「旅人の心得」の自動券売機
電車がホームに入って来るのに、キヨスクが混んでいてなかなか雑誌が買えない。自分の前のおじさんがノロノロと財布からお金を出している。(ああ、もっと急いでよ。お金くらい用意しておけよ)私は内心、地団駄を踏んでイライラする。駅の券売所で、おばあさんが自動券売機の使い方がわからずにオタオタしている。後ろには長蛇の列。焦っているのでますますおばあさんは切符を買えない。(まったくもう、ちゃんと行き先の金額を確かめてから買ってよ。)私はまたしてもイライラする。

私が読んでいるこの本は、
『旅人の心得』(田口ランディ著  平成15年6月5日初版発行)

そういえば、駅のホームにたくさんある飲料自動販売機は、それほど購入する人を見かけないのになぜこれほどたくさんおかなければならないのかと思っていたのですが、電車の待ち合いの短時間に、自動販売機での購入に時間がかかる人がいたとしても、自動販売機の台数を増やし、他の自動販売機での対応により短時間に大量のお客をさばく意味合いもあるのでしょう。

短時間に欲望を満たそうとする需要に応えるには、機械的に窓口を増やし素早く対応することが効果的ですが、リピーターを増やすような印象づけがないのだなぁ。
特に、効率を追求し、すべての場所での購入窓口、自動販売機が画一化することにより、商店の魅力は急速に薄らいでいく。
[PR]
by epole | 2010-05-20 21:31 | 小説にみる自販機


<< 自動交付機と高額紙幣 豊科温泉湯多里山の神の自動販売機 >>