長野県内ではたまに見かけるのです。自動販売機と同じ大きさの大きな箱。後ろから見ると自動販売機そのものですが、前から見てもディスプレイやらがない。完全な「箱」なのです。これが自動販売機の脇にどんと置いてあることがある。
置いているのはコカ・コーラで、他社の類似のものは見たことがありません。
長野県のように、自動販売機の管理会社がカバーする区域が広くなりますと、拠点から飲料を満載して出発したとしても、途中でものが不足してしまう場合がある。そんなとき、ルート上に一定の在庫が確保してあれば対応ができます。ここはあくまでの万一の場合に備えるだけだからそれほど大きな倉庫は必要ない。せいぜい自動販売機一台分くらいの売れ筋商品があればよいのであります。
そんなことで、自動販売機大の倉庫が置かれるようになったのでありましょう。地主にすればコカ・コーラから多少の地代は取れるし電気代はかからない。コカ・コーラとしては上記のメリットのほか、この場所に他社の自動販売機が置かれることを防ぐ意味もあるでしょう。
このプチ倉庫の中を見たいみたいと思っていたのですが、ようやく出くわした安曇野の夕暮れ。