ブランドの授業の自動販売機 2
『自動販売機でも切符は買えますが、多くの人は、人間が応対してくれる窓口の列に並びます。』

残念なことにおそらくこの筆者は、JRのみどりの窓口をしっかりと観察した経験がないに違いありません。

みどりの窓口における有人販売と自動券売機では、明らかに対象とするターゲット(顧客)が異なるのでありまして、自動券売機では比較的単純な短距離切符を主として販売するのに対して、みどりの窓口では比較的複雑で乗り換えを要するような遠距離切符、定期券を主として販売します。
なぜ利用者がみどりの窓口を選択するかといえば、切符販売のための操作が機械ではたいへん複雑だからでありまして、たとい券売機でその機能を有しているものがあっても、それを使いこなせる人は少数のようです。
また、たとえば200円くらいの近距離切符をわざわざみどりの窓口で買い求める姿を私は見たことがありません。

まんいち同じ機能を備えた券売機が空いているにも関わらず有人窓口に人が並ぶとすれば、多くの場合それは単純に、購入作業が複雑なためで、機械ではうまく購入するだけの自信がないためなのではないか!
そして、券売機が単純な発券作業を機械的に次々とこなすのに対し、窓口ではお客様一人ひとりに時間をかけて複雑な発券作業を行う。この場合、機械に比べ利用者が格段に少ないみどりの窓口に列ができることは、当然の話なのであります。
(機械で乗車券などを購入する場合、間違えて券を買えば、それは購入者の責任なので、ホイホイ発券しますが、窓口で購入する場合はJRの責任となるため、発券する側も時間をかけて慎重にならざるをえません。)

折も折、2月17日の朝のNHKラジオでは、JR佐久平駅で、大宮までの特急券と、目的地である新宿までの乗車券を自販機で求めようとしたゲストが、質問を許さない無礼な態度で自販機に扱われ・・・私が自販機の癖に合わせるのかと・・・プライドを大変傷つけられ、結局購入に失敗したという話をしていました。
(時の話題 『人と技術の微妙な関係』  ゲストは科学ジャーナリストの小出五郎さん)

こんなの、みどりの窓口だったらお茶の子さいさいでさっさと発券しているのだがなぁ。
いったいぜんたい小出さんが使えないような自動販売機を、どこのだれが使うというのか。。。
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by epole | 2010-02-20 00:17 | 小説にみる自販機


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