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「確定ボタン」つきテンキー飲料自動販売機
「確定ボタン」つきテンキー飲料自動販売機_a0003909_11495684.jpg総務省統計局の行う統計に『全国消費実態調査』というものがあります。これは、世帯を対象として、家計の収入・支出及び貯蓄・負債、耐久消費財、住宅・宅地などの家計資産を5年ごとに総合的に調査したもので、昭和34年から開始されているものなのであります。

統計調査の多くはHPで提供されていることから、過去の調査結果を検索してみたところですが、平成16年度と11年度の調査表については、それぞれ10のエクセルファイルで提供されていますが、それ以前のものについては載っていません。平成6年以前のデータについては統計局、都道府県、国会図書館、または都道府県立図書館に行って調査報告書を調べるかなさそうなのであります。

これは統計データの公表としては、まことに不自由なことなのだなぁ。でも、現在はネット社会だからそう思うのであって、12年前にはHPによるデータ提供など思いもよらなかったのかもしれません。

「確定ボタン」つきテンキー飲料自動販売機_a0003909_11502485.jpgさて、長野県立図書館は長野市若里にあります。土日は午後5時までしか開いていないのは平日に仕事を持つ者としてはやや不便。でも、休日にあいているのはありがたい。窓口の対応はすこぶる良く、必要な資料について相談すると、的確な助言が得られ、閉架資料についても多くの中から選び出してくれるのでありました。ありがとう。

1枚10円で必要な資料の複写を終え、帰りかけの中二階の自動販売機コーナーにあったのはテンキーで2ケタの番号を入力するタイプの乳飲料系自動販売機。
この自動販売機には40を超える商品があるため、番号を押し間違えたら大変だろうとおもったところですが、この自動販売機では商品確定前にワンクッションあって、お金を入れて商品番号を入力した後、『購入』ボタンにより商品を確定するようになっています。なるほどこれならば番号を押し間違えても『訂正』ボタンで番号を修正できる。人にやさしいというか、当り前の対応が機械にもできるようになったのだなと感心したのであります。

そんなわけで、とりあえず38番の『牧場発バナナオレ』を選択し、写真を撮り終えてから23番の『牧場発黒ごま』に変更しようとカメラを用意していると、あれあれ購入ボタンを押さないのに自動販売機のなかのゴンドラがバナナ目指して動き始めました。
どうやら一定時間を経過すると、機械が待ちきれなくなって、さきの番号の商品をとりにいくらしい。思ったより融通のきかない機械なのであります。

ところで、昭和34年の全国消費実態調査報告は県立長野図書館目録になかったのです。国会図書館にお願いするかなぁ。
by epole | 2007-09-09 11:51 | これからの自販機


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