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茨城県龍ヶ崎市の災害対応型自販機
7月24日付け東京新聞によりますと、 茨城県龍ケ崎市は、災害時に避難所となる公民館など小中学校を除く全避難所(公共施設18カ所)に、災害情報と機内にある飲料水を無料提供する「災害対応型自販機」を設置したと伝えています。

新潟中越地震の際、体育館に設置された同型自動販売機が災害情報や飲料水の無料提供で避難所運営に大きな効果を上げたことに着目したもので、避難所への設置は茨城県内初なのだそうです。
通常は自販機の上部に設置された文字掲示板で一般ニュースやゴミ収集日の変更や防犯、防火デーの呼びかけ、各種催し物のお知らせなどの行政、地域情報を提供するそうで、災害時は各施設常備の非常用発電機を活用して停電時にもバックアップされ、遠隔制御システムで無料提供モードに切り替えられたりするとのこと。

さて、災害対応型自販機は、一台が避難所に設置されただけでも相当有益な効果があるのですが、それが面的に整備されればその効果は一層向上します。今回の龍ヶ崎市の18箇所への設置により同市の防災体制の強化に大きく寄与するものと考えます。

ところで、記事は小中学校を除く全避難所18カ所にこの自販機を設置したと伝えています。
龍ヶ崎市の避難場所は、12の小学校区に計42箇所が指定されています。そのうち小中学校は19箇所(小学校13、中学校6)なので、差し引きは23。少し計算が合わないのであります。
実は、避難場所として指定された高等学校が4、大学が1あります。これらを除くと18になるのですがどうなのでしょう。
よい記事なのだけれど、すこしだけ詰めが甘かったようです。

記事では設置業者名を伝えていませんが、電光掲示板付き災害対応型自販機を提供しているのは私の知る限りではコカ・コーラだけで、多分ここもそうだと思います。
非常用電源装置は通常自販機独自に付けられるのですが、龍ヶ崎市の場合は施設に依存するとのこと。それはめずらしいことだと思います。(でも、18箇所の例もあるから・・・)
by epole | 2006-07-27 06:19 | 災害対応自動販売機


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