「ウタキ夜話」の自販機
時計を見るとまだ十一時だった。部屋には冷蔵庫もないので、仕方なく自販機まで飲み物を買いに降りた。なぜ夢ばかり見るんだ。これじゃおちおち寝てもいられない。ポカリスエットを取り出し、暗い自販機コーナーのベンチでごくごくと飲む。

私が読んでいるこの本は、
『ウタキ夜話』(田口ランディ著 「昨晩お会いしましょう」収録 2001年10月31日第1刷発行)

この短編の冒頭でのサワノ君がフロント脇の業務用冷蔵庫から勝手にオリオンの缶ビールを取り出す描写、階段の踊り場のベンチに座ってオリオンビールを飲む描写があり、この民宿には自動販売機がないのではないかと思われたのだが。大塚の自動販売機がこの民宿には置かれていたようだ。

昨年は那覇と渡名喜島あわせて沖縄には一週間ほど滞在したが、毎日オリオンビールを飲んでいたような気がしている。今日、長野高校近くのスーパーマツヤで、アサヒ飲料が最近本土で販売開始したオリオンビールを買ったのも、この本を読み直したのも、何かの因縁なのかもしれない。
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by epole | 2010-05-30 00:31 | 小説にみる自販機


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