自転車にまたがったまま自販機と立ち向かうおとうさんと、うしろに乗った子供の間には、バランスを取り合う中で一体感を感じます。
そもそも自転車というのは走行しているから2点でバランスがとれるのであって、停止状態で作業を行う場合は後ろに乗った存在の協力が非常に重要になるのであります。
子供はおとうさんの自転車のうしろにまたがりながら、おとうさんのお手伝いをする満足感を感じているのではありますまいか。
自販機のつり銭は、自転車にまたがった状態では、やはり取り出しにくそうです。つり銭受け口の中が覗けないので、手探りをするしかありません。
どうか取りわすれがありませんように。