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成人向け自販機の年齢識別装置
成人向け自販機の年齢識別装置_a0003909_73269.jpg何度も述べているところですが、長野県には青少年保護育成条例というものがありません。
殆どの都道府県では図書類を扱う自販機の設置にあたって事前届出を義務付けたり、有害図書を自販機で扱うことを禁止していたりするので、飯島町田切の自販機群のような話は、前世紀の話を聞くような感じなのではなかろうかと思いますがどうでしょうか。

飯島町田切の9台の成人向け自動販売機を見てみると、自販機業者の名前が表示されているのは9台中2台のみで、残りは誰が管理しているのか不明でした。また、表示がされている2台についても会社の名称と電話番号が表示されているだけで、会社の所在地は表示されていません。電話番号から、どうやら群馬県伊勢崎市と長野県松本市の業者のようなのだが、無責任なものであります。

ところが、9台中1台には年齢識別装置がついていました。「免許証年齢認識機」というものなのであります。
さてさて、自販機間では商品内容にあまり違いがないので、9台中の1台についていてもあまり意味がないような気がするのだけれど。第一、誰が設置しているかわからない自動販売機で成人向けのあやしい商品を買うときに、わざわざ自分の素性を明かすようなことをする成人がいるわけがないと思うのですが。
しかしながらよく考えると、条例による規制がない中で、年齢識別装置を業者がつけていることは評価してもよいかもしれません。これが最初の1台で、やがてすべての成人向け自販機に取り付けられるのかもしれないし。

もっと直接的に青少年に害を与えるたばこの自販機ではまだ年齢識別装置が取り付けられていない。たばこ業者と比べると、この成人向け自販機設置業者の方がずっと良心的なのかもしれません。
by epole | 2006-02-17 07:32 | 成人向け自販機の黄昏


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