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寄り添う自動販売機
寄り添う自動販売機_a0003909_6122032.jpg上田市内の薬局前で寄り添う自動販売機。

3台の自動販売機は隣地(空き地)に背を向けて並んでおり、もう一台の自動販売機はそれらに寄り添うように歩道に背を向けて置かれています。

歩道に背を向けて自動販売機が置かれる理由は?なかよし?

1 この自動販売機は歩行者をターゲットとしていないこと。現場は上田市から別所温泉に通じる道路沿いの郊外で、車どおりが多い一方、歩道があっても人通りはあまりない。歩行者よりも、まず自動車から見やすい場所に置くことが先決であった。

2 歩道と車道の間には高さ10センチほどのコンクリートの仕切りがある。沿線の商店や民家との出入り口に必要十分な程度の隙間が設けられ、車両はこの隙間部分のみ通行が可能となっている。この仕切りは車両にとっては一種の『壁』であり、自動販売機はこの『壁』に背を向けて設置された。

自転車で走っていると、この『壁』が邪魔で、ときどき車にはねられそうになるのだけれど、道路を設計する人は自転車で走ることなどほとんどなくて、その怖さを知らないのだろう。そうでなければ歩道と車道をこんなもので仕切ったりしないはずである。

よりそう自動販売機。夜中に自動販売機を利用すると、横の自動販売機が話しかけてきそうな気がする。
by epole | 2007-03-05 06:12 | 自販機の空間


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