トットちゃんとキャラメルの自動販売機
トットちゃんの出会ったのは、家に帰る駅の一つ手前の「大岡山」の駅の階段下にあるキャラメルの(自動)販売機。

で、トットちゃんの観察によると
「お金を入れると、キャラメルが出てくる機械」
「機械の上のほうには、おいしそうな、キャラメルの絵が書いてある。」
「キャラメルは、小さい箱が五銭で、長い箱のが、十銭」
「でも、その機械の中には、もう、ずーっと前から、キャラメルは入っていなかった。」
「だから、どんなにお金を入れても、叩いても、何も出てこない。」

でも、トットちゃんはみんなよりしつこくて、
「もしかすると一箱くらい、残っているのがでてくるんじゃないか?」「どっかにひっかかっているかも知れない!」
そう思って、毎日、わざわざ電車を途中下車しては、五銭と十銭をいれて試してみる。でも、いつもお金だけがチャリン!と音を立てて戻るのだ。

このキャラメルの自動販売機は五銭と十銭の2種の価格を判別し、それぞれの商品を排出する。自動販売機本体には「おいしそうな」キャラメルの絵!どのような絵なのだろうか。
なかに商品がない場合、お金が戻ってくるという機構は消費者にとって安心なのだな。
でも、戦争中で、自動販売機に新たなキャラメルは補充されない。
[PR]
by epole | 2007-06-28 06:25 | 小説にみる自販機


<< 公民館に設置された募金箱型自動販売機 渋谷の電光掲示板付き自動販売機 >>