「かたちだけの愛」の自動販売機
浴衣を着て、髪をさっと乾かすと、まだ止まらない汗を拭いながら廊下に出て、自動販売機に向かった。水でも飲もうかと思っていたが、ディスプレイの小脇にオロナミンCを見つけて、それも一緒に買うことにした。

私が読んでいるこの文章は「かたちだけの愛(187)」(平野啓一郎著。読売新聞連載中)

つい2週間ほど前、「自動販売機」は手っ取り早いものの例としてこの連載小説に登場したのですが、今回は実体として登場したのでありました。
以前は番台の近くに牛乳をいれたガラス保冷機なんかが置かれ、番台にお金を持っていって牛乳などを買ったものですが、いまや銭湯などには飲料の自動販売機が必須なのでしょうか。いまやどの銭湯にも店先に、脱衣場に、飲料の自動販売機が置かれています。

ところで、主人公が自動販売機で買ったのは水か、オロナミンCか、それとも両方か。水だったらペットボトル入りなのだろうなぁ。どちらを先に飲んだのだろうか。そのへんは、次の号を読めば解明されるのだろう。
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by epole | 2010-03-17 22:37 | 小説にみる自販機


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