路に面した自動販売機は古く錆びついて動かない。母屋は新しくなっても機械がそのまま残っているのがとても面白いことでした。これからもずっと、この場所で残っていくのでしょうか。 走ったことのない道を走ると、面白いものに出会うものです。 さて、木崎湖畔の目的地について自転車をとめておりますと、田口ランディさんがどうやらJR大糸線の「稲尾」の駅から歩いて到着したのでした。それから「かえると月と縄文」の話を聞いたり、縄文食を食べたりした後、天井に絵が描いてある部屋でお泊り。翌日5時には起床して、再び自転車で安曇野市に戻ったのでありました。 それにしても、ランディさんはとても素敵だったのだなぁ。 また安曇野市もしくは小布施町にお越しいただけないものかと強く思っているえぽるなのでした。 ツーショットの掲載について了解が得られましたので、堂々アップ。ああ、幸せそうな私。 気が付くと午後7時前。往復はがきが欲しくなって豊科中央郵便局へ急ぎますと、入り口の脇、ポストの前にあったのが大きな青いかたまり。そこに貼られた1枚の張り紙。お知らせ 当局設置の郵便切手・はがき発売機は7月22日(日)をもって販売を停止させていただくことになりました。 切手・はがきをお求めのお客さまには、大変ご不便をおかけいたしますが、当局の窓口(午前9時から午後7時まで)、ゆうゆう窓口(午前8時から午前9時まで、及び午後7時から午後8時まで)又は最寄りの郵便切手類販売所(ローソン安曇野警察署前店等)をご利用くださいますようお願い申し上げます。 豊科郵便局長 まだ午後7時前なので、窓口で往復はがき2枚を買いながら局員さんに尋ねてみたところ、「民営化に伴い郵便事業と貯金事業が分離されることから・・・」といったお話をいただきました。切手・はがきは郵便事業が完全に引き継げばいいじゃんとは思ったところですが、お盆の13日に局員さんをいじめていけないと思い、あとで調べようと、今回は素直に聞くだけにしました。 この郵便局の建物の中では、いつからか置かれた飲料自動販売機が稼動中です。この飲料自動販売機は郵政事業が引き継ぐのか、貯金事業が引き継ぐのかなどと思ったところです。 長野の家の近くにはサークルKがあるのですが、なかなか往復はがきまで置いていない。こういった郵便切手類販売所がきちんと切手・はがきを置くようになって、それが周知徹底されれば、『郵便切手・はがき発売機』は要らないな。郵便窓口も要らないな。 広い道路の反対側から、懐かしく心惹かれる赤い自動販売機。何が心惹かれるって、いまのと比べると断然メカっぽいんだな。カクカクッとした硬そうなつくりは昔のコンピューターみたい。商品選択ボタンも大きくて四角い。何もかも四角い。暖かい商品と冷たい商品が、一台の自動販売機で販売されている。 必要なだけ開いた商品窓のなかに、きちきちっと並んでいるのはダミーなんかじゃないぞ、缶そのものだ。光線を浴びて描く陰影は本物の存在感を私に向けて発信する。 さて、近付いて細かく観察すると、外見はコカ・コーラの自動販売機なのだが、多種の商品が販売されている。「アクエリアス」はコカ・コーラだが、「カルピスウォーター」「LAS COLA」「LAS lemonlime」「緑茶」「午後の紅茶」「アップルジュース」「バヤリースオレンジジュース」その他コーヒー4種類。 これは多分自動販売機設置者が自動販売機を買い取ったもので、中の商品は商店主が入れ替えているということなのだろう。 それにしても、なんという品揃えなのだ。おなじみの午後の紅茶も、缶の色が黄色い。アクエリアスとカルピスウォーターは違和感がないが、果汁20%のバヤリースの細長缶なんて、いまどきあるのか。(え、あるの?)「LAS」っていうのは富永食品「神戸居留地飲料」のブランドなのだそうだ。わたしゃこの自動販売機で初めて見ましたばい。 お茶飲料があるところをみると、商品はそれほど古いものではないはずだが、売価は全て100円。それでは試にと百円玉を入れる前に、万一の場合お金が戻るかどうか後ろを確認すると案の定、電線が通じていない。それならコイン投入口にガムテープでも張るのが常識なのだろうが、わたしはこの常識を外れたところもすべてひっくるめて大好きなのだなぁ。 それはそれとして、写真は携帯電話SoftBank の911Tで撮ったのだが、微妙に球形にゆがむのはいかなるわけだろう。オークリーのサングラスでの受発信もうまくいかないぞ。テレビの音声はもともとサングラスでは聞こえない構造なのだなぁ。説明書のどこに書いてあるのだぁ。。。 信州のお漬物の定番といえば野沢菜漬けなのです。多くの家庭で毎年それぞれの味付けで野沢菜をつけ、それぞれがまたおいしいのであります。市販されているビニールパックの野沢菜漬けは目も覚めんばかりの緑色でシャリシャリしているのですが、あれはどうも馴染めません。本来の野沢菜漬けは、もっとくすんでいて食感はパリパリという感じ。特に春先になるとすっぱさが増してきたものは絶品!わたくしは、その根っこに近い部分が大好きで、お皿に出されると、まずそちらのほうから順に食べるのであります。でも、いつのまにか全部食べてしまい、お代わりなどをしてしまいます。 子供の頃から祖母の漬ける野沢菜漬けを爆食してきたのですが、難儀に感じたのが、祖母がやたらとお皿に盛った野沢菜漬けに味の素をかけたがる事で、私などは、せっかくの野沢菜漬け本来の味が失せてしまうというのですが、年寄りは「この方がうまい」といってきかず、せっかくの野沢菜漬けの上に白く味の素をかける。わたくしはその白いもののかからない所を食べるのですが、彼女は味の素のじゃりじゃりする長く白い粒をおいしいおいしいと言って口に運んだものでした。