「モザイク」の自動販売機
公園の砂場で遊んでいた。暖かないいお天気の日だった。母は「ジュースを買ってくるから」と言い、道路の向こう側にある自動販売機を指さした。私は頷いて、また砂遊びに夢中になった。母が砂の中に私の好きなガラスのビー玉を埋めたのだ。それを掘り出して色ごとに集めることに夢中になっていた。次に顔を上げたときには母の姿が消えていた。

私が読んでいるこの本は、
『モザイク』(田口ランディ著  2001年4月30日第1刷発行)

「私」に残る母の記憶には、大きく自動販売機が映り込んでいる。
4歳の子供と母との間に、自動販売機は当然なものとして入り込むことができるのだろうか。

先日から意識して公園と自動販売機の位置関係を注視しているのだが、意外と公園内には自動販売機が設置されていないことに気づく。
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by epole | 2010-05-16 20:56 | 小説にみる自販機


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