「会社観光」の自動販売機 その4
丸の内・三菱電機ビル前の屋台で「アリババ弁当」を買った僕は、皇居前広場へと向かった。ベンチを探してそこで食べよう、という心づもりである。恵比寿などで仕事をしていると、その辺の所々にジュースの自販機があるものだが、このあたりでは見当たらない。皇居前広場まで行けば、飲みものを売る店くらいはあるだろう。
楠公の銅像前の売店でウーロン茶を買い、ベンチを探した。

私が読んでいるこの本は「会社観光 47 噂の「アリババ弁当」を楠公像の前で食らう」(泉麻人著1995.9)

アリババ弁当でジュースも売ったらいいのに。
さて、私の頭の中にある恵比寿は再開発が進んで、そこには自動販売機がなかなか見当たらないのだが、当時は所々にあったのだろう。再開発によって町全体の調和と美観が図られると、どうしても自動販売機は表に出ることが少なくなる。

この随筆には「39 自由の女神を見下ろすNY住銀マンのオフィス」として、ワールドトレードセンター96階にあった住友銀行のオフィスが登場している。
決して忘れることのないあの日、ワールドトレードセンターは崩れ落ち廃墟と化した。そのことが夢の中のように、そこに日常のオフィスの風景がそこに語られていた。
[PR]
by epole | 2008-09-30 06:57 | 小説にみる自販機


<< 須坂駅のニュースくん 「会社観光」の自動販売機 その3 >>