まいったまいった。 さて、上伊那郡辰野町であったのは野沢菜漬けの自動販売機ではなくて、味の素の廃自動販売機であります。AGFはマキシムとかブレンディとかのインスタントコーヒーが有名で、カップ式の自動販売機では販売しているようですが、このような缶の自動販売機では見かけません。当時はどのような品目が販売されていたのか。 インスタントコーヒーといえば、ブレンディが水に溶けるのは見事としかいいようがありません。どのような工夫がされているのだろうか。 (追記) 1月20日に宿泊した乗鞍高原の温泉宿で出された野沢菜にも味の素がかけられていました。地元の人はとんでもない勘違いをしているのではないだろうか。田舎の素朴な食材を楽しみに来た人が、化学調味料の味付けを喜ぶとは思わないのだが。自分でおいしいと思ってかけて食べるのはかまわないけれど。 街中にはあまりないのですが、少し郊外を走りますと、ときどき道端にひっそりと佇む廃自動販売機に出会います。素材には「醗酵する素材」と「腐敗する素材」があると言ったのは林望さんだったでしょうか。廃自動販売機がよい味わいをみせ、周囲の風景に深く溶け込んでいるのを見ますと、それが発酵素材であることを感じます。 さて、写真は長野市大岡の国道沿いの商店に設置された自動販売機。左側のダイドーの自動販売機は稼動していますが、右側の不二家の自動販売機は使用されなくなってから久しいようです。 でも、どちらが周囲に溶け込んでいるか、調和しているかというと、圧倒的に不二家のほうなのだなぁ。 不二家は自前で自動販売機網を整備する方策は採らず、「ネクター」(64年発売)や「レモンスカッシュ」(75年発売)といった人気商品は、1995年から全国で5万台のサッポロ飲料の自動販売機で販売されるようになりました。 その不二家の商品が商店から撤去される状況が続いています。毎日新聞によると、飲料についても個人商店設置の自動販売機で不二家商品撤去が始まっており、今後の不二家の対応如何ではサッポロ飲料でも自動販売機から商品を撤去する可能性があるということ。でも、ネクター好きの私としては、今回の事件に関してはですが、そこにおおきな不正、ごまかしがあったとしても、原料に期限切れがあったとしても、具体的な被害が出ているわけではない。そんななかで、せっかく製造された食材などが廃棄されてしまうというのは実に過剰な小売の反応であると思うのであります。 はたして本当に消費者は不二家の商品を拒絶したのか。小売が「正義」をふりかざして先回りしているだけではないのか。 私はネクターを飲みたいし、ルックチョコレートも食べたい。不二家のケーキも大好きなのであります。 (追記) 不二家は17日、1995年に販売した同社の洋菓子商品「ペコちゃんのほっぺ」で発生した9人の食中毒問題を公表していなかったことを明らかにした。不二家は17日webサイト上で、洋菓子店以外で販売している菓子・飲料製品が安全である旨を発表した。 不二家が商品に記載する消費期限を『社内基準より』1日長く記載していた問題で、農水省は18日午後、東京都中央区にある本社と埼玉工場、泉佐野工場(大阪府)の3カ所を立ち入り検査する。 (追追記) 17日午後6時、このままでは確実に撤去されるであろう不二家製品を事前に買いだめすべくいつものドラッグストアーに行ったものの、不二家製品の棚はすでにもぬけの殻でありました。 わたくしのような、それでも不二家製品を求める消費者はどうすればよいのだろうか。 不二家ホームページをみても、どのページも「同じ文面ばかり」でそれ以外の情報は得られないのであります。 (追追追記) 20日午前スキー場で不二家製品をいただこうと不二家製品を求めてお店めぐり。午前6時40分松本駅前ファミリーマートになし。午前6時50分サークルKになし。午前7時3分ショップ99になし。ショップ99は当分撤去する旨の張り紙あり。 午前9時30分乗蔵高原スキー場近くの土産店になし。店員さんの話では自主的に撤去したとのこと。嗚呼。 不二家とは関係なかろうが、長野県内のショップ99はまもなく全店撤退とのこと。こちらも残念なことである。 雪の中に立ちすくむ自販機が一台。かつてはここ四賀村の道沿いで冷たいコーヒー飲料を販売していたものですが、今では自販機自体も時代遅れとなり、中味の更新もおこなわれず、放置されて数年を経過しているようです。 このような工作物は、私にとってはノスタルジーを感じさせるもので、過去にこのような自販機が繁栄していたという遺跡のような存在なのでありますが、ひとたび地震等の災害がおこれば、これこそただの凶器・障害物となること請け合いであります。 廃自販機が残っている場合、その性格上必ず歩行者に近い場所にあるわけで、災害のことを考えると、大事にならないうちに撤去をした方がよさそうです。 さて、誰がこの自販機を撤去すべきかですが、まずは設置者であることは当然であります。でも、設置者が撤去しなかった場合はですが、自販機に書かれたメーカーであるダイドーはどうなのでしょうか。 いまのところは無料で広告が貼られているようなものですし、そのままにしておきたいという意見でしょうね。わたしも災害さえなければ同意見です。災害さえなければ。 < 前のページ次のページ >
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vending machines and Japanese
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