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松本駅の自動販売機 第3章
松本駅の自動販売機 第3章_a0003909_6454514.jpg松本駅3番線で自動販売機を眺めていたのですが、ふと気づくとその裏側にも自動販売機がある。どのような商品があるかと思い確認しますと、こちら側と同じもの。それなら自動販売機を2台置く意味はないのではないかと思うのですが、これまでもここにはいずれかの社の自動販売機が置かれていたわけで、台数を減らさずに、管理主体と品目を統一しただけだということでしょう。そこでわたくし、はたと気づきました。

松本駅2・3番線のホームを端から端まで見て歩きます。そして、確認したのが飲料自動販売機8台とたばこの自動販売機1台でした。たばこの自動販売機はもちろんタスポ対応。そして、飲料自動販売機はいずれも同じ。「acure自販機」と書かれた白いものばかりでした。しかも、ほとんどが商品取り出し口あたりの機械の下部が手前に数センチほど出っ張ったタイプであります。新品です。

これは、㈱JR東日本ウォータービジネスがエキナカを中心に展開する acure(アキュア)ブランドの飲料自販機なのだそうで、飲料各種メーカーの売れ筋商品やオリジナル商品を販売しているのだそうです。

どうやら駅のホームに置かれていた各社の飲料自動販売機はすべてJRの関連会社のものに置き換えられました。関連会社だからグループにとっては多少売り上げが落ちてもかまわないのでしょうが、一つのホームに10台弱もある自動販売機で同じような商品が同じような自動販売機で同じように販売されているというのは異様で、販売量は確実に落ち込むに違いないのだな。
だいたいこういう売れ筋商品を並べた自動販売機というものは、多くの自動販売機を置くことができない場合に有効なのであって、それを並べるという発想はどこから出てくるのだろうか。消費者を考えない商売なんだな。
by epole | 2009-03-19 06:46 | 自販機による販売戦略


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