芥川賞受賞作と自動販売機の中間まとめ
1935年(昭和10年)に創設された芥川賞。その第1回(1935年上半期)受賞作(石川達三「蒼氓」)から第126回(2001年下半期)受賞作(長嶋有 「猛スピードで母は」)までを猛スピードで読んでみました。

芥川賞は、その状況により受賞者が複数いたり、受賞者がいなかったりします。特に1980年代はその20回のうち受賞者なしが9回を数えます。しかしながら、意外と複数受賞も多く、全体としてはこの間に130作品が受賞しています。

それらの作品で自動販売機が出現したのは次の7作品。(全体の5.4%)

長谷 健 著 『あさくさの子供 星子の章』 (第9回)
畑山博 著 『いつか汽笛を鳴らして』 (第67回)
高橋揆一郎 著 『伸予』(第79回)
青野聰 著 『愚者の夜』(第81回)
笙野頼子 著 『タイムスリップ・コンビナート』(第111回)
柳美里 著 『家族シネマ』(第116回)
町田康 著 『きれぎれ』(第123回)

自動販売機が芥川賞受賞作で最初に登場したのは昭和14年。浅草のデパートの建物の上階にあるキャラメルの自動販売機でした。その後自動販売機は30年以上の間登場せず、久々に登場したのは昭和47年の切符の自動販売機。
初めて飲料自動販売機が登場したのは昭和53年で、たばこの自動販売機の登場は平成12年になってからであります。
これからそれぞれの自動販売機の普及と比較をしてゆきますが、それと文学作品への登場とが乖離がありそうなのが愉快。

芥川賞受賞作品を読んできての簡単な感想。
昭和初期の作品はとてもすばらしい。また、芥川賞受賞作よりも、候補作のほうが面白いということがわたくしには多かったのだな。
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by epole | 2007-05-27 07:47 | 小説にみる自販機


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