第135回芥川龍之介賞は伊藤たかみさんの「八月の路上に捨てる」に決まったとのことです。
作品は、自動販売機の清涼飲料水配送のアルバイトをしている29歳の男が主人公で、「夏の一日、年上の女性運転手と仕事をしながら交わす会話に重ねて、彼の結婚生活の破たんがつづられる。青春の終わりが繊細な文章で描かれている。」とのことです。
都市部では6月1日からの改正道交法による違法駐車取締りにより、民間の駐車監視員と警察官が、車の駐車違反を確認した段階で違反シール(標章)を張るといった形での違法駐車取締りが開始しており、必要なサービスを提供しようとする郵便局以外の業者が影響を受けています。
自動販売機の管理業者も同様の影響を被っており、長野、松本の取り締まり区域内では、自動販売機への商品補充等が、複数名により実施されているのを目撃します。
この場合、運転者は正規職員であり、主体的に業務を行うのでしょうが、同乗者は補助的役割と駐車禁止逃れが主目的であり、アルバイトさんにお願いすることが多くなりそうです。
そのへん、実にタイムリーな作品なのであります。
でも、実際はまだ読んでいないから、文芸春秋がでたら、早速買って読んでみましょう。